リンカーン 秘密の書のレビュー・感想・評価
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さすが奇才ティムバートン
正直、その設定のムチャクチャぶりからあまり期待はしていなかっただけに良い意味で裏切られましたww
多分この映画がお気に召さない方々はこの設定の無茶ぶりから「くだらない」の一言で片してしまうのだろう。
とりあえず「ありえない」とかそういう常識は脇に置いて
その映像美と世界観にどっぷりハマってみると良いと思う
冒頭の馬の大群のシーンやラストの列車のアクションももちろん好きですが、ボスの姿がイラストから実写に変わるとか
エンドロールの血が合衆国になったり、最後リンカーンが去って行くシーンからヘリが着陸してきて現代に移ったりといった描写はただただ感心するばかり。質のよいだまし絵を見ているようで面白いですよ(^ ^)‥ということで鑑賞の際は歴史観とか常識はとりあえず忘れて、純粋にエンターテイメントを楽しむつもりでハマってみればきっと楽しめると思いますよ
あり得ない裏歴史、面白い。
リンカーンは実はバンパイアハンターだった。
このプロット実に面白い。
あの有名なリンカーンがバンパイアをばったばったと倒してゆく。
しかも、武器は斧。
南北戦争も、バンパイアの侵略を防ぐ戦い。
これだけ歴史を捻じ曲げて想像解釈すると
見る側も入ってしまいますね。
奇才、ティム・バートンの作りこみも良い。
特に、馬の群れの戦い。
なんせ、歴史が歴史だけに、スピード感ある
映像にはうってつけのシチュエーション。
脚本が全ての作品化と思ったけど
映像や、音楽、俳優もなかなかグッド。
ただし、最大の敵であるアダムの死に様はあっけなさすぎ。
手下のバンパイアの方が強いのでは?
また、ひっかかる点がもう一つ。
そもそも吸血鬼って銀で倒せたっけ?
あれは狼男ではなかったの?
やっぱり、十字架、聖水、白杭でないといけません。
でもばったばったと倒すにはそうしないと
倒せませんからね。
まあ、ストーリーが面白かったので良しとする。
とにかくこの作品、真面目に観たらいけないけど
この世界にはまってアクションを楽しむ作品です。
命ある限りぶった切ろうとしてくる作品
CMやBDのジャケット、あらすじなどを見るに単なるイロモノ馬鹿映画かと思っていたのですが、そうではありませんでした。
確かにイロモノで馬鹿げた設定のように見えるのです。ただ、そこに復讐・人種あるいは種族を超えた友情といった王道少年漫画的ストーリーやこだわり抜いたアクションを上手く肉付けし、実在の人物像や時代背景と巧みに噛み合わせて見せる。
そうした化学反応から生まれたとても熱気のある作品に、がっちり心臓を掴まれてしまいました。
BDの映像特典であるメイキングから伝わってくる、スタッフ・キャストの映画馬鹿ぶりには、いとおしさすら感じます。
ただ、造り手の情熱をぶつけ過ぎたあまり、観客(の中でものめり込みづらかった人々)を置いてきぼりにしてしまった部分もあるかもしれません。
ので、その部分は少しばかりマイナス評価でしょうか。
永遠とは
とにかくアクションがかっこいい! 美しい手さばきで斧を振り回すエイブラハムの姿が好きです。ストーリー展開は駆け足ですが、私はこういったスピード感のある映画が好きなのでとても楽しめました。駆け足ながらに修行シーンをちゃんと描いているのもよかった!
斧という武器、夜な夜なヴァンパイアを狩るエイブの姿、そんなエイブの周囲に集う仲間達、ヘンリーがエイブに手渡した銀時計など、ツボな設定やシーンがたくさんありました。大切な人を奪われた悲しみや憎しみを力に変える、友のピンチに駆けつけるなど、全体を通して感じられる友情・努力・勝利のような少年誌っぽさがとても好きです。クライマックスの列車上でのバトルは最高にアツい!
また、エイブラハムのストイックな純粋さが光っていました。そのまっすぐさ故かエイブは少々頑固になりがちで、忠告を重ねるヘンリーともめる場面も多々ありましたが、最後はきちんと和解し「人間」と「ヴァンパイア」として絆を結ぶのがすばらしいです。種をこえた友情によって、復讐という修羅の道も未来を切り開く力に変わるということが感じられて本当によかった。
エイブがヘンリーに向けた「ヴァンパイアだけが永遠じゃない」という言葉は、夜明けの空のような希望とせつなさで満ちていると感じました。血が熱くなる、いい映画だと思います。
B級のテーマから生まれた奇跡の作品
「リンカーン大統領の吸血鬼退治」と聞いて、「またどっかの名作便乗ホラー映画か」と思った貴方は正常である。一度でもビデオショップに行ったことがあるなら目にしたことがあるだろう数々の便乗作品たちーー低予算で急遽作られたいろいろと荒い点が目立つ愉快でバカバカしい作品たちのことだ。
この「リンカーン/秘密の書」もその一つだろうか?
答えはNOであり、ややYESだ。
脚本家が自著のプロモーションで書店巡りをしていた際に、リンカーン生誕200年で出されたリンカーン関連書籍とその横に陳列されていた当時ブームのヴァンパイア関連書籍から着想を得たこの作品は、2つのブームの便乗作品といえるだろう。「史実の人物」と「吸血鬼」。このテーマからして極めてB級だ。「みんなのヒーロー、人民の父、大統領エイブラハム・リンカーンが、若き日は夜な夜な斧をぶんぶん振り回して吸血鬼退治!」なんてB級ホラーか学生の自作小説かTRPGのキャラクタ設定だろう。どう頑張っても大作映画のテーマではないし、ビデオショップで見かけたら戯れに借りて寝る前にビールでも飲みながら見る(そして途中で寝る)作品であり、一部の好事家向けの一作だろう。
だがこの製作陣は違った。シリアスに、真面目に、誠実にこのバカみたいな話の映画をよってたかって作り上げた。創造的なコンテとアクションをする監督や、美麗な画作りをする撮影監督、印象的かつ精巧な特殊メイク、画面に映らないところまで役作りをする役者、史実と創作を繊細に織り込む脚本などなど。これらのプロが惜しげも無く注力した結果、本作品は独特の緊張感を生むことに成功している。ヴァンパイアとの戦いのシーンでは手に汗握り、恋物語のシーンでは微笑ましく、辛く悲しいシーンでは胸が締め付けられ息を飲む。B級映画の「食らえ!これがB級映画だ!」という姿勢とはまた違った「食らえ!これがB級のテーマの"映画"だ!」という志が感じられる非常に挑戦的な作品だ。
本作は、非常に見た人の感想が別れる作品であることも確かだ。ホラーを求めている人にはホラー分は薄く(ホラーの作法であるタメが短かいなど)、アクションを求めている人にはティムールアクションが合うか合わないか(ハイスピードカットや画面の作りでややアクションが把握しづらい)があるし、映画の長さに編集する過程でシナリオがやや駆け足になってしまっている。そのため娯楽映画としてのスカッとした視聴後の感覚も得づらいかもしれない。
しかし、エイブラハム・リンカーンという人間の苦悩と成長と思いが、吸血鬼という存在を追加して再編成され、史実とはひと味違った輝きをもって魅せることに成功しているし、人という儚い命と吸血鬼という永遠の命の存在の絆のあり方にも特筆すべき解答を出している。
馬鹿げたテーマの作品ではあるが、B級化け物退治映画の歴史と、人と人外の絆を描いた作品の歴史にその斧で一撃を食らわせた意欲作としてこの作品を是非見て頂きたいと強く願うおすすめの作品だ。
余談ではあるが、あまりに意欲作過ぎて各所からズタズタに批評されたことにより傷心状態の脚本家の音声解説が特典として収録されている。傷心のあまりテンションが低過ぎて笑えない自虐ギャグを発したり、気に入ってる部分になるととたんにテンションが上がって脱線したりするので、本編とはまた違った暖かい気持ちになるのでこちらもおすすめだ。
似てるって大切
始めのほうはそんな面白くないです。
TSUTAYAに何万本あるかわからないヴァンパイア退治の映画を真似してやってるようなもんで、しんどくなってきます。
木を叩き切るシーンと馬の大群のシーンなんか笑ってしまいました。リンカーンって生身の人間だよね?
俳優の顔も似てないし、ずっとこんなん見せられんのかぁってげんなりしてたら、急に年月が過ぎてました。
そして大統領編がスタートしたら、ここからが本編です。
予告編に顔出てるか見てないので知りませんでしたが、顔の似てること似てること。某スピルバーグの某ルイスに匹敵するぐらい似てました。こっから物語に入り込めます。
スタイリッシュなアクションと漂う哀愁とのギャップがよかったのか、一気に主人公の魅力が増しました。
たまにはこういう偉人イジリも面白いですね。
カウボーイ&エイリアンも主役ワイアット・アープとかにしたらちょっとはマシになったかもね。
クライマックスが一番派手だったのも良かったですね。アクションに気を抜いていない感じ。
ていうかなにかにつけて偉人伝とかやりたがる日本のドラマに言いたい。やるんならやるでもっと顔を似せろ。
こんなアホみたいなアクション映画でもこだわってるというのに…
前半の若い頃のリンカーンがジョナサン・ジョースター。
最近ジョジョの奇妙な冒険観たからだろうけれども、ヴァンパイアと戦ってるし、イメージかぶってしょうがなかった。でも予想したほどトンデモ映画じゃなかった。
上手く組み合わせたな…
歴史的なリンカーンの物語を追いながらバンパイアハンターというファンタジーの要素と結び付けていく…その手法?アイディアは見事だとは思います。ただ、バンパイアハンターの物語という観点からは良い映画だとは思うのですが、リンカーンとつなげることに関してはすこし疑問を持ちました。一国の大統領をそんな役柄にしていいのか?とか感じました。映像はとてもよかったです♪
新しい永遠の形
歴史改変ものコメディ映画なのかな?と思って観てみたら
テーマに非常に真面目に立ち向かって作ってあって好感が持てました。
ちょっと詰め込みすぎたかも?という感じもしますが全体にスピード感があって
タイミングに凝った斧アクションはカッコイイし、
馬の大群(笑)に揉まれながらの格闘は
これを真面目にやるんだ!?すごいな~!!という感じで
すごく面白かった。
場面ごとによくキメが入るので少年漫画らしいノリで楽しめました。
一番印象深かったのはラストシーンで
ヴァンパイアのキャラクターにつきものの「永遠を背負ってしまった孤独」に
寄り添える「別の永遠」として、
政治家リンカーンが作った現在に続く社会の形やリンカーン伝説そのものを持ってきて
描いていたところが非常に新鮮でびっくり。
最初どうして数ある歴史人物のなかでも
リンカーンを主人公に?と思いながら観たけれど
見終わったあとは、なるほど…彼でなければダメだったんだな、と感動。
人間とヴァンパイアの関係を描いた作品には、悲しい死別の展開や、
一緒に永遠を生きる展開などたくさんバリエーションがありますが
この映画の
「たとえ別れてもリンカーンの存在はアメリカの国の形としてずっとそばにある」
という世界観が本当によかった。すごく好きな映画です。
映像はわりといいけど
元アメリカ大統領・リンカーンは実はヴァンパイヤハンターだった、という発想がアホらしい。
リンカーンがどうやって大統領になったかはどうでもよく、ただひたすら吸血鬼軍団との戦いを描いている。
とは言ってもアクション連発というわけではなく、地味な場面も多い。後半は中途半端に史実を入れたりして、ストーリー的にも間延びしてる。
ティムバートンが製作、お金はかかってる印象だけど、ぶっちゃけくだらない映画。
すでに他作の宣伝って…。
これもかなりの間しつこく(スイマセン)劇場予告で宣伝されてた、
リンカーンが、もしもヴァンパイアハンターだったら…?という
ドリフ大爆笑のネタながら^^;その思いつきには賛辞を贈りたい。
あの奴隷解放も、実はヴァンパイアに人身売買されている奴隷の
解放だったのだ…!なんて、どこまで飛ばすのかと思ったけれど
結局最後までブンブン斧を振り回す物語だった(モチ誉めてます)
実際にリンカーンは斧の名手(こういう言い方でいいのか)という
説があるから、これも強ち嘘じゃないのよね。
いちいちこじつければ色んな武器や怪獣も出せそうだけど、まぁ
そこまでいくとリンカーンである必要性が皆無になってしまうので、
もうこのへんで。っていうことなんでしょうけど…^^;
ものすごく面白かったか?と言われると、実はけっこうウトウト
したシーンもあって、見所は何といっても彼がヴァンパイアを倒す
ところだ!なんて初めは思って観てるんだけど、それが延々続くと
段々飽きてくるんだわ(スイマセン)。そもそも彼の仲間が初めから
人間じゃないし^^;そういう混在率を冒頭から頭に馴染ませないと、
かのエイブラハムが!!なんていう志もススーっと流れ出てしまう。
アクションシーンはけっこうな迫力なんだけど、どこにも現実性が
見当たらないため、まぁこういう感じになるよね~なんて冷めた目
(ホント申し訳ない)で観ながらも、いよいよ彼が政治家を目指して、
あの演説までの道のりに至ると、またそれなりに面白かったりする。
まぁハッキリいうと、どっちつかずの話ってことかしら^^;
主役のB・ウォーカー、あまりお目にかかったことがないので…
どちらかというとバケモノ(あ、スイマセン)役の人々の方がステキ。
D・クーパー、R・シーウェル、皆さん観応えある顔しているわぁ(爆)
つまり邦題が削ってしまった「ヴァンパイア・ハンター」の部分が
今作では要になっている気がしますねぇ。リンカーンじゃないのよ^^;
彼のきちんとした歴史活躍を観たい人は、もう少し待てば大丈夫。
とりあえずコレはコレ。という観方でいいのかな。
(すでに冒頭でスピルバーグのも観てね。ってアレもすごい度胸だわ)
『血塗られた歴史』ってヤツです
確か『ファイトクラブ』のサイコな男前タイラー・ダーデンが、
「歴史上の偉人と闘うなら誰がいい?」という質問に「リンカーン」と答えていた。
実際の話、若い頃のリンカーン大統領はかなり喧嘩が強かったとかいう噂。
そうでなくてもああいう体型の人は基本腕っぷしが強いという説も聞いた憶えがある。
そのリンカーン氏が実は吸血鬼ハンターだった!というトンデモ設定のアクション大作が、本作。
オカルト好きな自分としてはまず吸血鬼の設定が独特で面白い。
・日焼けクリームとサングラスで日光から身を防いでおり、弱点は銀のみ
・透明になって相手を攻撃できる
・カンフーが得意
といった点が、他の吸血鬼とはひと味違う所。
彼らは人間世界に紛れ込んで堂々と生活を送っており、
豊かな(=人間の血がたっぷり吸える)生活を得る為に合衆国を裏で操ろうと画策している。
で、吸血鬼ハンター兼大統領のリンカーン氏が立ち向かうというワケ。
(先住民や奴隷への迫害を全て吸血鬼のせいにした設定はヒジョーに気に入らないのだが、
エンタメ映画という括りなのでツッコまない事にする)
まず、流麗な格闘をスローでみせるアクションがかなりの迫力!
斧をバトンの如くグルグル回転させながら敵に一撃を叩き込む様がカッケー。
列車上で斧を2人で持ち替えながらの華麗な立ち回りは、さながら舞踏のようだ。
ひとつひとつのアクションシーンは短めだが、
随所に挟み込まれるのでボリューム不足はあまり感じなかった。
予想以上に史実をキチンと踏まえた展開も面白い。
若い頃の話だけかと思いきや、クライマックスはヒゲの立派な大統領になってからだもんね。
史実での暗殺直前、師匠のリクエストを断るシーンは、作り話とはいえ少し切ない。
ただ、馬の大群の中で闘うシーンは、場面展開のあまりの唐突さに笑ってしまった。
(馬もいきなり異常繁殖してるし)
あと、吸血鬼ハンターの組織がある事を匂わせていた割には
“同業者”が登場しないのも、物語としては寂しいよね。
各キャラ描写も薄めで、壮大な設定の割には世界観にあまり拡がりが無いように感じられた。
それとリンカーンが猛烈に強いのは修行の成果であって欲しかったなあ。
しかしベクマンベトフ監督、
ロシアで実績ある監督なのにこんなバリバリのアメリカ映画を撮るとは。
カザフ出身とはいえ……向こうの大統領さんは不機嫌になってないすよね?
<2012/11/9鑑賞>
アイデア倒れ
あのリンカーンが実はヴァンパイア・ハンターとしての顔を持っていた。この設定の面白さ以外なにもない。リンカーンの家族や周りに起こった史実をヴァンパイヤの仕業にしただけのストーリーは面白みに欠ける。
しかも、大して有りもしない見せ場を予告篇で見せてしまい、本篇で見つけられる「おかず」はほとんど何も残っていない。
話に驚きがないばかりか、3Dもまるで効果なし。終盤の機関車もHOゲージかと思うような軽さで、まるで重量感がない。
強いて好きなシーンを挙げるとしたら、メアリーがとある小っちゃな銀の剣を仕込んだ○で××するところぐらいだ。
ほんとにがっかりな駄作
とにかく全てが浅く、中途半端。
言葉一つ一つに重みが無い。
場面場面でえ?って思うところが幾つもあり、それを消すくらいのストーリー性も無い。
ここからは内容書いてます↓
斧で木を倒せるまでの時間が短すぎ。
何の特殊能力も無い生身の人間って設定してるならせめて力をつけるまでの経過に納得のいく設定が必要。
昼間は大統領…って広告なのに大統領になってヴァンパイア狩る時間が短すぎ。大半は大統領になるまでの勉強中じゃん。。
例えるなら、大雑把な思考の小学生が書いた小説みたい…
両隣に人が居なければ開始20分では席立ってたと思います。
最後まで見るのが苦痛でした。
がっかり
予告編をみてもう少し期待していた。
何もかもが中途半端な映画になっていた。
史実に沿った形でバンパイアを取り入れて映画にしていたが、
どこかに焦点を合わせた映画にすればまだ観れた。
単調で話が長く、何を見せたいのかわからない。
無理を通せば道理は引っ込む
流行のヴァンパイアもの、しかもその相手が最も有名な米国大統領だという、何とも無理なシナリオを強引に引っ張る。いかにもアメリカらしい。
内容はハリウッド映画としては標準。斧を振り回すアクションは中々面白いし、ヴァンパイアものとしての恐怖描写もほどほど。クライマックスのストーリーのひとひねりもバレバレだが及第点かな、と思う。
リンカーン=ヴァンパイアハンターというミスマッチこそがこの映画のキモだろうから、突っ込みを入れていたらキリが無い。
頭を空っぽにして観る、が正解。
ただ「ウォンテッド」の時も思ったけど、主人公リンカーンを演じるベンジャミン・ウォーカーは頼りなく見える。
他に誰かいなかったのか・・・エイドリアン・ブロディを使うよりは良かったと思って許すべきか。
結論としてはまぁまぁでした。
あえて劇場まで足を運ぶほどの映画では無い。3Dで余計お金を取られるならなおさら。DVDレンタルで十分でしょう。
ちなみに私が観に行った劇場は3Dで、しかも吹き替えでした。3Dって需要あるの?お金かかる上に観にくい。
しかも吹き替えでヒロインの声を相武紗季がやってたんだが、コレが明らかに大失敗。台詞を聞くたびにイライラした。
新しいアクション!!!
"昼は大統領 夜はハンター" … もうこの設定でいったいどんな映画なんだろうて興味津々! 期待してたホラー感は薄いが武器が斧だったりカーチェイスならぬ馬チェイスと次から次へと新しいアイデアで楽しませてくれます。 中盤位から何故リンカーンとヴァンパイアの戦いなのかが分かって来て後半の壮絶なバトルに展開と最初から最後まで大満足でした!!! 内容的に多少おかしいなぁって所も何ヵ所か有りましたが殆んど気にならない良作でした!!!
安定のベクマンベトフ
素材が『リンカーン』で題材が『ヴァンパイアホラー』で『実は16代大統領エイブラハム・リンカーンはかつて吸血鬼軍団と闇の死闘を繰り広げていたのだ!』て、ちょいと大胆解釈にも程がありますねw
そんな発想できちゃうんだ?という。
こういうのって近しい親族とか普通に居らっしゃるだろうに大丈夫なもんなんですかね?歴史上の人物っちゃ人物なんだろうけど。
だってこれ、日本なら『森繁 久彌はかつて吸血鬼狩りをしていた!』みたいなこと言ってる様なもんじゃないですか(違うか…)。
まそれは兎も角。ティムール・ベクマンベトフ!
ベクマンベトフの新作となれば期待せざるを得ない訳ですよ。「ナイトウォッチ」「デイウォッチ」「ウォンテッド」のドギツイ色調エグイ描写アクションを拝めるのならば!
そして期待通りというか。安定してるというか。
ティム・バートンが製作に回ってるから、そういった、少し『バートン的箱庭ダークファンタジー要素』も確かに入ってますけど、飽くまでこれはベクマンベトフ作品。
相変わらずアクションはエグく、相変わらず微グロが苦手な人には不向きな作風で、相変わらず乗り物は豪快に横転し、んで相変わらずの『世襲制』的物語。
つかね、次の世代に受け継がれる、みたいなストーリーが好きなんですかね?ベクマンベトフは。
斧で首チョンパをスッパスッパキメながら、語るは『次世代の若者に託す未来』みたいな。
真面目なのか不道徳なのか…そこもよく分からないのがベクマンベトフ作品の魅力でもあったりして。
あったりして。
ハラハラ!ドキドキでした!
久し振りにティム作品で、楽しめました。この作品で、面白かったのは、アィディアとスピ-ディでメリハリのあるシナリオです。まず、最初から出来の良いリンカ-ンでは無く、普通の少年が強い意志を持つ青年に成長していく過程を描いたのが良かった。<僕を幸せにして!>なんて、誠実な台詞だろう。<君を幸せにするよ。>なんて、偽善的だよね。皆、自分が幸せになりたくて、結婚するのだから。逆に、最初は颯爽に登場したヘンリ-が、どんどんダメ男になって行くラストの落ちは、面白かった。
3Dとスロ-モションを駆使したアクションは良かったです。特に燃え落ちる橋と列車のシ-ンは圧巻でした。馬上の決闘シ-ンは、リンカ-ンが超人すぎて、リアルさに欠けるので、もう少しレトロに抑えてほしかった。
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