「全ての人間を肯定したい!」マレフィセント パスカルおがたさんの映画レビュー(感想・評価)
全ての人間を肯定したい!
殺人事件や自死、卑しい政治家や経済人が溢れている世の中。
そういうニュースを見ると、悲しくて、寂しくて、情けなくて、悔しい気持ちになる。
人間は、人を傷つけたり、ズルをしたり、汚いことをするために、生まれてきたわけじゃないのに、本当は優しくて、美しい存在だと思う。
意地悪な人。ずるい人。人を傷つける人。
そんな人たちなんか、大嫌いだ。
そういう人たちを見ると許せなくなる。
でも、この映画は教えてくれる。
「どんな人でも本当は温かくて、優しくて、美しいのだ。」と。
意地悪になったり、人を傷つけたりしてしまうのは、人間やその人が悪い存在だからではなく、苦しいことや悲しいことや、許せないことや悲惨なことがいけないのではないのだろうか?
本当は、優しくて、温かくて、美しい人間。
それを壊したり、変えてしまうのは、人間の心自身が悪いのでなく、そのような負の要素が、「人間の美しさ」を「人間の悲しさ」にしてしまうのではないか?
だから、世界から、悲しいことや苦し過ぎること、酷すぎることが減って欲しいと思った。
悪い人間は、その人がいけないのでなくて、その人の純粋な心を破壊してしまう、様々な要因になると思う。
だから、人間は本当は、優しくて、温かくて、素晴らしい存在だと思いたい。
マレフィセントは、そんな風に、人間を肯定できる視点をくれる魔法をかけてくれる。
優しくて、温かい、真実の愛を教えてくれて、
ありがとう!マレフィセント!!
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