「ゾーイのキレッキレのアクション全開」コロンビアーナ うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾーイのキレッキレのアクション全開
リュック・ベッソンがまたやりました。
女優をフィーチャーしたアクション映画。
この映画の存在自体を知らなかったのですが、つくづくどん底からの逆転劇が好きでしょうがないんですね。
映画の売り文句に「レオン」「ニキータ」なんてさりげなく散りばめてあったものだから、思わず手に取ってしまいました。見始めたら終わりまでサクッと見終わる丁度よさ。ゾーイのキレッキレのアクションも炸裂して、最強の女アサシンの暴れっぷりが堪能できます。
はっきり言って、「レオン」の名前を出してほしくない出来栄えだけれども、まぁ、あの映画は特別だから仕方ない。唯一、その利権で食いつないでいくことが許されるのも、リュック・ベッソンの特権と言うことで。
それにしても、少女が急に大人になり、その強さの成り立ちだとか、彼女が敵に回す犯罪組織の、本当の恐ろしさとか、彼女の存在を必死に突き止める警察組織とか、何もかも、あえて語らず、見る人の想像に任せてしまういさぎよさ、今回は、アクションに救われているものの、肝心の戦闘シーンがつまらなかったら、ただのダメ映画に成り下がっていたところでした。
この手法で、興行的に何とか食いつないでいく作戦も、いつまで続くのでしょうか。「ルーシー」あたりで、飛躍的なフィルムメイクを見せて欲しかったのですが、あの映画、酷評されていますよね。私個人としては「ルーシー」大好きなんですが。
ということで、この映画も、少女時代のカトレア役を演じたアマンドラ・スタンバーグの熱演も含めて、お気に入りの一本になりました。ただし、星は3つです。そこはシビアに。。。
2017.9.26
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