幕末太陽傳

劇場公開日:

幕末太陽傳

解説

川島雄三監督が1957年に発表した名作喜劇。幕末の文久2年、品川の遊郭で飲めや歌えやの大騒ぎを繰り広げた佐平次は、一文の金も持ち合わせておらず、遊んだ分を居残りで働くことに。しかし、お調子者の佐平次は自らの困難をものともせず、遊郭に立ち寄った高杉晋作らとも交友し、巻き起こる騒動を次々と片付けていく。物語のベースは古典落語の「居残り佐平次」。脚本を手がけた今村昌平が助監督を務めている。2012年、日活創立100周年記念事業の一環として最新のデジタル技術を駆使して映像修復した「デジタル修復版」が公開された。

1957年製作/110分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2011年12月23日

その他の公開日:1957年7月14日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)日活

映画レビュー

5.0デジタル修復によって映画に再び命の火が灯った。

2020年5月26日
PCから投稿

笑える

楽しい

知的

日本映画史に燦然と輝く傑作であり、伝説の監督・川島雄三の代表作。映画に興味が湧くと、すぐにそういう情報は飛び込んでくる。しかし、観てみようにも以前は名画座でかかる傷だらけのフィルムか、映像も音声も不明瞭なVHSテープしかなかった。もちろん映画自体は面白いのだが、脳内補正をフル活用して、これは傑作なのだと断片を拾い集めるような作業でもあった。

しかし、日活さんありがとう、よくぞここまでキレイに修復してくれました! セリフがハッキリ聞こえる、役者の表情がよくわかる、など、本来なら当たり前のはずの状態になったことで、この映画が持つ滑稽味がよりハッキリと伝わるようになった。そして驚いたのは、セットの豪華さ。今の日本の感覚なら完全に大作映画の規模であり、小気味いい落語噺がベースなのに、こんなに豊かで奥行きのある映像だったとは。

ようやく映画史上の大傑作がわれわれのところまで降りてきてくれた。そんな感覚が味わえる、デジタル修復の鑑のような復活劇である。

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村山章

5.0急ぐな騒ぐな天下の事はしばし美人の膝枕で・・・‼️

2023年8月2日
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笑える

楽しい

興奮

遊郭で一文無しにも関わらず豪遊し、そのまま宿に居残ることになった佐平次は、様々な人々の悩みや揉め事を解決し人気者となり、ついには攘夷派の志士達とも堂々渡り合う・・・。フランキー堺扮する佐平次のバイタリティーを落語などのネタを絡め、ハリウッド映画のようなテンポで魅せ、ニコニコゲラゲラ楽しませてくれます‼️当時人気絶頂だった石原裕次郎や二谷英明さんら太陽族のメンバーを幕末の志士にダブらせたり、女郎たちには当時の日活ご自慢のスター女優がずらり‼️脇に至るまでも名優の方々が勢ぞろいでホント贅沢な映画だと思います‼️したたかでパワフルな佐平次も、時折咳き込んだりして実は肺病持ちと、一抹の寂しさ哀しさが漂うあたりも大好きな要因ですね‼️

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活動写真愛好家

4.5ぐっさんを彷彿とする

2023年7月29日
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鑑賞方法:DVD/BD

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知的

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こまめぞう

0.5攘夷運動♥? クールなサムライ・ニッポン!

2023年6月19日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ