TIME タイムのレビュー・感想・評価
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あたまでっかち映画
通貨の変わりに人生の残された時間を流通させて、貧困層と富裕層が対立している社会が舞台のSFアクション映画。
主人公は28歳の若者なのだが貧困層で一日分の時間を低賃金労働で稼いでその日暮らしのような生活をしている。ところがあるひ100年分の時間を手にしてしまい、富裕層の生活エリアに侵入する。
そんな中学生向けSFみたいな話なんだけど、けっこうきちんと物語られていて安っぽくないと思っていたんだけど、後半に行くに従ってそんな設定が単なる時間切れサスペンスとしてしか機能しなくなって普通のアクション映画みたいになってしまい残念だった。
前半は1%の富裕層が残り99%を搾取しているとか言われるこの現代のメタファーとしてお金が時間になっているのか、なるほどとちょっと考えさせられるんだけど、後半そんなのがどうでもよくなるし、変にゆるくなっていって父の謎は放りっぱなしだったし、時間を賭けてのタイマンバトルなど意味がよく分からない。
何よりダメなところは登場人物に人間味がさっぱりないところでお人形さんをコマとして動かしているみたいだった。ヒロインは美人だけど神田うのみたいで性格が悪そうなギスギスした感じでとても嫌だった。美人てだけで誰もが喜ぶと思ったら大間違いだ。二人が愛し合っているようにはあんまり思えなかった。でもおっぱいは意外ととても大きかったのでわしわしと揉みしだく場面が見たかった。セックスをするかと思うと邪魔が入って最終的にやってなさそうだったけど、そういったモヤモヤした感じが出ているとぐっとよかったんじゃないかな。
いろいろ難しく考えたであろう設定は、物語りにそれほど貢献しておらず、でも見る前に思っていたほどくだらなくなかった。最終的に何が言いたいのか意味がどうでもよくなるような構成で、何も心に残らない映画だった。でも寝不足で見に行った割には眠らなかったので、退屈はしないし映像は見事だったのでお金を返せとも思わない、そんな映画だった。
車がやたらとかっこよくて、そんなかっこいい車が派手にクラッシュする場面はよかった。
設定が素晴らしい!
ベタな映画
強烈な資本主義批判
時間の無駄です。
意外と
善悪の彼岸…
深い、何気にインテリジェンス
口コミは興行ランキングに比して意外に低いけど、表面上の単なる娯楽を期待して行けば確かに「そんな事あるわけないじゃん!」程度の感受性に終わってしまうと思うかも。
でも、自分は非常に深い意味がある内容を軽快なテンポで表現しているなと思った。
富を時間としてそのかけがえのない稀少性を訴え、富を蓄える者はその富ゆえに富薄き者から搾取し続け、その格差は時間の経過とともにますます広がる。そこに命の尊さを絡ませる辺りは上手いなと。
今そこにある現代社会、これからの世の中に危機感を警鐘する作品に感じた。
時間=命であるから一日一日を大切に生きる、エキサイティングに生きるべきということを主演、ジャスティン・ティンバーレイクがエキサイティングに演じていた。面白かったです。
出演者のみなさん、別の作品で会いましょう
楽しい気持ちになりました
かっこいいだけ・・じゃなかった。
単純な内容だなと感じる人ももちろんいると思うが、
自分は、ただかっこいいだけの映画ではないと思った。
この映画では人生の時間に「限り」のある人間と無い人間が登場する。
その対比から有意義に生きること、人生の過ごし方を制作者達が問うてきたような気がする。
現実の私達は当然、皆時間に限りがあるが、私を含めて特に若い人達は時間には限りがあるというとても常識的なことを忘れているんじゃないのかと思った。
この作品はアクションや映像に注目のある娯楽映画なんだろうけど、制作側が込めたメッセージがわかりやすく伝わってきてよかった。
物語の流れはベタといえばベタだけど、丁寧に作られている感じがあってよかった。
あと最後に少しネタバレだけど、
爽やかな終わり方でよかった。最後まで気持ちよく観れた。
いい部分を探そう
昨日この映画を見てまいりました。
結論から言うと、みなさんが書いてある通り
「惜しい」の一言につきます。
謎を多く残すことが楽しい映画という最近の映画事情を
そのまんま使ったような・・・・
時間=お金というアイデア以外では目新しい手法や見せ方や展開などは
なく・・・ありきたりな映画になってしまったのは詰め込みすぎかなと。
もしこのテーマで海外長編ドラマとして扱えるなら扱ってほしいテーマでもあります。
題名に挙げた「いい部分を探そう」
・主演がいい イケメン&美女→特にアマンダさんは最高です。
・車がかっくいい 男性目線ですが出てくるアイテムがなかなかかっくいい
・展開がスムーズで時間をあまり感じさせない。
悪評ばかりですが、一度は見てみるのもありかなと思います。
ただし、時間=お金というアイデアの中ではレイトショーの¥1000が妥当な値段ではないでしょうか・・・・
残念の一言。
ひとことで言うと、設定はいいのにとても残念な映画。
(みなさんと同じ感想で恐縮ですが)
以下、残念な理由です。
①キャラ造形が中途半端
虐げられてきた主人公、親に反抗する裕福なヒロイン、としたかったのでしょうが、どちらもキャラクターの背景や前提が描かれてないに近い。何度も理不尽な思いをしてどうにもならないというようなシーンをもっと作ってほしかったし、子どもの頃のエピソードを挿入したりして丁寧にシーンを積み重ねてほしかった。でないと「爆発」して「行動」することに結びつかない。画に描いたモチで、まったく感情移入できない。
②無駄なシーンが多すぎる
現代版ボニーとクライドにしたかったんだろうけど、あんな「ゆるい」逃走劇、いる?無知なものが謎解きもしないで考えなしに行動しているようにしか見えず、テーマに対して、シリアスさが薄まるだけだと思います。
③「ウソ」が多い
この映画は設定の部分で大きなひとつの「ウソ」をついている。この「ウソ」を最大限に生かして楽しむためには、そのほかのところはできるだけ「リアル」にしないと、ただの茶番になってしまう。たとえば、なぜか主人公たちにだけ鉄砲の弾が当たらなかったり、走ったこともないはずのヒロインがヒールで全力疾走できる…とか、そういう細かい「ウソ」の積み重ねが、ひとつの大切な「ウソ」を壊していると思う。
テーマは良い!!のに…
残念な感じ…
NO MORE 時間泥棒
んー。んー?
アンドリュー・ニコルらしくないですよね?
らしくないっていうか、アイデアはいつものニコル節全開で秀逸だと思ったんですよ。
『時間が通貨の役目を果たし、腕に残り時間が表示され、時間が途切れたら死亡。生きる為には時間を稼がなければならない』つー未来社会のルール構築なんて流石面白いな~、と感心してたんです。
そこは問題ないと思うんです。ただ何つーか、それだけに頼り切った物語運びだったなー、と。
ハッキリ言ってしまえば「雑」。
何でもっと丁寧にストーリー語れなかったかなー、ていう。
そういう未来社会だから管理だってキッチリ行われてなきゃならない筈なのに、どうにもセキュリティが甘いし、時間銀行の警備もやたらザルだし、それにあと貧困層の描写。
真っ先に時間切れで死んでくんだから時間奪うぐらいの暴動が起きたって不自然じゃないだろ、とか、貧民の嘆く姿が何だかぼんやりしてて本当に切迫した雰囲気醸してないよなあ、とか。
もっと色々細かく描写出来た筈なのに、それをしてない。敢えてなのかどうなのか分かりませんが。
勿体ないなー、と。
敢えてそうしたなら“今回は俺流のアイデアで以って純粋な娯楽アクションに仕上げてみたぜ”ってことなんでしょうかね?
まそういう向きで観るのだったら悪くはないと思うんですが。
アマンダ嬢のルックスは目の保養になったし。カーチェイスもなかなか見応えあったし。
ただねえ。
ほら、アンドリュー・ニコルですから。もっと凄いの期待してしまう訳ですよ。
『トゥルーマンショー』や『ガタカ』や『シモーヌ』級のやつを。
次回作、期待しとります。
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