最強のふたりのレビュー・感想・評価
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障害者に気をつかわない
公開になってすぐ見たのと、本日地域の映画祭で上映してたので見るのは2回目。
脊髄損傷で首から下がマヒした大富豪と、ひょんなことから彼を介護することになった男性との実話に基づいた話。
障害者ものって、なんか障害にたいして腫れ物に触るように気を遣われた表現や配慮が大きい気がするがこの作品はちがう。
冗談にきこえない、一瞬息を飲むようにハッとした台詞があちこちにあるが、この映画の世界観のおかげで笑いにかわる。
個人的には病院に勤めてるので、患者さんにあんなふうに接したらアウトという想いもありますが(笑)
ぜひみていただきたいお薦めの作品です。
新しい世界を見せてくれる誰か
フィリップは大富豪だ。介護人に経験やスキルだけを求めていたのなら、何人でも介護のプロフェッショナルを雇うことが出来る。
彼がドリスを雇ったのは(彼が意識していたかはともかく)、今までの自分の世界を壊してくれる誰かを無意識のうちに求めていたからだろう。
大富豪というだけでも周囲はご機嫌とりばかりだろうし、その上彼は事故で首から下の自由を奪われている。周りは皆腫れ物に触るように彼を扱っているだろうことは想像に難くない。多分彼はそんな生活にうんざりしていたのだ。
そこへ現れたのがドリス。彼はフィリップにへつらったりしないし、障害者扱いもしない。ドリスと一緒にいるとフィリップはつかの間自分の障害を忘れられるのだ。
そして、それまでの人生で誰かに頼りにされたり必要とされたりした経験がなかったドリスもフィリップの元では確かに必要とされている。彼はようやく居場所と自信を手に入れたのだ。
フィリップがヴィヴァルディを、ドリスがアースウィンド&ファイアを聴かせたように、二人はお互いに新たな世界を見せたのだ。
これこそ、運命の二人で最強のふたり。
最強に最高なふたり
人生とは何か。
おもしろかった
友情に見る新しい価値観
深いメッセージ性を持った良質のコメディ
ほっこり映画(^^)
男の友情物語!て事で、純粋に良いと思うがなぁ⊂(( ・x・))⊃?
普通に素晴らしい作品だったのでわ?
異環境の二人に芽生える友情。
有り得ない!んだけど、実話だ!てのがまた凄い。
クラシック/R&B/スタンダードジャズやAORのBGMも良かった(´・Д・)」
レビューしといてなんだけど・・
あまり内容書かない方が良きよね???
☆評価は・・
DVD基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎
モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇
観た後の行きたいお店】
素敵なレストラン!
観た後の飲みたいお酒】
シャンパンか?ネビオーロ!
観た後の食べたい一品】
テリーヌとか?ピンチョスとかかな?
一言だけ述べとこう!!!
アストンマーチンサイコー☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ドリスのダンス、躍動感ありすぎ!
すごく評判もよく気になってた映画。お友達にもすすめられ、久々に映画に行く。
けっこう期待していったけど、期待を裏切ることなく良かった。
フィリップの誕生会での、ドリスの踊りっぷりがかっこいい。
躍動感がありすぎて、なんだか泣けた。
車椅子に座ってそれを見るフィリップの気持ちに勝手になって、せつなくなる。
それ以外にも、なんだか泣けることがあった。
もっと悲劇的な終わり方(友情のあまり、安楽死させちゃうとか…)かと思いきや、
さらっと終わった。
気の合う人々との関係っていいなぁ。
音楽がいろいろよかった。
シンプルに踊りたくなるものも、最後の方のインストも。
パラグライダーすごい気持ち良さそう。でも恐い。
とにもかくにも、ドリスの笑顔がいいなぁ。
自分があって、率直で、人の気持ちになれるってすごい。
フィリップはダスティホフマンぽい。
最後に登場した二人はフィリップは本人で、ドリスは別人かと思いきや、
ドリスも本人だったのか…。(全然映画のイメージとは違った)
楽しんだモノ勝ち、ということで。
行きつけの整体で、定期的に全身の歪みを矯正してもらっているのだけれど、マッサージがあまりに痛い時はなぜかゲラゲラ笑ってしまう。整体師さん曰く、そういう人は多いんだそうだ。耐え難い苦痛を前にすると人間は笑うらしい。その苦痛を和らげんとして本能が必死で緩和に向かうようだ。
首から下が完全に麻痺した富豪と、複雑な家庭環境と貧困で社会的に行き場のない青年。耐え難い状況の2人が出会って共に行動していくうちに、それぞれに変化と再生がもたらされる。
いちいち感動を盛って来たりしない演出が好きです。のっけから「キックアス」的な悪さが効いてて、2人が共にいることを楽しんでいることが伝わってくる。ドリス(青年の方)が誰に対しても直球で自分を出すので、ここまで主張が直球の子おるかなぁと思ったけれど、フランスの話ならあるかな、と思い直し。でもドリスは表情がとてもいいです。黙って見ている時とか、ニッと笑ってみせる時とか。
人間の闇部分モノが好きなんですが、これは素直に日に当たるように見る一本。好きです。
カ―タンの映画レビュー
人間は一人じゃ生きていけない。
例え、健常者だろうが障害者だろうが、それに変わりはない。
大富豪でありながら、事故により首から下がマヒしてしまったフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、貧乏な黒人青年のドリス(オマール・シ―)との友情を描いた『最強のふたり』を観ると、余計にそう感じる。
実話を元にした障害者が主人公の映画を俺は好きじゃない。
大体が観客の涙を誘おうとする志しの低い映画ばかりだからだ(特に邦画に多い)。
しかし、本作は、そんな安易なお涙頂戴映画じゃなかった
まず、何より、オマール・シ―が好演するドリスが良い。
ドリスは車椅子生活のフィリップに対して遠慮しない。
腫れ物に触るような介護しかしなかった前の介護人たちと違い、ドリスは思った事を口にし、呼吸に苦しむフィリップを外に連れ出したりする。
とは言え、ドリスはデリカシ―がない人間ではない。
根無し草のような生活を送っていながらも、心は団地に暮らす養母や沢山の弟や妹たちを心配しているのだ。
一方、大金持ちであるフィリップは、最愛の妻を病気で亡くし、自身も事故により、半身不随になっている。
大金持ちゆえにワガママを言って、次々に新しい介護人をクビにしたりしている。
つまり、二人は他人に弱みを見せない反面、世間に対して疎外感を感じており、自分の居場所や、自分を必要としてくれる人を求めている。
だからこそ、ドリスとフィリップは人生の楽しさや切なさを共有出来たんだと思う。
そして、そんなベタつかない二人の絆に観客も素直に感情移入出来るんだろう
ほっこりと幸せな気持ちになります
通常の生活では全く接点のふたりの化学反応を起こしたかのようなマッチ具合が心を打ちました。使われている音楽も素晴らしく気持ちよくなりました。もっと音楽環境を整えてからもう一度みたいです。ぜひ見て欲しい一作です。
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