劇場公開日 2015年8月1日

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「邦画でアクションSFはダメなのか?!」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN かとうさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0邦画でアクションSFはダメなのか?!

2015年8月3日
iPhoneアプリから投稿

いや、酷い。アクションはまぁまぁ。CGはちとチープだが、まぁそれも仕方ないだろう。頑張ってる方だ。原作からの改変も別に問題ないだろう。

問題は演技と、ドラマ部分。

まず演技がクサ過ぎる。
シキシマ、厨二病ですか。漫画ならともかく、3次元の俳優があんな芝居掛かったセリフ言っても…気持ち悪くて夏なのに鳥肌が立ったよ。
エレンの演技も芝居掛かってて嫌いかなー。俳優というより、演技指導か脚本の問題かね。
あとは演出のせいだと思うけど、全体的に変に間が悪い。これは原作を知っているからだろうか?なんだかテンポが悪く感じた。1シーンを引っ張りすぎというか。

そしてアクション以外のドラマパート。
本当にただただ退屈で、ストーリー的な必要性を感じないところも多数ある。
巨人が徘徊する地域で何の警戒感も無い主人公たちには呆れる一方。
人間ドラマからいきなり巨人の襲撃が始まる、というのがやりたいのは分かるけど、緊張感がなさ過ぎて、何にも怖くない…。

人は死ぬけど、本当にそれだけ。ドラマがつまらなくてキャラクターに感情移入できないので、死んでも何とも思わない。

原作だと、いつ死ぬかわからない緊張感の中で、使命のために挑戦を続ける兵士たちの活躍が見どころなんだが…。
本作の兵士どもは、いつ襲われるかもわからんところでイチャイチャしてるし。これに感情移入はできないよ…。

非常に退屈な駄作。本当に、残念だ…。

かとう