劇場公開日 2013年6月14日

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「極彩色豊かで、ラグジュアリー感たっぷりの哀歌(エレジー)。」華麗なるギャツビー Y.タッカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0極彩色豊かで、ラグジュアリー感たっぷりの哀歌(エレジー)。

2023年3月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

バズ・ラーマンが狂乱の20年代を極彩色豊かに描き出し、そこにミステリアスでダンディなギャツビーを、ディカプリオが持前のナイーブさで演じる、ラグジュアリー感たっぷりの逸品。
階級の壁に抗いながら、貪欲に1人の女を追い求める男の哀しさを、どぎついほどの明るい画面でコミックチックに描き出すことによって、作者のフィッツジェラルドが小説に込めた上流社会ひいては資本主義へのアンチテーゼが見事に浮かび上がっている。
脇を固める俳優陣も魅力たっぷりで、中でもジョエル・エドガートンの憎々しさは印象的。
何度も映画化されているが、本作が一番刺激的で内容がしっかりとしている。

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Y.タッカー