マレフィセントのレビュー・感想・評価
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恐ろしく男を見る目がないマレフィセント
もう気の毒でしかない。
最初に出て来た少年の風貌が あんまりパッとしなくて
ふーむ
と思ったら、こいつが最も悪いやつやん、最高ヴィラン決定です。
小者だし 狡いし 欲深いし 恩知らずだし
合コンで女漁りして結婚し子育てもろくに手伝わずに浮気する昨今たまにいるらしい男 以下。
マレフィセントがその分 めっちゃ男前。
あいつマジで最後の最後まで
クソ野郎でしたね。
出だしのファンタジー映像が素晴らしいし
ここまで 魅力的なヴィランに描くストーリー設定は圧巻。
2があるようなので 見たいと思います。
「眠れる森の美女」とは違うもうひとつの真実の愛の物語。 マレフィセ...
ポリコレ極まる駄作
「眠れる森の美女」のスピンオフ実写という位置付けなのに冒頭で「これが本当の出来事です」とオーロラ姫に言わせてしまう。
これがもう本当に先人である原作者やアニメ映画を制作したスタッフたちへの敬意も何もない最低のクリエイターの精神。
こっちが本物であっちが偽物なんて二次創作でやっていいことじゃない。
本作では実写化を謳い、マレフィセントの代表的なシーン「well,well,well…」を広告に使い、「眠れる森の美女」の正当な実写化であることを仄めかしながらもその内容は大きく異なるのは非常にフェアではない。
収益のために使えるものは使うがリスペクトはしないなんてクリエイターとして下品とさえ感じる。
また、マレフィセントにスポットを当てている以上、マレフィセントというキャラクターの魅力を掘り下げる必要があるのだが、上記も通り、我々の知るマレフィセントはそこにはいない。
主役になったことでマレフィセントは善性の強いキャラクターとなり、恋人に裏切られたかわいそうな被害者となった。
一方でマレフィセントを相対的に持ち上げるために分かりやすいマイナス要素を付け足されたキャラクターたち。
ステファン王は出世欲が強く非道。
フィリップ王子は中身空っぽで役立たず。
3人の妖精たちはポンコツ。
徹頭徹尾、マレフィセントは優秀で優しい。他はクソ。例外はオーロラだけ。となっている。
本作のテーマであろう「真実の愛(母性)」を描くときも「王子様のキスでは呪いは解けないけど母性なら呪いを解ける」という相対性でしか表現できていない。
実にしょうもない描き方。
実の母である王妃も影が薄い。
最終的にオーロラは実の父親を殺した魔女と共にあることを選ぶ。
そこに葛藤は全く描かれることなく爽やかなオーロラの笑顔がある。
疎遠で良い印象が無かったかもしれないけど、肉親だろうに。
このオーロラは美しくない。
同様のポリコレの犠牲になった「アナと雪の女王」はキャッチーな楽曲によって何とか自立する人気作になったが、シナリオの歪さは共通している。
しかし、マレフィセントはそううまくはいかなかった。
アナと雪の女王と違って光る部分もなければ一本の映画としても優れている所が無いと個人的には思っている。
3回目の視聴♪
45点
映画評価:45点
新解釈版の『眠れる森の美女』
《マレフィセント》って、
実は悪い妖精じゃなかったんじゃないの?を軸に作成された映画なのかな?
原作を曖昧に記憶している人なら
この作品の方がよりリアリティがあるし、
なんか急に大人になって深い眠りについた
オーロラ姫を主人公に据え置くより
様々な点から深みが出る、何より共感ができる。
でもですね、
原作見た直後だと
色々こじつけた点も目立って見えてしまい
あんまり楽しめませんでした。
新解釈としてではなく、
原作とは別の世界線(パラレルワールド)として
捉えた方が個人的には楽しめたのかと思います。
マレフィセントがオーロラにかけた想い
とても感動するし、納得もいきます。
ただ、そのストーリーの埋め合わせの為に
オーロラの父親を悪役に切り替えたのが不満でした。
あんな親が糸車を燃やし尽くす訳がない。
あと吹替版で鑑賞される方は
オーロラ姫役を上戸彩さんが演じているのですが、
原作より天真爛漫で人間味あるオーロラと
上戸彩感が強すぎるのが相まって
全然オーロラ姫に見えてきません。
ですので平行世界での
マレフィセントと洋風上戸彩の物語として
観るつもりでいた方が良いかもしれません。
【2021.3.10鑑賞】
キャラ強し。
とても悲しく美しい物語。
マレフィセント
自宅にて DVDで鑑賞。
前情報なし。元の話になる眠り姫?オーロラ姫?いばら姫?も知らずに。
今まで観たディズニー映画とは全然違う。
王道の話なんかじゃない。めちゃくちゃ面白かった。話、世界観に引き込まれた。
流石ディズニーと言ったところだろうか。どの年代も楽しめるものになってる。(ディズニー映画そんな観ないけど)
全ての女優、俳優を知ってるわけじゃないが全ての演者さんがはまり役。まるで、そこにいるのが当然かのように。
話もしっかりしててわかりやすい、女性の方ならなおさら感情移入してしまうストーリーだろう。
想像を遥かに超える作品でした。見終わった時、やってくれたな、と思ってしまいました。(良い意味で)
※個人の価値観で書いています。ご了承ください。
※エンドロール中もスマホ開かないでください。迷惑です。
ディズニー作品ゆえにマレフィセントの怖さの表現が…
2019 BD/DVD 66
何がしたいのか不明
真実の愛を新解釈した秀逸メルヘン
「眠りの森の美女」をベースに独自の展開をみせるファンタジー。
アンジーのドはまり役としても話題になった。
白雪姫、シンデレラしかり、出会って者の数分で恋に落ちる王子様。夢見るにはあまりにも現代はせちがらすぎて、そんなメルヘンには到底浸れない。
最近のアメコミでも、バットマンやハルクなど心に闇を抱えたダークヒーローの方が、息が長い人気。高校生のスパイディだって、グウエンを亡くすなど心に深い傷を残す。
その流れを汲んでか、アナ雪、マレフィセントなど、今まで単純に「悪」として扱われてきたヴィランに理由付けがなされるようになった。
彼らもきっと、普通の人間と同じように傷つき、妬み、何か深い理由があって人を襲うようになったはず。
善と悪というシンプルな世界も時には必要だが、人間性を持たせたドラマはメルヘンに深みを与える。マレフィセントも一度は真実の愛を交わしたと思った人間に裏切られ、妖精としてこれ以上のない屈辱を受ける。結果として男の一番大事なものを奪うという復讐に酔いしれ、憎い本人ではなく無垢な子供を傷付けることになっしまう。
罪悪感を感じたマレフィセントは、呪いをかけた子供を自分自身で面倒みるはめになる。その時のアンジーの演技がいじましい。
秀逸なのは、呪いを解こうとしたマレフィセントが、自分の呪いに阻まれること。「覆水盆に帰らず」ではないが、やってしまったことは取り返しがつかないこと、そして人の強い恨みは本人が忘れても周りに影響を与え続けるのかもしれないと、改めて思う。
人を傷付けることや復讐することは自分も不幸にするという話は、子供が見てもわかりやすい。
そして男女の愛より母子の愛。新しいメルヘンの解釈は新鮮で、面白かった。
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