「母性愛はあるけど異性愛はない」マレフィセント いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
母性愛はあるけど異性愛はない
非常に色鮮やかできれいな映画でした。
妖精が舞い踊り、魔法の力で空を飛び、ドラゴンやドワーフや花や蝶や、ああなんて理想的な魔法の世界なんでしょうか。
映像美はすばらしい、残念だったのは字幕版が3D上映のみに限定されていることでしょうね。英語で聞きたかったのに、なんで2D上映は吹き替え版に限定しているのでしょうか。
母性愛はあるのに、異性愛はてんでダメ。王と王妃の愛情も、マレフィセントの愛情も、オーロラと王子の愛情も。
やっぱり真実の愛なんてないのかもしれません。それを強調したかったのかな、でも、それってなんのために?
ディズニーの物語をすべて見ているわけではないのですが、珍しいな、と思いました。ディズニーはあいばかり謳っているような気がしていたので、たとえ家族愛では乗り越えられないものでも異性への愛なら乗り越えられる、というような物語が典型でした。
アナと雪の女王でもそうでしたが、異性愛より家族愛、というのが向こうの地で流行っているのでしょうか、なんかそんなかんじがします。
向こうなんて恋愛至上主義の個人主義なのに、いったい向こうの地に何が起こってるんだろう。
コメントする