「兄弟」ウォーリアー うんこたれぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟
2011年の映画だが、日本では劇場スルー、ラジオで町山さんが紹介していたので、当時レンタルで観た記憶
それから、配信で何回か観ているが、ラストでザ・ナショナルの曲のイントロが掛かる度に毎回必ず涙腺崩壊
アル中だった父親のせいで家庭崩壊した兄弟の恩讐を背景に、総合格闘技を通じて描く家族ドラマ
男兄弟というものはお互いライバルであり、複雑な感情があるもので、歴史が証明しているように殺しあいをするほどの関係
自分も一つ下に弟がいるが、仲がよかったのは小学生までで、中学に上がった頃には校舎ですれ違っても、お互い無視
高校生まで取っ組み合いの喧嘩をしており、今だに会うのは1年に1回、さすがに喧嘩はしないものの、会うと何かモヤモヤした感情が毎回湧き上がる、複雑な関係
とにかく、弟役のトム・ハーディが哀愁を帯びて心を閉ざす立ち技系の元海兵隊
兄貴役のジョエル・エドガートンはドリー・ファンク・ジュニアのような困ったチャン顔で、寝技を得意とするグラウンド系の高校教師
そこに、元アル中親父役のニック・ノルティ(コイツガ諸悪の根源)が絡み、親子三人の恩讐のドラマが…
ラスト兄弟マッチまで2時間、ひたすら地味~に展開するが、最後は号泣必至のドラマ
観客はオッサンばかりだけど(一人若いオネーチヤンがいた)オススメです!!
オワリ
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