華麗なるギャツビーのレビュー・感想・評価
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1人の男の儚い愛の物語
舞台は1922年、第一次世界大戦後の活気に満ち溢れたアメリカ、ニューヨーク。派手なパーティや遊びにあふれ、人々は野心に満ち溢れていた頃。
そんな中、毎週ド派手なパーティーを開く素性の知れない男、ギャッツビーのお話。
とりあえずキャリーマリガンが出演していて前から気になってたけど、友達に勧められて鑑賞。なにはともあれキャリーマリガンぎ美しかったのはさておき、この時代背景を衣装や人々の生活感でよく表していているなと思ったのが第一印象。そして、語り手であるデイジーのいとこでギャッツビーの友達のニックが好きだったな。小説家ってだけあり、その文章力でこの物語の高尚さが格段に上がっているなと感じた。
最初はよく分からんギャツビーが凄いんじゃろって言う話かと思っていたが、蓋を開けてみると、すべては彼の壮大な愛によってつくりあげられた彼の野心だった。無一文だった彼がなぜここまで富で身を包むことができたのか。それは戦争時代に出会ったデイジーへの想いからで、デイジーを手に入れるために、ここまでの城を築き、パーティを開き、彼女に見合うだけの男になろうと必死だったんだと。そこに彼の一途な愛を感じたと同時にそれを実現するための野心がすごいと思った。
結局最後彼の死後、葬式に誰も訪れなかったように彼が誰かの心で生きていくわけではないけれど、少なくともニックだけは彼の華麗な生き方に意味を与えようとしたんだよね。
摩天楼がじゃんじゃん建設されていた頃のニューヨークを舞台にセレブの姿を映し、その中でも異質な存在のギャツビー。その生涯はど貧乏な家庭から成り上がり、1人の女性を愛して手に入れるために全てを捧げ、最後は殺される。まさに「The Great Gatsby」。
ロミオとジュリエットの時のレオ様を彷彿とさせるなーと思ったら、同じ...
華麗なるムービー
お久しぶりのバズ・ラーマン
ギャツビーの悲劇
ずっと気になってはいたが、長い、バッドエンディング、原作が古臭いなどのイメージがあり手を出せなかった本作ですがようやく見てみようと思いました。
結論から言うと内容は凡庸ですが俳優陣が素晴らしく、俳優を見るような映画でした。
ギャツビーはディカプリオまさにハマり役、切れたときの興奮の表情はちょっと笑えるくらい
彼は華やかさと哀愁を持ち合わせてる
ディカプリオはなんでか悲劇がよく似合う
トビーマグワイヤの役どころがとても良かった、ギャッビーメインの話だったら胸糞悪い話だったけど、何か救われた気がする。
華やかなパーティーシーン、豪華だが後半との対比がいきてきてて露骨に合成ぽいドライブシーンなど映像や演出がとても良かった
本当にオトコって馬鹿ね
個人評価:4.1
アメリカ文学の最高峰を、とてもウィットに飛んだテンポで描く。ウディ・アレン作品を見ている様に、142分の長尺も短く感じ、キャラクター達もいきいきとしている。
ギャツビーの淡い恋。それは独りよがりの男のさが。登場人物の男達は、女性に対し一方的な幻想を描き、その幻想の中で生きている。
女は現実を生き、男は幻想に沈む。
1920年代に描かれた本作の人間模様は、100年経っても変わらない男女の愚かな関係を、描いていると感じる。
本当にオトコって馬鹿ね。どの時代の女性の読者からも聞こえてきそうだ。
また見終わった後は、どこか切ない気持ちになり、メランコリックさが心の奥底に残る。村上春樹が絶賛する作家だけあり、村上作品に漂う空気感と後味がそこにはある。
その名はギャツビー 男の憧れ、女の理想 その人生は――【嘘(ミステリー)】
【1920年代の退廃したNYに突如現れた謎の大富豪の姿を、豪奢なパーティーシーン、華やかな衣装を背景に描き出す。とともに、厳しいハリウッド俳優、監督の栄枯盛衰についても想いを馳せる。】
文學好きならば、フランシス・スコット・フィッツジェラルド原作のストーリーは知っていると思われるのでストーリー詳細は割愛。
何故なら、バズ・ラーマン監督はかなり忠実に原作に沿って今作を作っているから・・。
小説では想像の中で楽しんだ1920年代の豪奢なパーティーシーン及び、デイジー・ブキャナン(キャリー・マリガン)やマートル・ウィルソン(アイラ・フィッシャー)やジョーダン・ベイカー(エリザベス・デビッキ:今作で大作デビュー。美しい・・、今作後は悪役美女のイメージが強いなあ)
達の美しい女性たちの華やかな姿を大スクリーンで堪能した。
バズ・ラーマン監督の本領発揮である・・。(只、バズ・ラーマン監督は今作以降、新作を出していない・・。)
ジェイ・ギャツビーを演じるレオナルド・ディカプリオは謎を秘めたハンサムな大富豪を違和感なく魅せる演技を披露する。
そして、今作では、デイジーの裏社会で生きる夫トム・ブキャナンを演じたジョエル・エドガートンやマートルの夫ジョージ・ウィルソンを演じたジェイソン・クラークが良い。
2020年現在、女優陣たちも活躍はしているが、(キャリー・マリガンは2019年”ワイルド・ライフ”で見事な演技を披露した・・。)ジョエル・エドガートンやジェイソン・クラークのここまでの活躍は予想出来なかったなあ。
<生き馬の目を抜くような、厳しい俳優の世界で、常に第一線で”スーパースター”として活躍しているレオナルド・ディカプリオの凄さを、今作鑑賞後、7年が経とうとしている今、改めて感じる。>
<2013年6月22日 劇場にて鑑賞>
毎度不幸なレオ様
90年前の話なんだけど古さを感じない。
それはパーティーの豪華さと使ってる音楽の所為。
この話、所謂アメリカの古典の名作らしいです。
古典をヒップホップで味付けしてしまうなんざ、
監督バズラーマンならずとも、アメリカ、ハリウッドっぽい。
話は以外と単純で、ベタなラブストーリー。
デイジーはもっとイヤな女かと思ってたが、結構葛藤してました。
でも愛人は殺っちゃうわ、ラスト逃げちゃうわ、
女って怖いなと、ヒシヒシ感じた。
ギャツビーは一途、デイジーを愛し続け、
信じてた末に哀しいラスト、何だけど、
ディカプリオが演じてる時点で予想は付いたけどね。
ニックがナレーターも兼ねるのだが、
もっと病的になっていても(例えばひげもじゃもじゃとか)
良かったんじゃないかな。
なかなかギャツビーが登場しない‘焦らし’は良かった。
最近のディカプリオは、屈折していてラストは不幸、みたいな役が多い。
(インセプション・Jエドガーetc)
今回もその点ではハマリ役。
たまには彼がハッピーなラストの話も観てみたいが、
「おいおい話が違うよ」と突っ込み入れてしまいそうだ。
Cマリガンってよく出てくるけど、かわいいからなの?
かわいいんだろうな多分。
正直そんなに感動はしなかったけど、
実話に近い話なので仕方ないかな。
当時のアメリカの勉強にはなるね。
見応えあるゴージャス
好き
バズ・ラーマンの映像美
バズ・ラーマン作品は、ロミオとジュリエット、ムーランルージュに続いて3作目に見ましたが、相変わらずの映像美ですね。
もともとバズ・ラーマン監督の世界観や煌びやかで豪華絢爛な演出は大好きなのですが、やっぱりパーティーのシーンや、車で街を駆けるシーンひとつでも色彩の使い方が本当に綺麗ですね。
また、キャリーマリガン演じるデイジーが可愛すぎるっ!!と私の中では一躍ブームになりました(笑)
美男美女という感じでギャッツビーとデイジーの絡みは見ててすごくうっとりしました。
ストーリー的には割と中だるみ感は感じましたが、最後のエンドでギャッツビーが衰えていく所とか見ていて悲しくなっていきました。デイジーとの恋もまぁ実らなくて、なかなかに悲しいエンドでしたが、豪華絢爛な映像と最後のエンドの感じとの対比がありさらに悲しさを強めていたのでそこはいい演出だなあと思いました。
まぁ映像の感じはすごく好きだけどちょっと悲しかったので好みで星は3つかな。
なかなか♪
ゴージャスの極み!!
雰囲気抜群です。お茶会のお膳立てあたりから次第にのめり込み、しばし現実の自分を忘れる事ができました。個人的に「ラ・ラ・ランド」(曲は良いが話がつまらない)、「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(男に魅力がなく話が薄い)は期待したものではありませんでしたが、それらに比べると圧倒的なパワーを持ち、歴史的名作の格の違いをこの目で確かに観る事ができました。髪が乱れるキレ演技も良かったです。映画館で観たかったです。
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