我が家のおバカで愛しいアニキのレビュー・感想・評価
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アメリカン・コメディの不遇
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アメリカ本国でヒットし続編の製作まで決定していたチャニング・テイタム、ジョナ・ヒル共演の『21ジャンプストリート』が日本では劇場未公開だったように、アメリカのコメディ映画は日本で冷遇されている。
この作品も劇場未公開だが、キャストも豪華だし、作品のクオリティだって、劇場公開されて然るべきレベルには達していると思う。
確かに、ストーリーにさほど新鮮味はないが、登場人物のキャラ立ちがよく、キャスティングもハマっている。
特に、人を疑うことを知らずバカ正直でお人好しの愛されキャラ主人公ネッドを演じたポール・ラッドのハマりっぷりは抜群。
彼の今までの出演作は、主人公の友人といった役回りが多かった印象だが、ここでは、善意からの行動が周囲を混乱に陥れる善人ネッドを魅力的に演じている。
ネッドの訳ありの三人の妹達エミリー・モーティマー、エリザベス・バンクス、ズーイー・デシャネルもそれぞれの個性が良く活かされたキャスティング。エミリーの嫌味な夫にスティーヴ・クーガン、ズーイーのレズビアンの恋人にラシダ・ジョーンズ、ズーイーの浮気相手にヒュー・ダンシーと脇を固めるキャストも豪華です。
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