「貞操観念のないプレイボーイと、しっかり者の女性」ワン・デイ 23年のラブストーリー just_a_catさんの映画レビュー(感想・評価)
貞操観念のないプレイボーイと、しっかり者の女性
新作だけど、7泊8日で借りてきました。
なかなか良かったです。
小難し過ぎず、単純過ぎず・・・
感情移入まではしませんでしたが、全体のビジュアル(物語の舞台、景色、二人のファッションなど)が良いです。
二人の出会いの年から現在までの「23年間」を時系列で追っていく見せ方なのですが、映画が作った架空の設定、他人の思い出ですが、懐かしい感覚を覚えました。
この映画のテーマは「恋愛」はもちろん、「若者が駆け抜けた青春・人生」も描かれているので、コテコテの恋愛、二人の世界が濃い題材に気後れしてしまう私でも、引くことなく観れました。
年を重ねるごと現われる二人の見た目の変化、心情の変化も見所です。
ただ、デクスター(主人公)の恋愛スタイルには、あまり共感できません;
純愛を望む人が見たら嫌悪感を抱く可能性があります。
しかし、反対に「案外、恋愛ってこんな物なのかも」とも思えます。
予告や、プロモーションをまったく見ずに、というかこんな作品があったことさえ知らずに、レンタルDVD店のランキングコーナーから選んだものなので、「衝撃のラスト」には、まったく注目していませんでした。
まぁ「びっくり!こりゃ衝撃だわ」の一言に尽きますが、
物語には起承転結と、スパイスが必要なので、作家側の「ふふっ、こうすりゃ面白くなるぞ・・・」って考えたんだろうなぁって思いました(笑)
(↑こういう風に、映画を観ていて製作側の意図を勘繰る余裕があったということは・・・つまり、そういうことなんだと思います。)
最後に・・・
特にファンではありませんが、たまたま選んで借りて来る映画に、よくアン・ハサウェイが出てくるので、何気にいろいろな作品での彼女を観ています。
素朴~イモっぽい女の子からの成長は、「プリティプリンセス」での大変身を思い出させました。
あの時から早十数年・・・頑張ってますね~
あと、ジム・スタージェスいいですね!今回のデクスター役で目を付けたので、早速彼の出演作品を観漁りたいと思います。