劇場公開日 2015年8月1日

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「<ネタバレ>原作やアニメと別物と言い聞かせた」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN dempaさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5<ネタバレ>原作やアニメと別物と言い聞かせた

2015年8月6日
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鑑賞方法:映画館

事前に口コミをなるべく読まない様にしていたが、あまり良い評判でないのはTwitterのTLからも読み取れたので、なるべく別物と考えて見に行った。それでも気になった点をまとめたい。

1.巨人が人間らし過ぎる

目が離れている巨人は人間味がなくて巨人とすぐ受け入れられたが、大抵の巨人は目も口もさほどメイクがされておらず、人間味があり過ぎて違和感があった。せめて口を開かなくても裂けているメイクが欲しかった。

2.やっぱり原作との設定の相違が気になる

赤ちゃんの巨人…存在していて大丈夫なんだろうか…
巨人の胃液で死体が溶けて良いんだろうか…
ミカサは巨人になったエレンをなんでエレンってわかったの?
おっさんが巨人のうなじに人が居ること知ってて大丈夫?

3.ミカサが戦う理由がわからない

エレンと仲良かったのに、巨人が壁を破って混乱の中はぐれて、2年後再会して冷たい態度をとる理由がわからない。2年間何をしていたのかも触れられていない。強い男に乗り換えたからって戦う理由になるとは思えない。

4.キャラの設定が曖昧

ハンジは原作に1番近づけようとしていた気がしたが、それなら登場のドジっ子キャラは不要。
シキシマはいちいち白いハンカチで触る潔癖らしい一面を見せるも人がかじったリンゴを食べる…納得いかん。

5.邦画だからってキャスト日本人じゃないとだめなの?

結局1番の違和感はこれ。エレンくらいは日本人でもなんとかなるとしても、黒髪の黄色人種でアルミンって…
別に演者が喋らなくても吹き替えすれば済むんだろうから人種の壁を感じさせない世界観が見たかった。

違和感ばかりを並べたが、あの壁の中の狭い世界観の再現出来ていたことと特撮としての映像は良い作品だと思った。

dempa