オズ はじまりの戦いのレビュー・感想・評価
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最近のディズニーの中ではストーリーがよかった
最近、実写版のディズニー映画はよく見ているけれど、
その中でもストーリーは単純ながら、めりはりがあって私はそこそこよかったと思う。
半年前から映画予告でチェックしていて是非みて観たい作品だったので、
期待しすぎないようにしてはいたが、飽きなかったし、映像がきれい、
好きな俳優が多くでていたのもよかったかもしれない。
ディズニーにしては、、、
個人的はちょっと期待はずれでした。
ストーリーの意外性はそこまで無く、先が読める展開でした。
あと序盤がかなり怠いです。オズの無能さを見せるだけならもっと短くても良かったんじゃないかと、、、。
でも映像は綺麗でしたし、キャラクターも個性豊かで楽しかったです。
子供が見る分に充分楽しい作品だと思います。
ニート気質の舞台奇術師が「今から」本気出す
主人公のオズはカンザスの舞台奇術師。小手先の技と口先のペテンで観客や女性をだまし、奇術の技術を磨くでもなく「俺はただの"善い人"にはならない。偉大な人物になるんだ」という人物。
「明日から本気出す」とか言ってるニート気質が痛々しい。観ていてズキンと胸に刺さる人もいるんじゃなかろうか。
こういう人物像が映画に登場した場合、ヒーローの小手調べ的なあしらいを受ける頭でっかちの小悪党か、小さなほころびから悪に転じる策謀家の二つに一つしかない。
ところが本作では、第三の道として、「偉大なる人物」となるべく黄色いレンガの道が示される。
さすがは主人公といったところ。
自身の願望をかなえるだけでなく、水先案内人が美人の魔女で、黄金と王冠が約束されるというのだから、ニート的マインドのオズだってイヤとはいえまい。
ただ観客としてはおもしろくない。
ちょっとイケメンなだけで、単なる小物が美女と財宝を上げ膳据え膳で用意されてしまうとなったら、「オレらもう、帰っていいスか」状態。
それを回避すべく、性根の部分はいい人ですよ的エピソードを挿し込む。観客としては我慢ギリギリのタイミングなので、監督はもう少し早めに展開組んだ方がよかったと思う。
ともあれ、「実はイイ奴」を提供したおかげで、オズは陶器の少女を得て、観客の途中退席を回避をできたのだ。運のいいやつ。
しかしながら運のよさもこの辺で打ち止め。この先はどんどん深みにハマっていく。
本当の魔法は何一つ使えないのに魔法使いと持ち上げられ、悪の魔女が率いる軍勢を王国から追い払うハメになる。
そして本作の本番は、おそらくここから始まる。
小説『オズの魔法使い』未読の方には少々酷だとは思うが、本家オズは臆病で小心な人物。
困り果てて訪ねてきた少女・ドロシーにも、機械で動く巨大な顔の後ろに隠れて接見、魔女を倒してこないと望みはかなえてあげないなどと言いつつ自身では一歩も動かない。
知恵を求めるカカシや、心を欲しがるブリキ人形、臆病であることを悩むライオンにも同様。望みをかなえる代償として、悪い魔女を倒すようにいう。
そして帰ってくると、カカシには脳みそ、ブリキ人形にはハート、ライオンには勇気、それぞれのアイテムを授ける。
しかしアイテムがそれぞれの望みをかなえたのではなく、三者が本来持ってる知恵と心と勇気に気づかせたに過ぎない。でも感謝される。
実際に何を与えたかではなく、何をなしたかによって評価される好例。
映画のオズも同様。
人々に知恵と団結と勇気をもたらすアイテムを差し出し、見事に悪い魔女を退ける。
原作のパターンに限りなく忠実。
善き人たちは信じ、行動し、そして悪を撃退する。もともと裁縫、小金細工、歌など平和なことにしか関心のない人たちを、悪い魔女の軍団に向かわせて勝利するのだからすごい。
本作のオズは間違いなくニート気質から脱出したヒーロー、いやさ、偉大な魔法使いといって差し支えないだろう。
ただ惜しむらくは魔法演出。
オズの使う奇術と魔女の使う魔法に釣り合いが取れるようにか、実際の魔法は意外とショボい。
そこは正直、ガッカリしないでもない。演出上、しょうがないとあきらめるばかり。
ここはひとつ、陶製人形の勇気とおてんばで手を打とうか。
もうひとつのガッカリは美女が醜女に堕ちるシーン。
これまた演出上、必要だと思う。だが、男性映画ファンとして、美女が画面から減っていくのを見るのは悲しい限り。
いくら魔法日照りでも、この種の魔法はないほうが嬉しいとは思う。
では評価。
キャスティング:7(美女の三魔女が出てくるだけでうれしい)
ストーリー:8(原作に忠実かつ新しい展開がそそる)
映像・演出:7(魔法はイマイチだけど、オズの奇術は派手に見える)
原作再現度:8(マインドの部分はかなり忠実。黄色いレンガの道など小物にもニヤリ)
陶製人形の少女:7(コツコツ足音響かせて小走りの姿がかわいい)
というわけで総合評価は50満点中37点。
きちんと小説原作を踏まえた本作。ちょっと世間をスネだした子どもと一緒に家族で観に行くのがオススメ。
鑑賞後、原作と比べたトークが親子でできたら、子どもは間違った道に進まないだろう。
3D映画のお手本みたいな映画でした。
3D吹替版で見ましたが、3D映像が素晴らしかった。
本作は3D映画の映像的には、過去に見た中では一番だった。
技術的なことはわからないけど、ほとんど同じ方式で見ているので、かなり進化してきている印象です。
演出的には、ちょっと暗くなってしまう3D映像に対応して、これでもかというくらい原色の派手な色を多用して、明るい映像を作っていた。
出演者は、男性よりも派手で立体的な女性中心。
3人の魔女はいずれ劣らぬ美女ぞろいで、かなり楽しめた。
飛び出し系の演出は、見る方が慣れてきて、あまり立体感を感じなくなった頃にこまめに使う。
3D映画には、空中戦と高いとこから飛び降りる映像は必須だけれど、その辺も何度も入っていた。
それに加えて、ジュディー・ガーランド版の「オズの魔法使い」を意識したせいか、白黒からカラーに変わるため、映画の最初のところで白黒の3D映像も楽しめた。
初めて見たけど、白黒のせいか、映像がはっきり、くっきりして、画面を小さめのサイズにしている効果もあって、かなりいい感じだった。
サブキャラクターの、ベルボーイの服装をしている羽の生えた猿や、陶器の少女も可愛かった。
でも、ブリキ男・カカシ・ライオンみたいに、もうひとつキャラクターがあった方がよかったかもしれない。
あと、続き物だしストーリーの構成上、しょうがないのかもしれないけれど、やっぱり主人公はオッサンより少女の方がよかったかな?
内容的にはそれほどでもないけれど、3D映画のお手本のような映画で、映像的にはかなり楽しめました。
つまんなかった
子供向けなんだと思います。
えっ、これでうまく行っちゃうんだ???
と思うことが幾つか。
女の人たち、特に炎の魔女にあまり魅力を感じませんでした。
背景のCGも偽物っぽくて入り込みにくい。
アクションやストーリーも
CMで見たようなハラハラ感はありませんでした
主人公がどうしようもないやつだったり
陶器の少女が動く様子は非常に魅力的。
全体的にぬるい映画でした。
家族で行く、とかはありかもしれないけど
デートには向かなかったです。
子供向けですね
オズの魔法使いって、何となく知っているというだけ。
もちろん原作を読んだこともないし、映画も観たことない。
正直こんな私が、おもしろい映画を期待して観に行ったことが間違い。
明らかに退屈で、単純で、途中からため息とあくびが続く。
これを「おもしろいよ」と人に勧めるには、私は少々齢を重ねすぎた。
子供が喜ぶものとは、えてして大人には退屈きわまりないものだ。
ただ「崖の上のポニョ」を観たときは「あぁ子供向けだから、ここまで徹底してればOKだな・・・」と納得できたが、この映画については、なんとなく消化不良で終わってしまった気がする。
それはやはり主人公が等身大のちっぽけな人間だったからかなぁ。何となく自分と重ねながら、それでいて映画の展開に違和感を感じつつ観ていました・・・
ということもあって、子供といっしょに鑑賞するにはいいのかもしれないが、大人だけで観に行くには少々きついかも。
DVDになってからでOKでしょう。映像のきれいさを思えば、できればブルーレイで。
映像は綺麗
映像は綺麗だけど内容は子供向け。そっか、ディズニーだもんな
大人にはちょっと物足りない気もする。でも黄色いレンガの道にエメラルド城まさにオズの世界で可愛かった。
CMにも出てるけど、陶器の女の子がめちゃ可愛かった☆
とりあえずまさに絵本のような映画でした。
China Girl
子供向けなファンタジー映画だけど思った以上によかった。
普段あまりこの手の作品を見ないからかもしれないが。
CGをふんだんに使った原色にあふれた自然は明らかにそれとわかるけれども綺麗だった。特によくできているなぁと思ったのは陶器の少女。そのキャラクターも面白かった。
全体的にまとまりがよく最後まで楽しめて鑑賞できた。
同時に、アニメもよいが、こんなにCGを使ったファンタジーを見ることができる現代のちびっこをうらやましくも思った。
魔女が弱すぎ、オズはペテン過ぎ。
サムライミの最新作で楽しみにしていたけれど…
チョット物足りない仕上がりでした。
まず、‘オズ’。
ラストはきちんと更生されますが、ペテン師のあまりのダメ男ぶりに共感できない。
そして次にメインキャラの3人の魔女。
こちらもそれぞれのキャラがいまいち深くない。世間知らずの西の魔女、セオドラが豹変する過程もいまいち理解できない。こんなチラッとした出会いであそこまで男を憎めるのか?自分を捨てられるのか?
陶器の少女も微妙…。立ち居振る舞いは可憐な少女だけど言うことやることはただのわがまま少女。メルヘンのかけらもない。
さるのフィンりーは良かった。目の表情やコミカルなセリフがとても良くできている、と思う。
映像はさすが、というか予告のまんまでそれ以上の驚きはなし。
アリスで同様の映像見ているから斬新さが物足りなかった。
決戦の盛り上がりもどーにも消化不良。魔女が間抜けすぎ。決定打は何もないのにすたこら逃げる始末。弱すぎでしょ。
と、映画館で3Dで楽しめたけど完成度は低いかな〜。
ディズニーだからサムライミも遠慮したのかしらん。
スパイダーマン4
何でも過剰に乗っけ盛りでやらないと気が済まないサム・ライミらしいワクワクファンタジーですな!
こういう映画こそ3Dで観なきゃ損ってなもんです。
『アリス・イン・ワンダーランド』の美麗な表現を更に進化させたみたいな、『タンタンの冒険』『クリスマスキャロル』のアトラクション演出に更に磨きがかかったみたいな。
極彩色の、明らかに「CGで表現してます!」的な丸わかりの情景も、寧ろ丸わかりだからこそ楽しいという。
『ライフ・オブ・パイ』の3Dもひたすらに美しかったですが、そっち側のアート寄りじゃなくて、アミューズメント方面の楽しさというか。
特に矢継ぎ早のアトラクション演出なんてあれですよ、ライミさん。
ひょっとしたら遂に実現しなかった『スパイダーマン4』の「やれなかったことを全部やってやる!」という鬱憤晴らしだったんじゃないか?と思えなくもなくw
ディズニーアトラクションにサム・ライミの流儀が見事に合致したんでしょうな。
まあこんだけ3Dとの相性バッチリな物語なんですけど。
これって『オズの魔法使い』の前日譚なんだそうで。
つか結構オズとかどうでもいい感じの内容ですよね?どうでもいいというか、題材をオズにしなくても良かったんじゃないの?みたいな。
オマージュを捧げた、なら分かるんですけど。ま、別にいいんですけどね。
続編の計画もあるそうで。サム・ライミが続投するとしたら、スパイダーマンの次に新たなシリーズ獲得できるわけですね。
今から楽しみにしてよっと。
オズ はじまりの戦い
原作「オズの魔法使い」はドロシーと案山子とライオンとか登場して・・・何するんだっけ?という位の知識で見ましたが、その「はじまり」のお話なので問題なく楽しめました。
字幕・3D無し版で見ましたが、充分です!3Dは好きじゃないし、映像の美しさや迫力は充分感じられました。
女好きで軽薄、見栄っ張りなオズが不思議な世界に迷い込み、誤解と財宝欲しさから悪い魔女を退治すべく動き出し、信頼出来る仲間を増やしながら本当に活躍して・・・?という話。
現実の世界で振った恋人が東の魔女と瓜二つ、傷つけてばかりの親友は猿、足を治してあげられなかった少女は陶器の少女として登場することから、オズの夢の世界なのかな?その後オズは元の世界に戻るのかしら・・・?続編はないのかしら?ファンタジーは好きなので、是非見たいです。ファンタジーでも「アリス・イン・ワンダーランド」はあまりおもしろくなかったけど、これは良かったです。
魔女3人は美女揃いなのだけど、一番重要な役どころで「美しい」東の魔女が一番「あれ?」な感じ・・・。清廉でキュートなので役柄には合うのだけど、「スパイダーマン」のメリー・ジェーン役のキルスティン・ダンストにも感じた「あれ?」と同じ。2人が似ているから始め同一人物かと思ったほど。監督も同じと後から知って驚きです。キャスティングはしないでしょうから監督の好みって訳でもないだろうけど。
心温まるお話でした。
表向きはファミリーファンタジー、裏はTHE女のバトル
名作「オズの魔法使い」の前日譚。
1939年の有名映画はだいぶ前に見たが、正直ちょっとうろ覚え。
なので、ほとんど予備知識ナシで、純粋に一本のファンタジーとして見た。
インチキ手品師のオズは、乗った気球ごと竜巻に飛ばされ、不思議な世界に辿り着く。そこは魔法の国オズで、伝説の魔法使いと勘違いされたオズは、悪い魔女から国を救う事に…!?
冒頭の現実世界はモノクロ映像。魔法の世界はカラフルな3D映像。
3Dの醍醐味が存分に活かされた映像は、本当に魔法の世界に迷い込んだ感覚を体験させてくれる。
魔法の世界にはユニークなキャラクターが付き物。“ベルボーイモンキー”と“しかめっ面”はナイスキャラ、ちょっとおマセな陶器の少女は愛らしい。
どこまでもファンタジックで楽しいファミリームービーだが、結構ブラックな一面も。
ジェームズ・フランコ演じる主人公オズは、口が達者で傲慢でお調子者で女好き。なかなかの最低男。
(余談だが、冒頭で気球に乗って逃げる高笑いのオズが、何故か怪人二十面相に見えたのは僕だけ…?)
西の魔女セオドラにミラ・クニス、東の魔女エヴァノラにレイチェル・ワイズ、南の魔女グリンダにミシェル・ウィリアムズ(インディーズ作品のイメージが強いミシェルにしては珍しい役!)、豪華な女優陣がそれぞれ扮した三人の魔女が三者三様。
純真、腹黒、慈愛…。この三人の女のバトルこそ、本作一番の見所だろう。
オズの薄情さが一人の魔女の運命を狂わせてしまう。愛が嫉妬へ。
しかし、オズも根は善良。現実世界で足の不自由な少女を治せなかったオズが、魔法の世界で陶器の少女の足を治すシーンは印象的。
とは言え、全体的に見るとやっぱり子供向け。三人の魔女の関係性はすぐ予想がつき、ラストバトルとなる一世一代の大ペテンは見てて楽しいが、ハラハラドキドキはさほど盛り上がらない。
せっかくオスカー受賞&ノミネート経験アリの実力俳優を配しながら、揃いも揃ってアニメ演技なのも難点。
「アリス・イン・ワンダーランド」の二番煎じと言われても反論は出来ない。
サム・ライミが監督でもティム・バートンが監督でもどちらでも良かったように感じてしまった。
ファンタジーを好きか否か、ファミリー向けの内容を楽しめるか否かでかなり賛否分かれるだろう。
でも、楽しい一時には浸れた。
この余韻が残ってる内に、続き(レンタルしてきた「オズの魔法使」)を見よう。
サム・ライミはブレない。
高低差と遠近感で魅了する驚きと興奮のアトラクション3D体験。
シンプルなドラマを彩る毒っ気たっぷりのダークな世界感と、
どことなくチープなB級感は流石のサム・ライミ印!!
"3人の美魔女の欲望と嫉妬の戦いに巻き込まれたプレイボーイ"
胡散臭さと醜さを散りばめ、
ちょこっとロマンチックも忘れない愉快な「オズの魔法使い」前日譚。
ショウタイムを満喫した!
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