J・エドガー

劇場公開日:2012年1月28日

J・エドガー

解説・あらすじ

FBI(アメリカ連邦捜査局)の初代長官を務めたジョン・エドガー・フーバー(J・エドガー)の半生を、クリント・イーストウッド監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグで描くドラマ。1924年、FBIの前身である捜査局BOIの長官に任命され、35年にFBIへと改名した後も、72年に他界するまで長官として在任したJ・エドガーは、カルビン・クーリッジからリチャード・ニクソンまで8人の大統領に仕え、FBIを犯罪撲滅のための巨大組織へと発展させていった。しかし、多くの功績を残した一方で、時に強引な手腕が物議をかもし、その私生活は謎に包まれていた……。脚本は「ミルク」でアカデミー賞を受賞したダスティン・ランス・ブラック。共演にナオミ・ワッツ、「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーら。

2011年製作/138分/G/アメリカ
原題または英題:J. Edgar
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2012年1月28日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 ゴールデングローブ賞(2012年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) レオナルド・ディカプリオ
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(C)2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

映画レビュー

2.0 人間であるが故。

2025年7月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

やや冗長に感じられたが、実話ベースの人物伝、生涯独身で権力志向の強い彼のお話ならこんなもんなのか。

フーバーは一応正義のために奮闘していたのかもしれないが、やはり人の数だけ正義はある訳で。自身の正義に固執するあまり、その正義のせいで自身もがんじがらめになってしまう。自身をヒーローとして仕立てあげる、記憶が置換されていくのも、彼が人間であるからこそなのかもしれない。

マザコンだろうが、同性愛者だろうが、愛する人がいて、その対象に受け入れられていたなら。それだけでも人生捨てたもんじゃなかったんじゃないかな。

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Nori

4.0 フーバーの人生描写の信憑性と、長々と描写される老いたる姿に…

2025年7月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

クリント・イーストウッド監督作品だから
というよりは、
フーバー長官はその立場を使った秘密情報
から歴代大統領をもコントロールしたとの
ことなので、本来は彼の影の政治力の面に
注力して観たい作品だった。
しかし、事前の情報では彼の同性愛等、
私的な面がクローズアップされているとの
ことだったので、
少し心配しながらの鑑賞となったが、
その心配は杞憂だった。

副長官との同性愛への触れ方が、
彼の自称正義感的な信念に基づく人生描写を
妨げることはなかったし、
彼の晩年と若い頃の場面変換には
イーストウッドの名監督としての
見事な力量を感じることが出来た。

それにしても、
この物語の信憑性をどう捉えたらよいのが、
私のこの映画への最大の問題となった。
なにせ、フーバー伝記の速記録記者が、
「爆破事件時の司法長官宅を訪れた青年が
フーバー長官だとほのめかして書きます」
とか、最終盤で副長官が、
「君の口述原稿を読んだ」「君の創作だ」
との会話から、
エンターテイメントとしては面白い構成
なのかも知れないが、
何が真実なのかが分からなくなる構成
だったからだ。

しかし、それを差し置いても、
演出と脚本の質の高さなのか、
見事に練られた構成に脱帽させられた。

また、気になったのが、エドガーの口から
繰り返し発せられる「ミス・ガンディ!」だ。
同性愛者のように描かれたエドガーだが、
果たして、
彼女に対する想いの真実はどうだったのか。
エドガーにもあったであろう異性への想いを
イーストウッド監督が汲んだものだった
のだろうか。

さて、
フーバーは48年もの長い間、
長官の座にいて、
77歳で長官のまま病死したようだ。
副長官共々、そんな弱々しい体力の衰えた
老いたる姿を長々と見せつけられたのは、
権力者は長くその座に留まるべきでは無く、
また、年老いた場合は早々に次の世代に
権力のバトンタッチすべきことを
伝えたいがための強調演出のようにも。
もっとも、イーストウッドは
彼らを年齢的に遙かにしのぐ老映画監督に
今はなってはいるのだが。

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共感した! 3件)
KENZO一級建築士事務所

3.0 話が飛びます。

2025年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

エドガー・フーバーには興味があったので、日比谷シャンテで上映していることをみつけてすかさず観賞しました。
・ストーリー展開は、エドガーの後述をFBIの広報官(スミス捜査官w)が筆記していく形で進みます。回顧録として事件などをとりまとめていく方法で見せていきますが、話がそれぞれに絡んだり飛んだりしていくので少々とっちらかり気味で、デカプリオのメイクで時系列を確認する感じになります。イーストウッドのいつものやり方なんでしょうが、少々外し気味かと思います。話がとっちらかり気味という印象です。
・ディカプリオとアーミー・ハマーの演技、特に老け演技が良かった。具体的には身体の動き、関節の硬さ・不自由さ、セリフ回しが自然でした。遠目からは、それぞれ別人?と思いましたが、寄った映像みたら特殊メイクとすぐに分かったのでメイクは落第です。
・キャラに色んな要素が盛り込まれています。
 特に、エドガーのマザコン具合、同性愛(なのか?)、独りよがりの正義感、偏屈さ、献身と傲慢などなどが盛り沢山です。それに周りのキャラが絡み合っていきます。

正義ってなんでしょうね。エドガー・フーバーって悪人と言い切れませんが、決して善人でもないですよね。

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zem_movie_review

4.0 情報は力 〜 僕を ”エドガー” と母はそう呼ぶ

2024年9月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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こころ