「肯定する力強さ」ニーチェの馬 Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
肯定する力強さ
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馬が動かなくなり、水が枯れ、火種が消え、大事な生命線がひとつずつ失われていく。
すべてか終わる時とは、こんな風に孤独と静寂の中で、自分の器官がひとつずつ失われていくことなのかもしれない。
いつ止むとも知れぬ風は吹きすさび、「もうあきらめろ」と言っているようだ。
それでも、最後まで人生を肯定する力強さ。
ジャガイモだけの食事も、二人には足りているようだった。
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