「意外に引き込まれる」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN Gonzoさんの映画レビュー(感想・評価)
意外に引き込まれる
カリモク抱いてろとか40点とかいろいろ言われているのをネットで見て、あまり期待せず鑑賞したが案外良かった。原作とは根本的な世界観やキャラクター造形が異なるのがファンの憤怒を引き起こしているように思えるが、実写化に当たっての新解釈としては許容できる。
自動車が出てくるのも原作からすれば違和感が著しいものの、立体機動装置を作れる程度の技術があって、おそらくは現在よりは遥か未来という舞台設定ならば十分ありうる話しではある。
ストーリーの大枠は原作をなぞるものであり、理不尽なまでに強大な当面の敵=巨人の暴れっぷりと対抗する人類の不屈の意志が描かれている。そのアクションを大きな画像で堪能することがこの映画唯一の利点ではないかと思える。細かい点を挙げればツッコミどころは多数あるけど、そこはほらそういう作品ですから。
細かい点だけど、今回壁外に出るご一行はみな「作業員」だし
國村も司令官ではなく「主管」となっている。調査兵団は全滅したことになっている。兵士扱いにしなかったのは素人の寄せ集めであることを強調するためなのか、それとも何か意図があってのことなのかはわからない。兵士でもないのに命捧げさせられるなど壁の中は厳しいですな。
コメントする