「ソロ作品としては最終章だが・・・!?」アイアンマン3 熊平さんの映画レビュー(感想・評価)
ソロ作品としては最終章だが・・・!?
最初に今回のレビューはフィギュアから視点も交えて書いているのでご了承下さい。
さてまず印象として「あれ?パトリオットは?」と「マンダリンとは何だろう?」というのが正直なとこでした。
・特にアイアンパトリオットについてですが、どうにも扱いが酷過ぎるかと。ろくに活躍していません。
私の記憶が正しければ、敵に拉致されスーツを奪われる→スーツ悪用で大統領拉致成功→人質となった大統領の拘束具の代わりか知りませんが、大統領が何故か装着したままワイヤーで吊らされる→何とか大統領を奪還成功→スーツを返してもらう→大統領を安全な場所へ避難させる→終了
私はアイアンマンよりウォーマシン派なので、今作での活躍を期待していました。
2の時に、ウィップラッシュから解放されたウォーマシンがマーク6と背中合わせでドローン達を無双したシーンはとてもカッコよく胸を熱くさせられました。なので今作でもそんな熱いシーンが見られると思ったのに・・・残念。
またフィギュアの視点からも。ホットトイズから「ウォーマシン・マーク2」が製品化されていますが、私の記憶が正しければマーク2の登場はありませんでした。これも凄く残念でなりません。
(個人的にはパトリオットが敵に奪われてから、切り札として登場するのかと思ってたんですが)
・次に今作の目玉ともいえる過去最多数のパワードスーツが登場しました。
私は今回多数登場するスーツの中でも、ホットトイズから製品化が決定した数体がメインで活躍すると予想していましたが、実際は各スーツが活躍する場面が少ししかなく印象に残るものが少なく感じました。
(戦いの場が暗い影響か識別しにくい部分もありました)
・そして今回の敵「マンダリン」 私は原作も読んでませんし、軽くキャラ紹介で知ってる程度でしたが、予告で現れたベン・キングズレーが演じている雰囲気はなかなか良い印象でした。
しかし今作を見ていると、マンダリンがよく分からなくなってきました。予告や物語序盤で見せた冷徹非常な表情でテロを行う極悪人かと思えば、目がうつろで意識が飛ぶジャンキーな一面を見せ、トニー達には影武者と勘違いを受けた上に、悪役No.2かと思っていたアリドリッチ・キリアンが「俺がマンダリンだ!」と発言してしまう展開に。つまり今作のラスボスはアルドリッチ・キリアンだったいうこと。
キリアンがラスボスになるのは良いですが、それならばマンダリンは単に名前だけの存在になっちゃいます。
オリジナル作品なら文句は言いませんが、これはアメコミを原作とした実写版。多少能力や力・100歩譲って容姿に修正が入るのも目を瞑ります。しかしキャラの存在自体が分からなくなるのは、マズいかと思います。
最初から悪い面を長々書きましたが、良い部分もありました。
それはやはりマーク42でしょう。その特徴として細かい部位での着脱可能になっているとこ。
特に(偽なのかは明言できませんが・・・)マンダリン邸での戦闘はカッコよかったですね。
片腕はパワードスーツ、もう片方は生身。そしてリパルサーレイと銃を撃ちまくるのは斬新で印象的でした。
後、ペッパーは格段にパワーアップでした!!むしろパワーアップさせられたと言った方がいいでしょうか。
多分トニーより強いんじゃないですかね(笑)
しかし、いちよ今作でアイアンマンのソロ作は終了。今後もアベンジャーズ2へ向かって、各キャラ・新キャラの映画が大きく話題になるのは間違いなさそうですね。トニーにもビッグ3としての活躍を期待していきましょう。