ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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生き続けること。
共感する側というのか、観る視点というのか、感情移入する登場人物によって、見た後の感想も、得た感動も変わってくる。
お父さんの視点に立ってみると、どれだけ、息子に愛され、憧れられていた親だったのだろうと、思わずにはいられない。
息子にとって、お父さんがすべてだった。どうにもならない困難をも撃ち壊す力が関係性の中に生まれていた。
息子の視点に立ってみると、どれほど、お父さんから可愛がられ、生きていく力を与えられていたのかと、人生のほぼすべてがお父さんだったということが分かる。
単純な家族愛の物語ではない、息子が真実を探求するだけの物語でもない。
息子は、お父さんとのつながりが、この世界と関わる唯一の方法だった。
それがすべてだった。
絶対に失いたくないものを抱えながら、それを失う恐怖に耐えながら、生きていくのが人生というものであるなら、彼は人生そのものを失ったことになる。
しかし、そうではない、と教えてくれる。
絶対に失いたくないものを失っても、それらは心に生き続け、心の中で大事に大切にしようとすることで、人は強くなっていく。
生き続けることでしか、大切にできないものもある。
最高!
主演の男の子の演技が初めてなんて信じられへんくらい上手い!
下手な演技で萎えることなく、ストーリーもよかったから、最後まで集中してみれた。
とても悲しい経験を乗り越えようとする男の子を応援したくなるけど、止めたくもなる。
何度も泣いてしまう映画やけど、最後は安堵する。
9.11を題材にしてて、ここまで素晴らしい映画は初めて。
愛の話 泣ける でもわからないこともある
聡明な子供が、聡明が故に苦しむ。その姿をじっと見つめる母の愛の物語。
祖父のことがもっと知りたかった。
第6地区のことも同時多発テロのこともアスペルガー症候群のことも、頭では分かっててもほんとは理解できないから、この映画のこともほんとは理解できないかもしれないって思った。
悲しかったからマイナス2点です
悲しくもあたらたかい映画
心が動かされた映画。
父の妻、子供に対する愛情と接し方。
母の子を思う気持ちと陰ながらの行動。
主人公の父の喪失に耐えられずもがく姿。
特に、母が陰ながら子供のことを思って、
先に全てのブラックを訪ねていたシーンは、
涙が止まらなかった。
悲しいけどあたたかい気持ちにさせてくれる映画。
涙が止まらなかった
少年が抱えていたもの、お父さんの優しさ、お母さんの強さ、色々な人が抱えている思いがわかっていくと本当に涙が止まらなかった
人が触れ合うっていうのは良くも悪くも素晴らしいことなんだと思った
後半1時間の展開
他の方も言っている通り前半は退屈ですが、後半ではそういうことだったのかと納得してしまいました。
後半ではじわじわと心に響き、泣いてしまいました。
影で見守ってくれていたお母さんの愛情
死んでからもなお息子を育ててくれたお父さんの愛情、すごく胸に響きました。
メイキングを少し拝見しましたが、子役の演技も初めてに思えない程の演技力だったと思います。
心が温かくなるような、思わず家族や周りにいる人達への有難みを見直したくなるお話だと思います。
最後サンドラ・ブロックが持ってった
予想していたよりもかなりかなり良かった。
9.11のテロでよき理解者だった父親を亡くした主人公オスカー。その幼い彼が父親の存在を感じ続けるために、偶然発見した鍵の鍵穴を探しに見知らぬブラックさんを訪問し続ける。
途中、祖父と思われる同居人と合流。同居人へ留守電を聞かせるシーンは悲しい。
所々、涙が止まらないが、最後、いまいち活躍の場がなかったサンドラ・ブロックの母親の愛情たっぷりの行動の告白に涙腺が決壊。いやぁー本当に感動的ないい映画だった。
●世界は愛に溢れている。
ステキな映画だ。ブワッと涙が溢れ出る。
9.11の悲劇から1年。少年の時は止まったままだ。
賢いゆえに素直になれない。
そんな彼が1本のカギにあう鍵穴を探して探検を始める。おっかなびっくり。
いくつもの出会い、いくつもの壁を乗り越えて、少しずつ大人になっていく。
死してなお、父は息子を育てる。そして、意外な結末。
失うことは辛いけれど、世界は愛に溢れてる。
心の隙間は自分で埋めるしかないのだけれど、行動することで見えてくるモノもある。
第6区はそこにある。
鍵
父の愛、母の愛が伝わるジーンとくるお話でした。
風景や服装、人々の接し方がとてもアメリカらしくて、2時間映画にはまり込めました。
鍵というモチーフで、亡き父と息子の強い絆が深くうまく表現されていたと思います。
鍵って、なんだかミステリアスな雰囲気がありますよね。
心に響かず・・
何と言うか、自閉症のワガママ少年に
ムカつきすぎてそれを見守る回りの
人々の暖かさが逆に甘やかせるんじゃ
ないっつーのと感じてしまい、全く泣けず。
もう少し経って再度鑑賞してみます。
なんか監督の表現したい事が自分には
全て裏目に出た感じでした。
邦題の意味とは
前半は正直退屈。NYの第6区の話とか、どの話が大事でどの話が作り話なのかが日本人には分かりづらい。
しかし、後半は物語がつながり合い、形になってくる。
結果的に邦題からは想像できなかった心にじわ〜とくる作品。
個人的な解釈では、「ものすごくうるさくて」というのはアスペルガー気味の少年が911の影響でより混乱した様子や見えている世界を表していて、「ありえないほど近い」というのは、周りの方々(亡くなった父や遠くから見守る母など、離れてしまった同居人、いままで訪ねた方々など)が遠くに見えるけれども、実はいつもそばに居るよというメッセージだと考える。
ラスト30分は泣きっぱなしでした。
物語は9.11の事件から始まり、父親を失った少年が父親が遺した鍵に合う鍵穴を探すことから物語は始まります。
この映画の素晴らしいところは少年の心情がとても丁寧に描かれているところだと思います。
母親との会話や同居人との鍵穴探しの場面は頭のいい子供特有の「自分の考えが一番正しい」という考え方や、父親を9.11で失ったことによるトラウマに対する反応、恐怖で最後の父親の電話が取れなかったことや、それを身内に話せないが他人には話すといった描写が主人公の子の性格を見事に表現していたと思います。
最初の1時間ほどは退屈な展開が続きますが、それが逆に終盤の特に母親の告白のシーンのカタルシスを生み出し涙が止まりませんでした。
最後になりますが、タイトルの「ものすごくうるさくてありえないほど近い」は映画を見た人それぞれに様々な解釈が生まれるだろうなぁと思いました。
自分にとってはタイトルが指し示すものを映画が進むにつれて考察していくのも面白かったです。
喪失と再生
9.11という理不尽な死に理由を求める少年と、痛みを抱えた人々の再生の物語。これはあの日のアメリカが抱えた苦しみで誰しもが置き換えられる話なのかもしれない。後悔や悲しみを拭う事は出来ない。それでも日々は続く。愛と絆、鍵は少年の心を解き放ち明日へ進む勇気を与えてくれたのではないだろうか
つながり
大好き
すごく好き
あったかくてせつなくて、すごく家族に会いたくなりました
父を失い壊れていく世界は、父の残した鍵によって再生し成長して、少年へ変化と深い愛と優しさと温もりを与えました
暗闇の中でもどんな困難が立ち向かおうとも、諦めずに光を求め希望を持ち続けて前へ進めば、その先にある結果は、決して自分の求めるものでなかったとしても自身の心に何かを変えうる新しい扉の鍵を与えてくれるのだと思いました
教訓になり、心があたたまるとても素敵な映画です
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