プロメテウスのレビュー・感想・評価
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画はスゴイが難しい
まず始めに触れておかなければならないのは、本作「プロメテウス」は私のような海外生活もなく、聖書にも詳しくない者がフラッと行って、面白かったと言って映画館を後に出来るような映画ではなかったということだ。
そう感じたのには、本作にはキリスト教がかなり関わっているということと、人間の祖先は猿であるといういわゆる進化論の教育を受けてきた私には、神が全ての創造主だと言われてもいまいちピンとこないからだ。なにしろ本作では、進化論は完全否定されている。そして信心深い人だけが助かるというカタチになっている。だからと言って、決して面白くなかったわけではない。ある意味「エイリアン」の前日譚的な部分は良かったし、作り込んだ画はさすがにスゴいなと感じた。
エンジニアも人間もエイリアンも結局は神が創ったということなんだろう。
そしてそこに触れる者には天罰が下り、信じる者は救われるということなのか。やはりこれは日本人には馴染み難い作品かもしれませんね。
プロローグだけで完結してしまった感がある
遙か昔、太古の地球で後に探査チームが“エンジニア”と呼ぶことになる宇宙人が地上に降り立ち、なにやら黒い液体を飲んで濁流にのまれ自らのDNAを拡散させるプロローグは、色彩、音響、音楽ともに重厚感があり誘い込まれる。とてもオープニング・クレジットに目をやる気になどなれず映像に見入ってしまう。
人類の起源が遠い宇宙の知的生命体に関係があるという発想の作品で、その点はこのプロローグだけで描き切ったといってもいい。
「エイリアン」では未知の生命体に対する恐怖を、そして「ブレードランナー」では人類自ら製造したレプリカントに慄(おのの)く姿を描いてみせたリドリー・スコット監督。
本作のエリザベスをはじめとした探査チームは、未だ見ぬ惑星に対してはもちろん知的生命体を“エンジニア”と称して恐怖の対象とは考えていない。むしろ自分たち人類を創造してくれた母星であり父としての生命体として敬っている。
それだけに、真実が解かったとき、そうした考えが都合のいい甘いものであったことを思い知らされる。望むと望まざるにかかわらず、この広い宇宙で生命体が生きていくため、その種族を存続するため、そして進化していくために弱肉強食の争いが繰り広げられている。その事実が突きつけられる。
本作が「エイリアン」の前日譚といわれるように、フェイスハガー、チェストバスター、成体のインナーマウスといった特徴的な形態を垣間見せる。後にリプリーが遭遇するエイリアンは更に進化したもののようだ。
また、エイリアンを兵器化しようとした〈ウェイランド・ユタニ社〉の前身と思われる巨大企業が宇宙船プロメテウス号の所有者だ。
エイリアン誕生の秘密に迫る内容は興味が尽きないが、「エイリアン」で描いてみせた密室に於ける絶体絶命の恐怖感がこの作品からは得られない。
女性が自立し始めた時代に、男性の攻撃的な部分を象徴した悪の権化のようなエイリアンを独りでやっつけるということがセンセーショナルだった70年代と違い、強いヒロインが当たり前になってしまった現代では、同じプロットでヒロインを追い込んでも以前のような戦慄が走らないのも当然だ。
プロローグの壮大さに比べて本篇が淡々としていて惰性的に見えるのはそのためだ。要は物足りない。
体力的にはシガニー・ウィーバーのリプリーに比ぶべくもないノオミ・ラパスのエリザベスだが、その好奇心と生命力は頼もしく、寄生されたらエイリアン・クイーンになり得る怖さはある。
3Dについては、人により3Dの好き嫌いがあり、見え方にも個人差があるようだが、個人的に3Dはアトラクション的で好きなので、作者が3Dを望んだ以上、3Dで観ることを基本としている。
この「プロメテウス」もそうだが、最近の3D作品はだいぶ落ち着いた映像になってきて、妙に浮き出た違和感が少なくなってきた。未知の惑星LV-223の地表に並ぶピラミッドは視覚的に現実味がある。
キャッチコピーの嘘つき!
期待しすぎたので、がっかりしたと思いたい。元々が酷いということではなく。
エイリアンシリーズのリドリー・スコット監督の作品。この作品は、必ずしもエイリアンシリーズでは無いとされているようですが、果たして・・・?
“人類の起源”を探る試みが、この物語のベースになっています。でもねぇ、その科学プロジェクトが国家のプロジェクトではなくて、民間企業のプロジェクトという所が物語の伏線になっています。まぁ、国家プロジェクトでも似たようなプロットは可能だと思いますけどね。これまでも、表の目的の他に裏の目的がある国家プロジェクトをテーマにした映画というものはありましたからねぇ。
でもなんか、その設定がちょっとしっくり来ません。素直に、国家プロジェクトor国際協調プロジェクトにした方が良かったのではないかと思います。もっとも、21世紀後半という時代設定なので、その頃にはもはや国家は意味をなしていないと言う深遠な伏線なのかもしれませんが・・・。
“人類の起源”が明らかになる的なPRがなされていますが、う~ん、どうかなぁ。微妙です。もしかして、このプロメテウスももっと話を続けるつもりなんでしょうかね?
最後の最後、ちょっと微妙な(ワタシ的にはガッカリな)演出がされています。その映像が出た瞬間、映画館のスクリーンの雰囲気も「えっ!マヂで!」と息を呑む雰囲気でした。ワタシ個人としては、ちょっと如何なものかと思いました。最後の映像が影響したわけではありませんが、全般的にもちょっと微妙。正直、期待した割には・・・、と言う感じです。
続編に期待しましょう。
エイリアン エピソード0!?
リドリー・スコットはこれはエイリアンの前日潭ではないと言ってましたがどうやらエイリアンファンへのサプライズのための嘘だったとしか思えませんね。
そもそもエイリアンとは別物だと思ってた人は予告編見てれば何かしら関係するって気付くかと。予告編でスペースジョッキーのシーンがあったからエイリアンとは切り離せないでしょう。
でもエイリアンの起源とは言ってもいろいろ謎が多かったので続編で解決してほしいですね。ちなみに続編は製作が決定したみたい。
エイリアンファンは観るべきだと思います。
日本のキャッチコピーを見て観たいと思った人は期待はずれだと思います。
エイリアンファンにはNG、ブレードランナーファンにはGOOD?
人類の創生、起源というより生命の創造について考える映画。
バイオテクノロジで既に新しい生命を創り出せる人間について
生命の創生とその創造主(神)についてをテーマにしている。
ブレードランナーでは、レプリカント
エイリアンでは、アッシュやマザー
そしてこの映画では、未知の惑星から創生された人類へと。
各所に2001年宇宙の旅との共通点を思い出させられたは
私だけだろうか。
エイリアンの延長路線を求める人には消化不良なのかもしれないが
いまだにブレードランナーに自問自答してる人には見てもらいたい。
個人的には、生殖器をイメージさせるエイリアンのデザインには
カンベンして欲しかったが、劇場で3Dで観て損はないハズ。
主役の吹き替えは何とかならなかったか残念。
吹き替え版は最悪!
続編はでるのかな?
身体が強張る!
劇場に見に行くか?DVD100円レンタルを待つか?
ぬぅ‥どう話せば良いか?
どう語るべきか?
(-"-;)(-"-;)(-"-;)?
人類の起源云々‥とCMに有るが‥
これは●スタートレックて同じで‥↓
【未知なる環境に挑む時‥人類がどう行動するか?】
‥て主題と‥
SF【スペースクリーチャーもの】の融合バナシよね~ヽ('ー`)ノ~
●スノーホワイトに続く‥Sセロンが暗躍(*^_^*)
PG12で良いのか?
グロくてR15〜18で良いと思うぞ(¬_¬)!
☆評は‥
迷いに迷ったが‥1200円劇場公開水準にて‥(^-^)
DVD買う度⇒②★★
モ、1回見たい度⇒①☆
オススメ度⇒【不明】
デートで見る度⇒【ゼロ!】
観る相方】間違いなく⇒一人で見よう(-"-;)
以下ネタバレ気味!
(※映画通な方なら御存じですが‥
映画経験値低めな方なら‥この先閲覧注意です↓)
邦題つけるなら‥
●プロメテウス号‥はじまりの物語⇔とかにしたい~ヽ('ー`)ノ~
●イリ●ンが出て来ます!
↑彼ら(?)は‥
こんな生い立ちやったんやなヽ('ー'#)/
ただ‥
俺的に‥なんか納得いかなかった~ヽ('ー`)ノ~
‥さんざ引っ張ってこのオチ???
釈然としない<(`^´)>
期待以上、最高クラスの3D映像!
ここでの評価が両極端なので、見るかどうかサンザン迷ったけど、見てよかった。
30年ぐらい前のあのブレードランナー、今では濃いファンに超絶支持されてる。
バブルで浮かれてるあの時代にアレだけぶっ飛んだ近未来ダウンタウンに世界観。
全農の創造主がどうして寿命をセットし、非創造者はしにおに得るのかの謎解きには、
私の人生観、何かを達成し、残さなきゃって、青年ながら心に刻んだ。
が、公開時の観客動員は大したことなかった、ETにもスター・ウォーズ。
これをなつかしくググってたら、監督がお気に入りのエイリアンも作ってて、
最強に恐いほらーSF:スクリーマーズも作ったという。
今公開中のトータル・リコールは映像よし、っストーリーよしで当時受けたよね。
そして新作を今公開中ってんで興奮してみてきた。
フィリップ・K・ディックは151冊の本を残し他界した。
多くが映画化されてた。
ブレードランナーコレ最高の映画です。ぶっ飛んだ世界観にはまり、
レプリカントの心に自分の心も写っ視脱して深く人生を考えさせる。
トータル・リコールは
スクリーマーズたっいした予算じゃないけど、恐さ満載のホラーSF。
で、見てきた。
アバターで3Dスゲーって思って、超える作品がない事にがっかりしてた映像ファンは必見。金掛かってます、迫力もスピード感も先進性も一流です。
ちなみに、私はネタバレしてないけど、広報宣伝フィルムは後で見ると、名場面集でばればれジャンかょwなのでネタは書きません
まあ、3D使いこなした映像は凄いし、ブレードランナーからのレプリカントの存在と魂。
リプリー代わりのヒロイン。
古代遺跡のプレデター感。
この映画を酷評してる人は傾向がありますね。
1翻訳版の西友の棒読みに頭にきている。監督の答えは1つなので同じ確立は
ごくわずかでがっかり。1宗教の信者、DNA信者、生物学の先生、
2種の創造主が自分の考え以外でガッカリ。
神のような崇高な存在、地球外生物、DNA進化、神、進化論など、
答えを確かめに行くと選択肢が多いんだから外れてガッカリでしょう。
私は各説は調査済みで、結論も映画と同じで楽しめた。
3若くてエイリアン、プレデター以外の知らないから各所にある複線が見えず、
世界観が理解できていないが、そのことにすら気づいてない。
ここでの評価は映画暦、一般知識、誰が創造主か妄想が膨らませない、
答えを決めてる若い人が多いですね。
いろんな映画ファンや昔からの複線が理解できてるファン、
名作見てる目の超えたファンには凄くいいと思います。
注意:吹き替え版の声優が棒読みなので、字幕がいいそうです。
2Dは金をっどぶに捨てるようなものだよ。
映画は良かったが、映画館の経営者はアホダ。
1日1本の上映で、エアコン空調不安定で汗抱きになるは汗が冷えてトイレ行きたくなるわ最悪。24時間中2時間しか上映、AC ON市内からそうなる。
しかも1/3しか客以内から大赤字確定!
明日16日は映画千円なのにトータル・リコールもウェブ予約ガラガラ。でアホすぎ。
AVオールナイトで流せば900円でも客埋まるのに、満喫民、カプセル遊牧民がいるから。
日本は世界一映画が高いから見る人がいない=>だから安く出来ない
=>高いから見ないの 不の永久ループ
アメリカみたいに古い名画をアメリカみたいに100円~200円で流せば良い、版権の安い、ブレードランナー、旧トータルリコール、プレデエタアーシリーズとか流しっぱなしで入れ替えなしとか。
とにかくTV広告打ちまくって1800円で2/24時間稼動で客1/3しか入ってない。
コレで何もしない映画界はアホの山盛り。
来年の半期決算も何も出来ずフリーズだろどうせw
そして人類は、どこへ向かうのか
リドリー・スコット御大が自身の傑作『エイリアン』のプリクエルを撮るらしいぞ!という当初の噂、位置付けが何だけボヤけてきて、そうかもしれない!違うらしいぞ!世界観はかなり近いらしいぞ!と二転三転した印象のまま公開に至りました―という印象です。この映画。
ま、どうだろうと、何だかんだリドリーSFに飢えてた映画ファンが期待してたのも事実なので。もちろん自分にとっても待望であったし。観に行かない手はなくて。
「人類の起源」なんて記号持ち出して、こちらの知的好奇心くすぐってくる訳ですから。その上、エイリアン的雰囲気醸す宇宙を舞台にした作品ですからね。プリクエルでなくても期待するってもんです。
それで、これがエイリアンと地続きなのか?という疑問はさて置き。
兎に角VFXが圧倒的ということ!
3Dとここまで相性がいいか!というぐらいの美しさ!
思わず見惚れてしまうシーン多数!
もうこれだけで観る価値があるという!
で!だからこそ、というか。
それ以外の部分がどうにもアンバランスな印象を持ってしまって。
ストーリーが結構微妙な舵取りというか。
哲学的なテーマに話を切りたいのか?
エンタメに寄って行きたいのか?
ヘビーなグロさを醸したいのか?
モンスターパニック?クリーチャーパニックに転じさせたいのか?
そこが今ひとつ計りかねる。どっちつかずの印象つーか。
そういったとこがどうもね。御大の真意が掴めず。持った印象はごった煮。
それをもう全部ひっくるめて楽しめ!てことなんでしょうけども。
ま~なんとも不思議な味わいの映画でした。
重厚SF
人類の起源をたどるSF映画になっていて、久しぶりに重厚な本格SF映画に触れた感じで、頭が良くなるような気持ちよさがあった。しかしそこでエイリアン要素が出てくると急に頭が悪くなるような感じがして別の映画でよかったんじゃないかな。でもエイリアンありきの企画なのでそんなのはないものねだりだろうし、これ以上重厚になったら難しくて理解できなくなるかもしれない。ちょっと背伸びをして頭よさげな感じがちょうどいいような気がする。
主人公の女科学者が松金よねこみたいなキツネ面でまるで萌えられなかった。元々シガニーウィパーだったので、そういう路線なのかな。
手術マシンがめちゃくちゃかっこよかった。父のガンの治療して欲しかった。術後のホチキスが非常に雑で心配だった。
宇宙人が人類に対して丸っきり友好的じゃないところはびっくりした。しかし「そうだよな~」ととても納得した。
あくまでも結局「エイリアン」物
人類の起源とは、と銘打っていたので、結構知的興味を充たせるかも、と思い鑑賞してみたものの、結局、あいも変わらぬ「エイリアン」物であった。
映像は相当に金をかけていると思われ、それ自体は楽しめる。また、「エイリアン」物が好きな人、H.R.ギーガーが好きな人にはそれなりに楽しめる作品であろうと思われる。
個人的には、人間を創造したともされる知的な生物が、獣のようにオドロオドロしく薄気味悪く、残虐性バリバリという演出は、あまりにも非現実的で、考えが浅いというか、稚拙というか、馬鹿馬鹿しい。
人類の先祖、あるいは、創造主と思われる存在とは別に、彼等が開発した(?)生物が相変わらずの「エイリアン」そのものなのだが、わざわざああいう攻撃的な生物を登場させないとストーリーが貧弱になってしまうと考えているのか、もともと脚本が貧弱で、「エイリアン」でも登場させないと、作品全体に切れがなくなると考えて登場させたのかわからないが、いい加減もういいだろう、という感じがする。作品の主要なテーマではないにも関わらず結局主役みたいな扱われ方になっている。
ただ、我々人類を創造した、先人類のような存在が、我々同様にエイリアンをも創造していたということになれば、それはそれで面白くも感じる。
今回の作品では、何らストーリー的に決着がついておらず、あきらかに次作を意識した作りになっているのであるが、次作がそれほど刺激的な内容になるのかどうか。創造主の星での描写に期待というところか?
結局、この作品はあくまでも「エイリアン物」であり、エイリアンシリーズの続編的作品なので、そのつもりで鑑賞されたい。
取り敢えず映画好きなら観とこうぜ
こういうスリラー映画って誰かがアホな行動しないと成り立たないんだなって思ったw
見せ場つくるための脚本にしても無理あるだろwってとこが多すぎかなぁ
ロボットのニィちゃんは心強いキャラなのだが途中から何するかわからない怖さがあり中々おもしろかった。
相変わらず80年後先の設定なのに火炎放射器が一番強い武器ってどうなのよw
この映画 あれだな エイリアン2みたいになる予定の次作への序章で作った感がするですよ。
ほうほう なるほどな ありえへ~ん そうきたか!となる映画でした(*´∀`*)
単独ではそれなりに面白い作品
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