「3人のフェイバリット、期待したが・・・」J・エドガー xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
3人のフェイバリット、期待したが・・・
皆さん、こんにちは(いま1月19日10:00頃です)
監督がクリント・イーストウッド、主演がレオナルド・デカプリオ、そして助演がナオミ・ワッツ、僕にとっては夢の組み合わせだった・・・
だが、観終わったとき、かすかな落胆があった。
む~ん、なんといったらいいのか。
詰め込みすぎというのか。
たとえば、リンドバーグ事件について、よく知らない。
だから、それがどれだけ、その後のFBIの拡大強化につながったのか、わからない。ということもあるだろうと思う。
でも、一晩寝て起きたら、また、違ったことも思った。
あの爆弾事件で、反共というものも喚起されたエドガーの思想とその後の行動。それを徹底すればするほど、人権よりも公共の安全に傾いていく。
FBI長官としての公の顔だ。
そして、私の顔。
母親の関係、副長官との関係など、ひとりの男として、複雑な顔を持っていた。
そして、裏の顔。
八代に渡る大統領の触れられたくない秘密が書かれたファイル。
この秘密ファイルによって権力を掌握していく。
これがあったから、50年近くFBI長官を勤め上げられた。
そのファイルを管理する忠実な秘書がナオミワッツ扮するヘレンだ。
(ナオミ・ワッツもよくこんな老け役を演じたものだ)
そういったことを、50年くらいのサイクルで、早回しした映画だった。
というわけで、頭をクリアにして論理立てれば、すごい映画なのだが、その直後は整理がつかないほどの情報量の大きさに、たじろいだ。
というのが、感想だった。
試写会でみたのだが、前売りも買っていたから、もう一度じっくり観てみようと思う。
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