「ストロングスタイル」ウォーリアー ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
ストロングスタイル
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許しあえず、関係を修復できない、不器用な兄弟と父。多くの人に愛されている兄、すべてを失い孤独を抱える弟と父。
彼等は不器用故に拳を交わすことでしか、分かり合えない。映画はそれを一切の外連味を排除して、正面から描く。まさにストロングスタイル。
いまだかつてこれほど拳を握り締めて見た映画はないかも…
マッドマックスと並ぶ今年ベスト級。
その後考えてて分かった。
兄と父を決して許さなかった頑なさは、肩を外されようと決して戦うのをやめようとしなかった頑なさと同じなんだな。だから、最後のタップは試合の決着であると同時に兄・父との和解でもある。孤独な戦いの果てにようやく訪れた和解の時…
だから、あの後どんな現実が待っていようと、あれは大団円なんだな…
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