劇場公開日 2015年8月1日

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「面白いと思っている輩は大丈夫か?」進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 白衣さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5面白いと思っている輩は大丈夫か?

2015年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

原作は知りません。
話題になっていたので観に行きました。
印象は、苦笑いってことでチェックしました。
「気持ち悪い」とか「意味不明」があれば選びます。
映画としての評価は不可ですね。

B級ホラーの足元にも及ばない駄作でしたが、
そうですねぇ、グロラブコメディーとでも言うのか、
ていの悪いゾンビコントのような感じでした。
巨人はお笑いタレント以外の何ものでもなく、
人類?は蚊かハエでしかありません。

VFXが素晴らしい?
技術の進歩は他の映画でも十分感じられます。
要は、銀幕に活かせるかどうかの手腕で判断したら、金の無駄遣いでしか無いですね。
効果音もこれといって響いてこないし・・・
少なくとも、お金を取って見せるモノではありません。
YouTubeやニコ生見てる方が良いです。

生理学的なリアリティは全く無く、スプラッターでもないのに、気持ちが悪くなる映画です。
どこをどうしたら、あんなふうに血が出るのか、モヤモヤしました。

役者さんは豪華でしたねぇ。これは評価できるところでしょう。
演技は素晴らしいんだと思います・・・活きてないけど。
表現したいことと、実際の映像にギャップあり過ぎなんだと思います。
残念ながら、演出でボロボロになると、役者さんの基礎能力が高い分、評価はマイナスになります。
そうだなぁ、序盤のたかみなの演技くらいでちょうどよく・・・学芸会レベルってことです。

うまく表現できないけど、ストーリーや展開が、箇条書きの小説のようで、いかに想像力を持ってしても情報が少なすぎて埋まらないんですよね。
たぶん、御覧になったほとんどの方が、消化不良で終わるんじゃないでしょうか。

監督は、個人の評価は自由だと言ってるようですが、真摯に受け止めて欲しいですよ。
映画や映像の勉強の前に、学ぶべきことがあるように思いました。
見て感じたのは、表現の幅が狭いってことです。
観客は、自身以上に幅広い表現に包まれたくて映画館へ行くので、知識や想像力の薄い監督の映画はつまらないです。
脚本家さんの意思が表現されているとは、到底思えませんでしたねぇ。

これを公開に踏み切った自信だけは評価したいと思います。
褒めるべきところが、役者さん以外に見当たらないんですよねぇ・・・
そうそう、挿入音楽にEnd of The worldがあったんですが、その選曲は素晴らしいと思いました。
そこだけかな。

後編は、もうどうでもいいや(笑)

白衣