オズ はじまりの戦いのレビュー・感想・評価
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話の展開が理解不能。
1939年の映画「オズの魔法使い」の前日譚となる本作。
御馴染みドロシーが後々会うこととなる人物の本来の姿が描かれており概ね好意的な解釈の元、物語が展開されています。
色合も綺麗と言えなくもない。
流石ディズニー…と言いたい所ですが。。
正直、話の展開は滅茶苦茶。
特に序盤から中盤。
あまりの急展開振りに劇中十数分間意識が飛んでいたのでは…と錯覚するような感覚に。
途中からはジムキャリー主演作品と見間違えるようなトンでもキャラが出始めて頭はグッチャグチャ。
何だかんだで纏めた風に見せかけ…きれていない作品でした
主役のジェームズ・フランコは過去作では然程気にならなかったのですが。
本作で終始浮かべている張り付いた笑顔は先日観た「さよなら、ドビュッシー」の清塚信也を彷彿させるモノがありました。
まさかジェームズ・フランコ、ディズニー映画に緊張していたのか!?と邪推したくなるような笑顔でした。
劇場3Dで鑑賞しましたが集合体恐怖症の方は避けた方が良いと思います。
ディズニーが最後の最後に無理矢理話を畳む荒業が観たい方のみ。
オススメです。
「オズの魔法使い」で予習を…
『オズはじまりの戦い』は「オズの魔法使い」の前日譚。
実はドロシーがでてくる「オズの魔法使い」には13編の続編があるのだけれども、どうしてオズが偉大な魔法使いになったかというバックグラウンドはこれまで書かれておらず、断片的に書かれていた過去や描写から今回の作品を作り上げたとのこと。
一作目「オズの魔法使い」についてはまだ読んだことがない人は本作品を見る前に一度予習しておくといいかも。
魔法使いでないオズが悪い魔女を倒していかにオズの国を救うのかが見所。
冒頭の歩けない少女と陶器の少女のオーバーラップはちょっとジーンときたけど、なるほど同一キャストみたいですね。
全体的にファンタジーの世界観の描写がとても綺麗です。
(もっとも、エメラルドシティはもっと緑色っぽいイメージでしたが…。これは専用眼鏡※原作参照 をつけていないからですかね)
オズと言う名のペテン師の物語
紛れもないオズの世界
楽しませるアイデアがいっぱい
楽しめる作品です
タネが分からないマジックは魔法と同じ
今回はIMAX3Dで鑑賞したので評価が普段の2割増しくらいになっているかも……
ともあれ、楽しかった!
ニヤリとしてしまうのは冒頭20分のモノクロシーン。
あえてCGを目立たせない、アナログな手触りが楽しい。
白黒4:3から極彩色16:9に転じた瞬間の効果は劇的!
本作、世界観や造型が特徴的かというと実はオリジナリティは薄めな印象なのだが、
色彩の鮮やかさ・美しさに関しては、他作とはちょっと群を抜いてると思う。
竜巻に遭遇→滝に落下までの流れやそれ以降の幾つかのシーンも
遊園地のライドアトラクションなノリで、これを3D+大画面で観ると楽しい楽しい!!
最初の『スパイダーマン』でも感じたなあ、このライド感&ワクワク感。
キャラも良いっすね。
3人の魔女は三者三様にお美しい。
ミラ・クニスとレイチェル・ワイズは女の怖さをビシバシ放出。
ミシェル・ウィリアムズも少し天然が入っててお茶目。
(けど彼女だけはなんか衣装がミスマッチな気が……)
お猿のフィンリーは臆病ながら、主人の為に頑張る姿が可笑しい。
健気な陶器の少女は正直、魔女3人よりもキュートで魅力的だ。
(チャイナガールって呼び方がエキゾチック)
そして主人公オズ。
女たらしで欲が強くて傲慢チキなヤツだけど、根っこには善良さを秘めている所が良い。
彼が求めた偉大さ(greatness)というのは、
善良さ(goodness)の後に尾いてくるものだったのかも。
ただ彼は、元の世界の恋人と結ばれた訳でも少女の脚を治した訳でもない。
それを思うと少し複雑な気分になってしまうのだが、
彼は彼に出来るベストを尽くしただけかな。
治せるものなら、序盤の少女の脚も彼は喜んで治したと思う。
クライマックスを観ながら感じた事。
タネが分からないマジックは本物の魔法と同じ。人を驚かし、脅かし、魅了する。
途方もない可能性まで信じさせてくれる。
そういう意味ではマジックも映画も、同じくらいに素敵なものだと思った。
以上!
家族で楽しめる良質エンタメ映画でした。
アルカザーム!
……と締めた所で思い出したが(笑)、
なぜか魔女の正体が明らかになる最後だけ異様に怖い(爆)。
『スペル2』みたいなノリで恐ろしい魔女の顔がどアップになった瞬間、
後ろに座ってた子ども達が悲鳴を上げました……意地が悪い男よのう、ライミよ。
鑑賞予定の方はちょっと注意。
〈2013/3/18鑑賞〉
テーマパークのアトラクションの様だ!
大好きなファンタジー
ラストのショータイムがなんだか不思議
ディズニーらいし映画でとても不思議な空間を味わえた映画でした。
昔やった映画の前日課ということでそちらは未鑑賞でしたが、まったく問題ありませんでした。しかしそちらを見たほうが違った楽しみを味わえたかもと思える映画でありましたが。
今作は何と言っても個性的なキャラクターがいい。この辺監督サムライミさんらしいといった感じでしょうか、なんだが「スパイダーマン」を思い出します、編集の仕方とか特に。
空飛ぶ猿フィンリーに陶器の少女(なんで名前ないんだろう?)など見るだけで愛着の湧くキャラクターはとてもよかったです。三人の美しすぎる魔女もなかなかです。女優さんもただきれいなだけでなく、それのキャラに合った女優さんをチョイスしています。キャスティングした方はいいチョイスしたなと思えます。
そしてジェームズフランコ演じる主人公オズもとてもよかった。妙にコミカルで腑抜けな感じがこれまた面白いです。「スパイダーマン」で演じたときと比べものにならないくらいの演技力です。
後ラストのショータイムもとてもよかった。オズが繰り出すマジックに動揺する人たちを見てると「昔やった映画『オズ』を見た観客もみんなこんな感じで反応してたのかな?」と思ってしまいました。なんだか昔の映画館の雰囲気が味わえた感じがしました。この辺スタッフの確信犯なのか自分が無頓着なだけなのか。
ストーリーもなかなかの出来で、「偉大な男」を夢見るオズの成長物話は良かったです。多少都合がいいというのか100%オズを肯定できるものではなかったのが残念でしたが、それらを踏まえて成長できたと考えたらオズを責めるのは場違いかなと思ったり。
魅力的な世界観にキャラと、ファンタジー映画としては文句なしの一作だったともいます。親子連れには最強の一作だと思います。
皆さん笑わないんですね
オズのはじまりの物語、という予告編の意味はよく理解せずに見に行って・・・
「なるほど!」と納得しました。
昔の「オズの魔法使い」を見ていて良かったです。
お陰で途中から一人クスクス笑いながら見てしまいました。
周りの皆様は静かだったので、私がなぜ笑っているかは分からなかったかも。
でも・・・
「私が偉大なる魔法使いである」とクライマックスでの登場シーンなど、おお、懐かしい!と感じる仕掛けでしたので、知ってから見るとなお楽しいですよ。
知らない方はドロシーが主役の「オズの魔法使い」をぜひ見てみてください。
ただ本作は、映画全体としてはまあまあ止まりの評価とします。
第一に長すぎました。あんなに長くしなくても仕上げられたんではないかな。
途中で一部寝てしまいましたから。
あと、いかにも3Dのため、というカメラワークも鼻についてうんざりでした。
サム・ライミ ファンタジー!
今一つ
気楽に楽しめる作品だが、期待していた程ではなかった。
原作の「オズの魔法使い」を全く知らないと唐突すぎてよく分からない展開も多いかと思う。昔は児童文学として多くの人が読んでたんだけど、最近の若い人は知らない人も多いんじゃないかなぁ。今から行く人には、子供向けにまとめられたものでもいいので原作のハイライトをチェックしていくことをお勧めします。
2D字幕でみたが3Dからの変換がうまくないので残像感のあるノイジーな画面だった。ビビットで幻想的な色使いは好みの分かれるところかとおもう。
色々なオマージュっぽい表現も有るようだがいまいち分かりにくいので関連映画をまとめて見直すともう少し楽しめるのかも。家向きかな。
軽いノリのオズだが大人向けのキャラクターに設定されている
女ったらしのマジシャンが魔法の国に迷い込み、財宝と名声に目が眩んでいい加減な安請け合いをする話だが、そこが「ロマンシング・ストーン」のようで大人向けのファンタジーらしい。ミラ・クニス、ミシェル・ウィリアムズ、レイチェル・ワイズという幅広い年代をターゲットにした女優陣をみても子供向きではない。ところがファミリー層まで狙った営業が目立つ。ここは大人が楽しめる作品であることを強調した方が得策だったと思う。子供向けの映画だと思って敬遠した大人が多かったとすれば残念だ。
美しい色彩と造形を観るだけでも価値ある映像に3Dがよくマッチしており、観るならぜったい3Dがお薦めだ。
ジェームズ・フランコによる軽いノリのオズがいい。レイチェル・ワイズは言わずもがなの存在感を示し、さすがにミラ・クニスの大きな瞳も少し霞む。もったいないのがミシェル・ウィリアムズ。役どころはいいのだが、時間の関係かここぞという見せ場に欠ける。けっきょく何をしたというわけでもなく終わってしまう。
監督のサム・ライミは女優の魅力を引き出すのはあまり上手くないようだが、羽のある猿フィンリー、陶器の少女や小人の執事ナックたちの作りこみは巧く、エジソンの映画技術を応用したクライマックスまで思いのほか楽しめた。
ダニー・エルフマンによるメロディアスな音楽もいい。
サムライミ×ディズニ-=↓↓
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