鍵泥棒のメソッドのレビュー・感想・評価
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やられてもやり返さない!
半沢直樹(堺雅人) 対 大和田常務(香川照之)の対決がみられる!って事で鑑賞。その結果は…、イマイチのれませんでした(笑) テレビの半沢直樹を見てないからか?(爆)
良かった点
・広末涼子がかわいい
・広末涼子のメガネ姿がかわいい
・広末涼子の生真面目な所がかわいい
・あっと驚くような、上手い設定がある。←コレだけでかなり評価アップ!
・森口遥子の、二面性っぷりがステキ。特に真相が明らかになったあとの態度が◎
・記憶喪失中の香川照之の格好
ダメだった点
・荒川良々のヤクザは、風格が無さ過ぎる。
・ヤクザが記号的過ぎる。
・役者設定に馴染みがないため、共感しにくい
・そんな、都合の良い記憶喪失って…
・香川照之の顔がキン○マに見える
・香川照之と広末涼子とでは、釣り合わない。
ま、コメディ映画(フィクション)は、これくらいのおふざけがないと、面白くないんだけどね。
健康で、努力家の人であれば・・
映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)から。
お気に入りの内田監督と、大好きな俳優3人
(堺雅人さん・香川照之さん・広末涼子さん)を中心に
展開するドラマは、とてもありえないような展開でも、
なぜか納得してしまう面白さがあった。
広末さん扮する水嶋香苗という女性は、結婚する相手も決まっていないのに
「プライベートなことですが、私、結婚することにしました」と
職場で宣言し、皆に驚かれるが、好きなタイプを訊かれ
「健康で、努力家の人であれば・・」と答える。
この「努力家」という単語がキーワードで物語は進む。(笑)
また香川さん扮する殺し屋・コンドウは、お風呂場で転倒し、記憶をなくしたが
常に完全犯罪をするために、体も鍛えているようだし、
以前からいつもメモを取り、前向きに技術を磨く癖がついている。
だから「健康で努力家」。
記憶がなくなった不安いっぱいの中でも「努力してみます」と答える
そのフレーズに、胸キュンしたのが、広末さん扮する水嶋香苗という女性。
「大事なのは、これからどうするかってことだと思うんです」と
記憶喪失者の何気ない台詞で、もう完全に惚れたようだ。
コメディタッチだけど、異性に求めるタイプとして多くの人が口にされる、
一番人気の「優しい人」より「健康で努力家」の方が具体的で、私は気に入った。
これって、男性が求める女性のタイプでもある気がする。
P.S.
堺さん扮する、オンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、
主役なんだろうけれど、あまりインバクトがなかったなぁ。
流石は内田けんじ監督
過去の内田作品もバラバラだったものが最後にバッと繋がる、といったものだったが今回も完璧だった。
ストーリーの軸がしっかりしてるのは勿論だが、そこに肉付けする役者陣の演技力には圧巻。
堺さんと香川さんの噛み合わない会話、微妙な表情の違いなどが素晴らしかった。
最後の展開に驚きたい方、俳優の演技力を見たい方には是非オススメしたい一作。
レビューを読まずにひとまず観てみてください。
詳しく書くとこれから観る人の楽しみを半減させてしまいそうなので…控えめに。
(あまりレビュー等で前知識を入れないほうが楽しめると思います。)
内田けんじ監督の内田けんじ監督たる部分以外にも細かいワクワクが散りばめられてて良かった。
後味の良くまとまっているラストも非常に好きです。
自分を生きる、どっちにしたって
人生が入れかわった二人の男が巻き込まれる騒動の顛末は…。期待通りの面白さ、観て良かったです。
IDが入れかわろうと境遇が変わろうと、二人が'らしく'行動しているのが、可笑しくて、それにホッとしました。自分を生きるしかないんですもの、どっちにしたってね。
できればしっかり前を向いて、隣に誰かいれば、もっと幸せ。
監督の「運命じゃない人」は無国籍感が新鮮でしたが、本作は地に足がついた邦画という感じが良かったです。
堺雅人、香川照之、広末涼子、最初どうかなと思ったけどハマり役でした。
2013.7.27. 内田けんじ監督オールナイト
シネマモード1
最初から最後まで目が離せない映画
映画の評価をするに当たり、出演される役者の演技がどれだけストーリーとマッチしているかが肝になると自分は捉えていますが、この映画はストーリーの展開と役者の演技が本当にマッチしている映画だと思いました。
特に自分がこの映画で一番良かったと思うのが香川照之演じる記憶喪失の殺し屋の表情の変化です。非情冷酷である殺し屋の顔と記憶を失い自分の事を本当に売れない役者だと思い始めるころの表情、そして記憶を戻し更なる秘密を明かす時の表情・・・まだまだいろんな表情を見せてくれるんですが、それらが本当に絶妙であり、この映画の魅力の大きなファクターになっていると思います。
更に堺雅人や広末涼子の2名の役者にも面白いほどの表情の変化があり、ストーリーのテンポもよくて最初から最後まで無駄なく楽しめる映画に仕上がっていると感じました。
映画が終わりクレジットが流れてこのまま映画が終わるのかと思いきや・・・更なる仕掛けがあったのもよかったですね。
もう一度ゆっくり見てみたいと思います。
胸キュン泥棒のメソッド
内田ワールド全開のストーリーです。「アフタースクール」や「運命じゃない人」で内田けんじ監督に心酔するワタクシメとしましては、この出演者の顔ぶれからも期待大の作品でした。その期待に違わずに楽しませて貰いました。二転三転する駆け引きの面白さ。今回もその脚本の出来栄えの素晴らしさと演技陣もおのおの個性的な役柄を見事に演じ、監督の演出に応えていました。ラストもニヤッとして終わる良いフィナーレでした。個人的には広末涼子の演技が良く、このキャスティングは正解だったなと思いました。
面白いストーリーでした!
堺雅人さんと香川照之さんが良かった。
ゲラゲラ笑えるというのではないけれど、クスッと笑えた。
ストーリーは面白くて楽しめたけれど、広末涼子さんが登場するシーンは
静か過ぎて退屈だった。
クッキーの缶に、札束が本物のクッキーのように綺麗に入れてあって
そこが少し好きだった(笑)
プロの殺し屋が記憶を失う事で、あんなにも謙虚になってしまうなんて(笑)
実際は有り得ないのかもしれないけれど、もし本当に自分が誰か、何者なのか
全くわからないとしたら、周りの情報を元にして、自分はこうだったのだろうと
生きていくしかないのかも。
記憶を取り戻すまでと、取り戻した瞬間面白かった。
これはタダじゃすまない…とハラハラしたが、香川さんがプロの殺し屋ではなかったので、堺さんはそんなに酷い目には遭わず、終わってみれば
ほのぼのとした映画だった!?
テンポがいい♪
友達と一緒に試写会に参加したのですが、友達も面白かったと大満足していました。とにかく会場も爆笑していました。テンポも良く、堺さんも香川さんも流石の演技でした(^-^)/~~
素晴らしいアンサンブル(・∀・)イイネ!!
「メソッド」とは、役柄の内面に注目して、感情を追体験することを目指して、よりリアルに演技をすることを目的とするメソッド演技法こと「スタニスラフスキー理論」のことなんだけど・・・
堺雅人と香川照之が入れ替わって、それぞれの人生を追体験する様はまさに「メソッド」(・∀・)イイ!!
35才の売れない役者桜井は、自殺をしようとしても失敗してしまい、仕方なくなけなしの金で銭湯に行く。
そこで殺し屋(と思われたが実は便利屋)のコンドウが石鹸に足を滑らせて頭を打って記憶をなくす。
その倒れてる近藤のロッカーの鍵を自分のと入れ換えてコンドウに成りすます。
コンドウも記憶をなくして桜井の家に行き、自分は35才で役者を目指してて・・・と、完全に2人の人生が入れ替わる。
そして1ヶ月以内に結婚相手を作って1ヶ月の交際を経て結婚しようと考えて「突然ですが、私結婚します!!」と堂々と宣言する編集長の香苗がたまたま父親の見舞いに来てた病院で記憶を亡くした近藤と知り合って・・・
香苗はバイトを募集する時に「健康で努力家ならOK」という条件を出すが、つまりこれは本人の好みのタイプの性格ってことね(゚∀゚)アヒャ
何もかも予定通りに行動する香苗と、非常に几帳面で何でもメモを取るコンドウは徐々に接近し、コンドウの身の回りの世話を甲斐甲斐しくする香苗は「結婚してください」と切り出す。
広末この役で全く笑顔を見せないのもまた緊張感があって(・∀・)イイ!!
何より常に予定通りに動く「無機的」「機械的」な性格が良く表現できてる。
人生が入れ替わった桜井は、金も車も家も手に入れるが何もかもうまくいかない。
一方のコンドウは売れない役者の生活を送っていても、彼女もできるし仕事も舞い込んでくるし・・・
この「努力家」っていう言葉の重さ、この2人の対照的な姿を観ると本当に良く分かるな~(*´・д・)*´。_。)ゥミュ
香苗が1ヵ月後に結婚すると宣言したのは、余命いくばくもない父親に自分の晴れ姿化を見せたいという一心から。・゚・(ノД`)・゚・。
あえなく父親は亡くなってしまい、葬儀に参列したコンドウは父親の大好きだったベートーヴェンの弦奏四重楽奏を聞いてるうちに記憶が戻る。
それは自分にとっても思い入れがある曲だった(・∀・)
そこから話は怒涛の展開に移り、最後桜井が自分の身を助けるのは自分が努力して身に付けた「メソッド」という何とも見事な落ち( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ
冒頭でコンドウこと山崎は誰かを射殺したと思わせて、実は殺したふりをして逃がしていたわけね。
社長の女を演じた森口瑤子もイイネ♪d('∀'o)
いかにも社長の情婦という佇まいがあるし、水商売っぽいプロの女性の色気が感じられるし(゚∀゚)アヒャ
子供のおもちゃやギター、絵が金になるという香苗の見立ててそれを盗ませて、警察に空き巣が入ってますと電話ヽ( ´ー`)ノ
つまり「努力して身に付けた演技力」が本物となって身を助けた。
何でもそうだけど「努力」ってのは大事なんだな~と改めて思い知らされました(;・∀・)
伏線回収も見事だし、人間模様の描き方もキャスティングも大変素晴らしいワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
堺雅人の「いい年だけど若作り」という衣装と佇まい、そして挙動不審なところはほんとにリアル。
香川照之も持ち前のハイテンション演技を抑えて、ここぞと言う時にそのお得意の暑苦しい演技を見せるのもまた(・∀・)イイ!!
桜井の下の階に住んでる猫好きな女を、エンドロール直前の大落ちに持ってくるか~~~~Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
感心しまくりです(・∀・)イイネ!!
とにかく無駄なシーンや話は一切なく、役者もそれぞれの持ち味を生かしながら見事なアンサンブル(∩´∀`)∩ワーイ
そして「努力しないと報われない」というきつい教訓もある(;´Д`)
お勧めですよ(゚д゚)イーヨイイヨー
久々に爆笑
正直始まりの5分はう~ん、寝かせる気か?と思いました。
でもそう!この監督はこのテンポよね!って感じ。
アフタースクールの時もそうだったわ。
もう見事にもってかれました。
堺雅人×香川照之の絶妙な間合いが好きです。
テレビでもDVDでもいいんじゃない?と思ってるあなた!是非、劇場に☆
最近作りすぎの香川さん!!今回そこがGood!
最近演技派を通り越して、少々作りすぎが薄っぺらい香川さん
今回はそこがニコリとなる軽妙さ!!
逆に堺さんの作り具合が「う~~ん!!」な位。
荒川良々のベタなところや、期待通りな森口瑤子。
私があまり好きではない広末涼子が好感↑↑
腑に落ちないエピはたくさんありますが
そこを補うサラッとした感じで後味よく観終える映画です。
コンドウと音
「コンドウ」に翻弄される作品でした。
「コンドウ」の存在ずるいですね〜。
それを思いつくのが凄いんですけどね。
改めて感心したのは音に関して。
クラシック、車は勿論のことですが、何気ない電車の音や工事現場の音から自然な日常の音まで、引いたり押したり使い方が上手いです。
音で内田監督の世界に引き込まれる感じです。
少し残念なのはアフタースクール程の裏切りを感じなかった事。
これは頭のどこかで「裏切るんだろ」とどこかで思って観ていたからかもしれないです。
予想通り?
良くも悪くも「アフタースクール」の監督の作品だなと思った。
どんでん返しだとわかっているので注意深く見ていた。それなのに、コンドウの正体を知ってびっくり。
やられた!という思いと、同時納得もした。
見ていて違和感があるシーンが多々あって、それがコンドウの正体に繋がっていたから。
悪いと思ったのは、アフタースクールと同じく最後に頼るのはケーサツになるんだろうなという予想が本当にそうなって。
現実としては間違ってない?けど、こうなるしかないのかとガッカリした。
堺さん、香川さんの演技は予想以上によくて満足!
見所は、若作りな香川さんと、演技下手な堺さんでは(笑)
広末さんは、かわいかった。
ラブコメ要素もあったので楽しめた。
最初から最後まで楽しめた
夫婦で見に行きました。
最初から最後まで飽きずにとっても楽しく面白かった!
堺さんも香川さんも本当に心から演技うまいな〜。
最近見た中でー番面白かったと印象の残る映画でした。
満足度、超~高し。
ただ、見に行った劇場が閑散だったのがさみしいな。
こんなにおもしろいんだから、もっとみんな見に行けばいーのに..
香川照之かっこいい
内田監督の作品はお客さんを欺くことばかりに熱心で、内容が非常に無味乾燥になっていたようで全然好きになれなかった。特に前作『アフタースクール』はゲームみたいな内容でとてもがっかりした。
今作はトリッキーなお話の魅力は活かしながらも、人間味を大変濃厚に描いていてとても面白かった。香川照之のかっこよさ、シャツをズボンにインしながら生真面目で努力家なところなどとても魅力的だった。広末の高齢処女ぶりのかわいらしさもよかった。そして特に堺雅人は気弱でお人よしというような役が、これまで魅力的に描かれ、それがとても嫌いだった。虫酸が走るレベルで嫌いで、見ても損した気分になっていた。ところがこの映画では、そういった気弱でお人よしな、ヘラヘラしたクズとして描かれていて見事にはまっていた。そんなクズが見せる根性も非常に感動的だった。
不満としては、人間のエグ味のような本当に嫌な人間も描いて欲しかった。ヤクザも含めて誰もが愛嬌があり、少々ファンタジックだった。
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