「期待しすぎたので、がっかりしたと思いたい。元々が酷いということではなく。」プロメテウス 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
期待しすぎたので、がっかりしたと思いたい。元々が酷いということではなく。
エイリアンシリーズのリドリー・スコット監督の作品。この作品は、必ずしもエイリアンシリーズでは無いとされているようですが、果たして・・・?
“人類の起源”を探る試みが、この物語のベースになっています。でもねぇ、その科学プロジェクトが国家のプロジェクトではなくて、民間企業のプロジェクトという所が物語の伏線になっています。まぁ、国家プロジェクトでも似たようなプロットは可能だと思いますけどね。これまでも、表の目的の他に裏の目的がある国家プロジェクトをテーマにした映画というものはありましたからねぇ。
でもなんか、その設定がちょっとしっくり来ません。素直に、国家プロジェクトor国際協調プロジェクトにした方が良かったのではないかと思います。もっとも、21世紀後半という時代設定なので、その頃にはもはや国家は意味をなしていないと言う深遠な伏線なのかもしれませんが・・・。
“人類の起源”が明らかになる的なPRがなされていますが、う~ん、どうかなぁ。微妙です。もしかして、このプロメテウスももっと話を続けるつもりなんでしょうかね?
最後の最後、ちょっと微妙な(ワタシ的にはガッカリな)演出がされています。その映像が出た瞬間、映画館のスクリーンの雰囲気も「えっ!マヂで!」と息を呑む雰囲気でした。ワタシ個人としては、ちょっと如何なものかと思いました。最後の映像が影響したわけではありませんが、全般的にもちょっと微妙。正直、期待した割には・・・、と言う感じです。
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