「ストーカー的ディカプリオがスゴイ!」華麗なるギャツビー m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーカー的ディカプリオがスゴイ!
フィッツジェラルド原作の小説「グレート・ギャツビー」を
「ムーラン・ルージュ」のバズ・ラーマン監督が映画化。
レオナルド・ディカプリオと、トビー・マグワイアの
2大スターでおくる ラヴ・ストーリー(?)
1920年代、禁酒法時代のアメリカ。
作家志望のニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)は、夢を求め ニューヨークの街へ来やってきた。
引っ越してきた家の隣には、毎夜~絢爛豪華なパーティーを開いている謎の大富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)の豪華な屋敷が建っている。
ちょうど 港を挟んだ向こう岸には、ニックのいとこ デイジー(キャリー・マリガン)が、夫のトム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)、娘と共に暮らしている。
夫のトムには愛人がいて、そのことを感じ取っているデイジーは、
心を痛めていた。
ある日ニックは、ギャツビーからパーティの招待状を受け取る。
でも他のパーティの出席者は皆、招待を受けたことはなく 噂を聞きつけて勝手にパーティにやって来ただけで、ギャツビー本人をも知らない。
噂だけがひとり歩きし ギャツビーは謎の多い人物として知られていた。
実は、ニックに招待状をわざわざ渡したのにも理由があった。
それは、向こう岸に住む、デイジーとお茶会がしたいというのだ。
そのため いとこであるニックに、お膳立てをして欲しいと・・・。
謎の多い、素性もわからない男にデイジーを会わせていいものか?
ニックは悩んだ。
ジェイは、自分の経歴などを話し信用を得て 最終的に ニックからOKをもらう。
ニックの自宅でのお茶会当日。
そわそわと落ち着かないジェイの元に、デイジーの乗った車が到着する。
あまりにも親密そうな2人の姿を見て、ニックは何かあることは感じていた。
しかし、親密になるにつれて デイジーの夫トムはジェイを怪しんだ。
そしてトムの口から暴かれた真実に、ジェイは取り乱してしまう。
デイジーも混乱し、その場から立ち去るが・・・・・。
バズ・ラーマン監督といえば、「ムーラン・ルージュ」で絢爛豪華な映像美の中、悲恋の物語を描いた監督です。
今回は、「華麗なるギャツビー」ですが・・・
私は今まで、この作品を観たことがなくて(もちろん原作本も見てないです)
何の予備知識もないまま劇場に向かいましたwww
というか・・・・
レオナルド・ディカプリオ!!!
やっぱすごい役者だな~って再認識したw
初めて観た作品は「ボーイズ・ライフ」だけど、この時の演技力の凄さも ディカプ~すご!って思ったし。
ジェイ・ギャツビーという男は、夢の中で生きていたんだな~って、なんだか共感できる部分が多い役柄だったかな。
お茶会の日、5年振りにデイジーと会うシーン。
ディカプリオが スゴく良かったです!
泣き所じゃないんだろうけど(w) 泣いちゃいましたねー。
思いの丈が伝わる演技が、半端なかった!!
ここから下は、ネタバレ注意
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正直言って、内容的には・・・厚みもなく、
傑作!って感じではないです。はい。
とにかく、ディカプリオが凄い!って感じかなーw
ジェイの生い立ちなど語られるところは、簡単にサクサク語られて、
「え?そんなんでいいの?」って感じだし。
音楽とか・・・この時代にヒップホップみたいな曲って・・・?
んま~派手にしたいのはわかるけど、チョッと時代とそぐわなくない?って思ってみたり。
ま~バズ・ラーマン的演出なんでしょうけどw
今回のディカプリオの役どころは、一歩間違えれば
ストーカー的「カンチガイ野郎」にもなりかねないけど
観客に そぉ思わせないのは、ジェイのひたむきな「愛」なんでしょうか。
この時代は、政略結婚は当たり前。貧乏人と貴族が一緒になるなんて考えられない時代だったんでしょう。
そんなジェイを、ほんのチョッと応援したくなってしまいます。
戦後~失った5年間を取り戻したくて、デイジーを説得するも
時間が止まっていたのはジェイだけで・・・
デイジーも時の流れには逆らえず・・・。
最後、デイジーを含む 上流階級の人間には
嫌悪感を抱きかねないエンディングで後味が悪かったかな。
こんなのありかよ!
所詮~金持ちなんてこんなもんかよ!・・・って感じ。
劇場を出て、重苦しい空気に包まれながらチャリこいで帰ったよ。
とにかくディカプリオ好きは、外せないと思うので観て欲しいですね。
ディカプリオで観る、2時間30分という感じ。
あの演技力・・・やっぱり彼は、ただ者ではないです。
ギルバート・グレイプからタイタニック、レヴェナント、ワンスアポン〜、と本当にいい役者になりましたよね。^ ^
個人的に、小栗旬は、日本のディカプリオだな〜、ディカプリオは世界の小栗旬だな〜って思ってます。f^_^;