ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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見て後悔の無い映画 題名だけで判断しない
変な邦題なのだったけれどトム・ハンクスが出ているので視聴。泣きました。
トム・ハンクスが主人公と思ってみていたけれど主人公は少年だった。
とりつかれたように一生懸命、鍵の扉を探す、そして途中からは謎の間借り人も一緒に。
鍵は結局自分のためでなかったけれど、最後の手紙を書いている出会った人々とのシーン。とても良かった。
たくさんの優しい人に囲まれていたと気づかされる。
でも、それは先回りしていた母親の愛情のおかげかも。
このどんでん返しは涙無しには見れなかった。
前半はどういう風に物語が展開していくのか全然読めなく、むしろ眠たかったくらいだが、鍵を探し出したあたりからぐいぐい引き込まれた。存在感のなかった母親が最後は母親の愛情をこれでもかと感じさせてくれこの感想を書いている今も涙している自分がいる。
こういう作品は他の人のレビューも無性に見たくなるのはなんでやろ。
うるささと静けさが印象的だった
最後、何がきっかけで公園のブランコの裏のメモにたどり着いたのか、それが分からなくてすっきりしないし、そもそも第六区の話が理解できなかったのは残念。でもそこを抜きにしたらストーリーはとても切なくて寂しくて強くて温かかった。母親の役割に驚き感動した。彼女がオスカーに声を荒らげビンタする時が来ると思ったけどそうはならなかった。強いなと思った。オスカーが母の行動を知って怒らなかったのは良かった、彼の性格からして逆ギレするのかと思ったから。おばあさん、間借り人、ブラックさん達、それぞれの静かな物言いがオスカーの弾丸のような喋り方と対照的て良かった。そして終始流れるピアノのメロディもとてもよく似合っていた。
久しぶりに映画で泣きました。 アスペルガーの傾向があり知能は高いけ...
久しぶりに映画で泣きました。
アスペルガーの傾向があり知能は高いけど苦手な事も多いオスカー
最高の理解者であり最愛の父親を9.11で亡くし
父との繋がりを探すある行動を
はじめる。
苦手な事を少しずつ克服しながら成長しつつ
埋まらない喪失感と後悔に涙
関わった周りの人達も良かった
最後までしっかり見てほしい
一言「子は子、親は親」。
正直最初の30分ほどは、先が見えないというかちょっと退屈でした。
9.11で父を亡くした息子が、父の部屋で見つけた「鍵」の「鍵穴」を探す。
その鍵穴の中に、父の大切なものがあるはず、って。
だけど手がかりが、鍵が入っていた封筒に書かれた「Black」。
見つかりますか、それだけで?。
でも、父といつも探検・調査ごっこをしていた息子。
「見つけてやる」と意気込む。
息子の目線で、観客はずっと見ているわけですが。
鍵穴に近いのか近くないのか。わからないのがもどかしい。
「祖母宅の同居人」と一緒に探したはいいけど、それも。
結果そうだったのね、とわかった残り20分ほど。
見ている視線を大人=母親に変わったところに、この話の真髄があった。
息子は一人で探していたつもりでも、周囲の大人が遠巻きに見守っていたことを。
君一人じゃないんだって。
ストンと腑に落ちての終わり方が、よかったです。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「忘れないで。毎日が奇跡なのよ」。
9.11から20年
9.11から20年の2021年。おすすめされて観た。
突然多くの人の命とその周りの人たちの日常を奪った、あの最悪の日。
傷ついた少年の心をとても上手に表現していた。
亡くなった夫を悲しむ妻は、母親としての役割を果たしている。妻として最愛の人を悲しんでいるだけではいられない。前に進まないといけない。
少年も、いろんな人に出逢い、それぞれの悲しみを知り成長していく。大人だって、誰かの子供であり、親との関係を悩み、まるで子供のように泣くのだ。
親は子供の知らないところで、子供のことを見ているものだ。自分の経験も含めてしみじみ感じた。
私は小学校の頃、ある時期、仲間はずれにされていた。クラスの一部の中心のグループから無視されていた。そのことは、親には内緒にしていた。でも、親は知っていたのだ。グループのリーダーの子の家に電話をしていた。親が電話をかけたことは、私は後に知ることになる。子供心としては、なんで?と嫌な気持ちにもなったが、それが親なのだ。親は子供が心配なのだ。結局、そこから、仲間はずれは終わった。その仲間はずれにされたことで、私は人の痛みを学んだ。
9.11。友人がWTCで働いていたので、ニュースを観た時のあのショックな気持ちは今も忘れない。友人はギリギリ助かったが、友人の上司は亡くなった。その後、友人は長い間、PTSDに苦しんでいた。
どんな苦しみも、同じような実体験をしたとしても、その人の気持ちは、本当にわかることはできない。何事も、想像の域を出ることはできないのだ。でも想像力を働かせて、人に寄り添う気持ちを持てる人間になりたいと思う。
父と子の物語、祖父との物語、そしてママとの物語
自分が10歳の頃、一年間で何回オナラをするだろうかと数えていたことがあったけど、100回超えたら数えられなくなった記憶があります。というわけで、20年目の9月11日に初めて鑑賞しました。日本時間で。
9・11以前には、ニューヨークには第6区があったと教えられ、セントラルパークを中心に探検を始めるオスカー少年。探究心が養われ、父の死後は謎めいた鍵を頼りにNY中のブラックさんを探す。
頭は良いがアスペルガー症候群ギリギリのオスカー少年。コミュ障であるため、父親からは人と喋るようにゲームを与えられたりしていた。人生の教師でもある父親像は亡くしてから気づくことが多いんじゃないだろうか。そうして電話帳のデータをフル活用して週2回ブラックさんを訪ねまわる。タンバリンを片手に持って・・・少しうるさい。
マックス・フォン・シドーの間借り人も存在感があるし、ジョン・グッドマンのマンションドアマンもいい。優しい人ばかりだけど、少年の心はどこかが曇っている。喪失感以上に、最悪の日の父からの電話に出られなかったことを後悔し、罪の意識に苛まれているのだ。誰にも言えないし、録音された電話機すら隠してしまったりする・・・
何の鍵かだなんてマクガフィンのようなもの。そのアイテムを使って人との交流がとても重要だった。ママ(ブロック)の秘密の行動にも心打たれましたが、痛みを分かち合う市井のの人々の心にも泣けてくる。何回もハグするブラックさんとか。
結果、オスカーや母親だけでなく、ブラックさんたちも前向きに生きていくことができるように変化したこと。ストーリーも色んな仕掛けがあったりして、小さな冒険も重厚な作品に仕上がっていたと思います。
わかっていたけど泣いてしまう
すごく驚くほどの展開があるという訳ではないけど、自然に話が進んでいく中で新しい展開に流れを持っていくのがすごいなと思った。
ある日突然人が亡くなると後悔と共になぜ?なんで?という疑問と、自分を納得させるために意味や理由を求めてしまうのは実体験もあってすごくよくわかる。
役者さんの演技も脚本も演出も、丁寧でとても良かった。
38位/459 2021.08.04現在
ものすごくうるさくて、
ありえないほど近い
ポスターとタイトルからして
良い作品なんだろうなってのは
ひしひしと伝わってくるんですよ。
でも、なんとなく観る気持ちになれなくて。
でも、フォロワーさんのレビュー読んで
観てみようと思い、そして観て良かった!
9.11のお話。
少年はテロでお父さんを亡くし
お父さんの部屋で鍵を見つける。
その鍵にはBLACKと書いてあり
その鍵穴を少年は探す!
ニューヨーク中のBLACKさんを訪ねる。
少年はお母さんとはうまくいってなくて
少年が不器用なだけなんだけどね。
お母さんに内緒で鍵穴を探し続ける。
亡くなったお父さんを感じるために。
途中、少年が
テロで死ぬのがお母さんだったらよかった!
って、言うんだけど、本当にこれは辛かった。
自分が、親としても、子供としても。
自分は自営業なので母とも一緒に仕事しますが
忙しいとイラッとして
言わなくてもいいことを言ってしまう、、、
本当、後悔しかありません、、、、
そして、逆に美音にそんなこと言われたら
立ち直れないかも。
だけど、最後の最後で母親の予想外の行動。
本当に予想外!
難しいサスペンス映画並みのどんでん返し!
自分も、親になって分かったけど
親って無償の愛なんですよ。
全ての人がそうではないとは思うけど
自分はそう。100%自分よりも美音。
美音のために働いて、
美音のために常に時間を費やして。
そんなこと、美音は
知ったこっちゃないかもしれん。
でも、そんなことどうでもいい。
美音が笑顔でいてくれたら。
この母親は、そうです。素晴らしい。
そして、それを理解して
素直になっていく少年。
たくさん冒険して成長する少年。
期待してた答えとは違うけど
何もないよりガッカリする方がいい。
すごく大人な考え方。素敵。
(そう考えると、チェンジリング、、、
アンジーにとっては
死ぬまで探し続けるよりは
亡くなってた方がアンジーのためでは?
と思ったりもする。
いや、どっちも辛いんだけどね。)
登場する色んな人が素晴らしい人ばかりで
こんな世の中だけど、、、どんな世の中?
なんていうか人間って素敵だなって。
間借り人のおじいちゃん、、、
正直、最初、やべー人じゃない?
少年逃げた方がいいんやない?
って思ってしまった。
おじいちゃん、ごめんね。
そして、このおじいちゃんが素晴らしい!
映画の役としても、演技も!
いや、演技のことなんて分かんないけど
一言も発してないんだけど
まぁぁあ素晴らしい!
このおじいちゃんのおかげで
少年もたくさん成長できたよね!
以下
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
うる近のあるある言いたい♫
うる近のあるある早く言いたい♬
うる近のあるある今から言うよ♪
なんて略すか考えがち♩
貸金庫の中身気になりがち♩
みんなタンバリン、気にならないの?
って、思いがち♩
おじいちゃん、毎日手に
YES.NO書くの?って思いがち♩
娘に愛してるって伝えたくなりがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅prime
鑑賞回数→1回
記憶度→95%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→38位/459
洋画部門→33位/383
タイトル長い部門1位
邦題になんとなく抵抗があり観ていなかったが
タイトルからは全く想像できない物語の展開だった。
無理矢理丸く収めるような展開も、
わざとらしいお涙頂戴展開もなく
丁寧に作られているところが非常に好感。
オスカー役の子の演技から引き込まれ、
中盤からは涙がボロボロ止まらなかった。
幼いながら物事を論理的に捉え、1つのことに集中し
納得いくまで取り組みたいオスカー。
トムハンクス演じる父親は
子どもの探究心を全く否定することなく
自由に考え、動かせる素晴らしい人格者。
オスカーの父への思いより突き進む行動から
自分の中で抱えきれなくなったときの感情爆発のギャップは大きく、
畳みかける長台詞も自然で胸を打たれる演技だった。
後味のいい映画
最初男の子にイライラしながら見てたけど
男の子にとって自分が普通だし、
色々な人がいるから人生楽しいんだなって思った。
家族が近くにいることも当たり前ではないから
もっとたくさん話をして大事にしようと思った。
いつも味方でいてくれる父母は強し。
人との関わり等一歩大人になる感じがよかった。
誰にでもある過去のトラウマ、思い出すたびに自己嫌悪に苛まされる日々...
誰にでもある過去のトラウマ、思い出すたびに自己嫌悪に苛まされる日々
そしてどうしようもない現実に直面した時、どうするか?どう向き合うか?前を向かないといけない事わかっているが1人ではなかなか出来ない現実。ただ周りには自分を見守り支えてくれる誰かがいてくれて最後は前を向いて生きて行けて今の自分がいる。
前半は切ない展開も最後は救われる
最後までやり通すことに意味がある
日本人の自分にはよく分からないが、この映画で描かれていたものが、9.11で大きなものを失った人のリアルなのだと感じた。
トーマス ホーンという役者はこれから注目していこうと思う。
結果はどうであれそれをやることに意味があるとおもいました。なぜならそれは絶対に無駄にはならず、何かしらの形でかえってくるから。だから絶対に止めず、最後までやり通すことが大切だとトーマスに教えてもらいました。
過去鑑賞
覚悟していたのにやっぱり泣けちゃいました。
僕がいろいろ書くまでもなく、脚本の出来も良かったのだと思いますが、やっぱりオスカー演じるトーマス・ホーン君の演技が素晴らしかったですよね。
そしてオスカー君の周りにいる母親も祖母やその同居人も、オスカー君が出逢った様々なブラックさんたちも、欠点も勿論有りましたし、決して良い人ばかりではありませんでしたが、それでも温かみがある人たちでしたね。
特にサンドラ・ブロックが演じたお母さんの行動には泣けましたね(/´△`\)
ただ、あれは観客にはバラすべき事ですが、オスカー君には内緒にしてほしかったです。
個人的にはこれが唯一の不満でした。
…あの悪夢のような同時多発テロは、遠い国に住む僕のような人間にとっても衝撃的な事件でしたから、これが自分の住む街で起こったとしたら、その心的外傷が如何程のものになるのか想像もつきませんし、ましてオスカー君のような子供、しかもその事件で大好きな父親を失したとなれば心の傷がどのくらい深いものなんでしょう?(T-T)これは映画ですが、実際にこれに近い経験をした子供たちがいるかと思うと胸が痛みます。
オスカー君の影にアメリカ合衆国が再生しようとしている姿を感じないでもありませんでしたが、家族や人々との繋がりについて考えさせられました。
やっぱり暴力じゃ何も解決しないんですよね。
確かにアメリカ合衆国政府が始めた事かもしれませんが、ISのような集団が勢力を伸ばすのは大変危険ですし、どのような理由であれテロ行為は決して赦せませんが、暴力に頼らず解決する方法を見つけ、どこかでこの負の連鎖を止めないといけないですよね。
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