「ハワイの風」ファミリー・ツリー 海月さんの映画レビュー(感想・評価)
ハワイの風
この話が、アメリカの本土のどこかの街だったら、嘘くさくて観ていられなかったかも。
「サイドウェイ」がそうだったんですよね。
知的な「気取り」や、ヤッピーぽい「皮肉」がね、どうもこの。。。
しかし、ハワイには生暖か~い風が強くなったり弱くなったりで、
いつも吹いているんですよね。
そこに、ハワイのスラックキー・ギターのあのサウンドが流れてくると、
気持ちのトゲが取れちゃうんですよ。
ハワイのメロディを乗せた風が、この映画の主人公たちが慈悲の心を示すのに、嘘くささやトゲをとって、映画全体をうまく包んだのかも知れない。
生暖かい風とスラックキー・ギターのハワイのオーラがこの映画を、ある種の傑作にしたのかもしれない。。。
コメントする