「「時は金なり」」TIME タイム Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
「時は金なり」
もう ツッコミどころ満載で、途中からシラケてきちゃったのですが 話題をおさえるために最後まで観ました。。
作品のテーマ、「時は金なり」。 近未来、人は25歳までしか生きられず(それ以上 歳をとらず)その先の時間(人生)は 働いて“買う”のです。 現代社会とリンクする 格差社会、金持ちだけが“長生きする”。そんな人生に嫌気がさしているウィルはある日、出会った謎の男から “時間”を贈られる。 そこでウィルがとった行動は…。
主人公・ウィルを演じた ジャスティン・歌手・ティンバーレイク。 人気とはいえ、なぜジャスティン起用なのでしょう。。。 確かにキュートで 体力あるし 頑張ってる感はありますが、所詮 歌手です。 演技(アクション)が大げさで 浮きまくり、予告でも一目瞭然の 不自然なサングラスの外し方。 チャームポイントのハイボイスも セリフを軽く感じさせてNG。 私が監督なら 迷わずキアヌ・リーブスを配役しますね。 あ、25歳にはなれないか、笑
ヒロイン・シルヴィアを演じた アマンダ・セイフライド。 こちらは演技派。 ですが、残念なことに相手(ジャスティン)が足を引っ張るので 苦戦を強いられる演技でした。 心身ともに疲れたことでしょう、お疲れさま。 もっとセクシーショットがあるかと思ったのですが、予告止まりです。。
ウィルの母親を演じた オリビア・ワイルド。 スクリーンに出た瞬間に 笑いが起こってました。 まぁ予告でもちらっと呼んでたんですけどね、「ママ」って。 恋人役でも全然イケるのに、ここは大胆な配役で 面白かったです。
その他、町のギャング・フォーティス役に アレックス・ぺティファー。 ここは完全に失敗。 まず、悪役なのにイケメン過ぎます。 全然 脅威を感じず悪くみえない、捕まってもイヤじゃない(私だけ?笑)ついでに 悪役に成りきれてない。 アレックス、要・修行。
謎の男に マット・ボーマー。 彼も かなりのイケメンで印象に残りますが、キャラ設定が 中途半端。 結局、なんでそんなに長生きできて、なんでウィルに時間を贈って、なんであっさり死んじゃうの?って、謎。
さて、なんでも時間で売買するって どうなんでしょう? 時間を(腕から)移行するのに、自分の意思でコントロールするのではなく 勝手にできるなら皆 今ごろ…と、腑に落ちない部分が多々ありつつ 「時は金なり」のメッセージをアピールしたかった製作者の意思は ある程度 尊重したい3.0。 チープな恋愛映画にも見えましたが、ラブシーンが少なかったので これ以上は触れないでおきます。 『アイランド』っぽい、と思いました。