「ハートでつながっていた二人!」ワン・デイ 23年のラブストーリー 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
ハートでつながっていた二人!
紹介記事を読んですぐに思い出されたのが、『恋人たちの予感』という映画だ。メグ・ライアンのあえぎ演技が話題を呼んだ作品だ。『恋人たちの予感』は5年ごとの再会で11年にわたる話。『ワン・デイ』は毎年決まった日の再会(電話や会わない年もあったけど)で23年にわたる話。微妙な変化と長いスパンの物語になっている。似て非なる作品で、コメディ色はなかった。純粋に男と女の話。二人とも何て遠回りするんだろうって、観ている間中、歯がゆくて仕方なかった。二人に助言してあげたくてたまらなかった。「テックス、イケイケな遊び人はもう止めて、真実の愛に目覚めたら?」「エム、頭で考えないで、感情で突き進んでみたら?」でも、二人が出会ってまもなく同棲とかしていたら、すぐに別れちゃったのかもしれない。遠回りしたからこそ、お互いがいかに大事か気づけたのかもしれない。遠回りすることも必要だったのかな? 最初は違いすぎる二人が魅かれ合うのはどうしてか理解できなかった。お金持ちのボンボンと才能ある苦学生がなぜ愛し愛されたのか? 私は、お互いが違いすぎるので、自分にないものを持っている相手に対し補い合う関係だったのかなと思う。エムは遊び人でも繊細で感情豊かなテックスの良さを見抜いていたに違いない。
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