劇場公開日 2012年8月4日

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「感情が麻痺した国民」かぞくのくに コバヤシちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0感情が麻痺した国民

2018年5月18日
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感情を麻痺させたような無表情な役所の井浦新が本当に物悲しい。
彼の国に翻弄される息子を思う母親の気持ちを思うと胸が苦しくなります。
兄を思う妹の気持ちを考えるとやるせない思いになります。
愛国心と息子の処遇に対するジレンマに思い悩む父親の気持ちは、やはり私は理解できません。
本当に物悲しく、色々な事を考えさせる映画です。
できれば是非色々な人に観ていただきたいと思いました。
そして、今現在、彼の国に顕著な変化がある物の、
やはり私は彼の国を信用する事が出来ません。
ただ、国民に罪は無い事も理解はしているつもりです。

コバヤシちゃん