「ジャガイモと馬」ニーチェの馬 びれおさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャガイモと馬
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人間がなぜ「神」を創造したのか? 神や魂を信じるようになったのか? 生きるとは?命とは何? そのような混沌を感じながら、登場する二人の暮らしの繰り返しを僕は見ることになった。 新藤兼人の無声映画「裸の島」を思い出したが、異なる点は、この映画にはナレーションと多少の会話がある。そして二人は感情を控えている。映画を見終わると、5日間どうのよりも5日間以外の始まりと終わりが気になってくる。そして二人が血縁関係なのかどうなのか? 馬は死んだのかどうなのか?と考えているうちに時間切れとなり、バッサリ切られてしまう。 つまり僕は二人に相手にされず、二人について何も知らずに5日間お世話になったような、そんな気がしていたが、まてよ、実際は僕が死んでしまったのではないか? 「はい、あんたの一生はそこまで」とされてしまったような、妙な感じをおぼえたのであった。
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