「寒いし疲れる。だけど!」THE GREY 凍える太陽 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
寒いし疲れる。だけど!
映画館へ行くまでに、うだる様な暑さに参ってしまいそうな毎日。
でも、この映画が始まってしばらくすると、寒くて、寒くて。
いくらアラスカの雪原が舞台だからって・・・
ここまで、寒さを感じるとは思わなかった。
そして、力の入れ過ぎで疲れる。
肩が凝る。
でも、良いよ。
ならず者の男たちは、飛行機が墜落するまでは、生きる意味さえ失っているかのようだった。
だけど、救助さえ期待できない状況に陥った時、生存本能が目覚めたようだ。
どこまでも雪。雪。雪。
深い深い雪。
野生の狼。狼。狼。
とても大きな狼。
牙。牙。牙。
雪に足を取られ、思うように歩くことさえ難しい。
寒さとの戦い。
狼が襲ってくる恐怖。
大自然の中に放り出された人間は、無力だ。
自然の強大さ、荘厳さ、厳しさ。
ライフルを失ってしまい、できることは、狼に関する知識を活かすことだけ。
ただ逃げるために。
生と死。
それぞれの悩み。
偶然の出来事。
現実味あるストーリーに引きつけられた。
父が残した≪4行詩≫の意味。
今、気づく。
愛されていたことにも。
それにしても、救助、遅過ぎ。
エンドロール後にも映像あり。
見逃さないで。
リーアム・ニーソンは、2009年に妻のナターシャ・リチャードソンを亡くしたとのこと。
その後、この映画への出演を決めたとか。
生きる意味や目的を失った男と自然の闘いは、彼自身の心の戦いだったのかもしれないね。
最近のハリウッドは、近未来のアクション作品が多いけれど、これは、文明の恩恵が届かないアラスカの雪原でのこと。
それが、何だか目新しく感じた。
りりーさん、返信ありがとうございました。
本当、寒いし重いけれど、実は前向きな映画だったのかもですね。
もう一度観る機会があったら、お陰様でまた違った見方ができそうです。
その時はたぶん開始3分で僕は泣いてますけど(笑)。
こちらこそ、これからも宜しくお願いしますね。
それでは!
きびなごさん
初めまして。
コメントを頂き、ありがとうございます。
とても嬉しいです。
リーアム・ニーソンの虚無的な感情は、彼自身のものだったのかも。。。
なんて思うと、この作品が少し前向きなものに見えてきますね。
いつも自分勝手な感想を書かせていただいております。
ご賛同いただき、とても嬉しいです。
今後とも、よろしくお願いしますね。
あ! 大変失礼致しました、
名前を読み違えてしまっておりました。
リーアム・ニーソンの奥さんはミランダ・リチャードソンじゃなくって
ナターシャ・リチャードソンですね。お恥ずかしい……。
申し訳ございませんでした。失礼致します。
りりーさん、
お初にお目にかかります、きびなごと申します。
優しく暖かみのあるレビュー、毎回楽しみにしております。
リーアム・ニーソン、実際に奥さんを亡くしていたのですね……。
彼の奥さんがミランダ・リチャードソンだったことも、彼女が亡くなっていた事も、
りりーさんのレビューを読んで初めて知った僕です。
なんだかとても哀しい気持ちになってしまいましたが、
同時にこの映画とリーアム・ニーソンがもうちょっと好きになれました。ありがとうございます。
彼も必死に闘ってるんですね。これからも、人に希望を与えるような映画を届けてほしい。
あ、えーと、重いコメントでスミマセンでした(笑)。すぐ思考が重い方に傾いてしまう人間なのでイカンです。
コメント失礼致しました、次回レビューも楽しみにしてます!
それではまた!