シャーロック・ホームズ シャドウ ゲームのレビュー・感想・評価
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腐女子も喜べる映画
見やすいホームズ映画
シャーロックホームズだけどアクションが主だった。シャーロックホーム...
アクション映画のホームズ
今から50年前の小学校の時、シャーロック・ホームズにハマり、小学校の図書館の本を読み漁った時期があった。中でも、『まだらの紐』は一番のお気に入りで、その怖さに、ワクワク、ハラハラしながら、何度も読んだ記憶がある。
その本に出てくるホームズは、頭脳明晰で、知的などちらかと言えば頑固なイギリス紳士。助手のワトソンも、線が細いインテリアタイプの医師だった記憶がある。そのふたりが、殺人事件や窃盗事件の難事件を、鋭い推理で明らかにしていく、トリック、ミステリーとしとの面白さがあった。
それに比べると、このホームズシリーズは、アイアンマンでお馴染みのロバート・ダウニーがJrとアクション派俳優としての印象が強いジュード・ロウが主演をはるだけあり、アクション・ムービーとしての色合いが、随分、濃くなっているかな…。
確かにホームズが、様々な状況を推理し、過去の経緯や、これから起こる未来を、バレットタイム映像で予測する描き方は、なかなか面白い。
また、当時のロンドンやパリの街並みの様子も、細かなところまで、再現していたし、地面がぬかるんでいる道、霧の中ガス灯で霞むオペラ座は、なかなか雰囲気が出ていて良かった。
でも、やっぱりシャーロック・ホームズは、アクション映画ではなく、ミステリー作品として、受け継いで欲しいのが本音です。
映像は素晴らしいが、ホームズなのに頭脳戦はどこにいった
総合75点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:85点|ビジュアル:90点|音楽:75点 )
格闘するときの人の動きや武器の取り出し方を、拡大したり緩急をつけてみたり。砲弾が発射されるときには、機械構造の中に入り込んでその部品の一つ一つの動きをゆっくりと見せてくれたり。撮影技法に関しては相当に技術が高いだけでなく、洗練された独自の感覚の良さがある。さらに美術と衣装が実に大掛かりで且つ細かいところにまで凝っているし、CGも良い出来栄えで、これらの映像だけでも相当に楽しませてくれる。娯楽として映画が提供出来る視覚情報の長所を非常に上手く引き出している。
反面、物語は単純だし、登場人物は原作の部分部分をなぞっているだけ。特にホームズは、現代の娯楽としてこれはこれで有りとも思うのだが、やはり見た目も性格も原作とかなり違って軽薄でいい加減な印象を受けるために、どうしても違和感があって慣れない。モリアーティ教授との対立の構造もしっかりと描かれていないから二人の関係性も薄いうえに敵の凄さもわかり辛く、頭脳戦も前作同様にあまりない。ひたすら映像と人の動きに頼っているので、もっと物語と登場人物設定を洗練されてくれたらと思うと惜しい気がする。
"知"と"知"の激突は痺れすぎる!
ホームズ白兵戦www
伏線の多さに唖然
2012年 高レベルの映画
おもしろい、と言わされそうになる映画
期待値が高かった。で、まあそれなりではあって期待を上回るまではいかない。
非常に事件の背景が大きくて、正直なにが起こっているのかいまいちぴんとこない。部分部分を見れば実に凝った演出がされているし、映像も十分に楽しめるのだが芯をくってこない感じ。
豊富なアイデアの断片の連続であって、映画全体を貫くものが見えてこない。推理じゃないしな、変な予知して。そのへん安易で頭使ってないなと思う。
そのいい加減さは、ラストで存分に発揮されているし、この作品に賭けるものの希薄さは最後に付け足した、?、によくあらわれていると思う。
推理ものではなく、娯楽作品としての良作
まず、私は前作を観ていません。
後、ホームズの映像化の最高傑作はグラナダTV版だと思っています。
で、本作なんですけど「ホームズ」と言うキャラクターを使った大変良く出来た「アクション映画」になっていました。
元々コナンドイルの原作も本格推理モノというより、ホームズやワトソンといったキャラ小説(今風に言うならラノベですね)だと思っていますんで、
アクション映画と言うアプローチは大正解だと思います。
また、推理シーンも「名探偵、皆を集めて「さて」と言い」ではなく、
視覚的に見せているのもテンポが良くいいと思います。推理というよりは、もはや未来予知の域に達しっている感もありますがw
処々原作へのリスペクトもあるしオチも笑えました。
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