「原作ファンとしては・・」マレフィセント Lilyさんの映画レビュー(感想・評価)
原作ファンとしては・・
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眠れる森の美女は昔から大好きだったので、少しわくわくしていたのですが、がっかりでした。
マレフィセントがかわいそうという声が多く聞こえますが、普通に考えると罪のないオーロラに呪いをかけた挙句にオーロラが小さい頃から見張ってるストーカーですよ。王様もたしかに悪いことをしたと思うけど、マレフィセントを殺せたはずなのに殺さず羽だけを持ち帰った。完全なる悪人ではないのです。マレフィセントも王様も完全に善人と悪人に分けることができないので、最後マレフィセントが勝っても、気持ちよくありませんでした。
オーロラも世間知らずとはいえ狂ってると思います。実の父親が殺されそうになっているというのに、まだよく知らないストーカーおばさんを選ぶなんて。しまいには自分が女王の座を手に入れる。。。
他にもたくさん気になる所はありますが、結局、マレフィセントを主人公にし、テーマを母性愛にした結果ほかの部分がぐだぐだになってしまったように思えました。
母性愛がテーマなのに産みの親はほとんど登場しませんし、マレフィセントの母性愛を強調するために妖精のキャラがクズのおばさんキャラになってしまったのも残念です。
悪役を主人公にするのは面白い試みだと思いますがね。
驚いたのですが、続編を製作するとのことなので、作品に対しての考えが変わるかどうか、観てみたいと思います。
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