「23年のつきあいの重さと価値」ワン・デイ 23年のラブストーリー ターコイズさんの映画レビュー(感想・評価)
23年のつきあいの重さと価値
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デクスターは上手に落とそうと思えばエマをいくらでも落とせたと思う。例えばフランスの海での一コマ。あそこでちょっと日和る。彼は一度エマとやりたいと思ってるしそれなりに大事に思っているのだけど、今までの女性とのつきあい方と違っているのとエマの存在がある意味大きいから、びびっているようにみえる。エマのほうは輝いていた頃のデクスターをよく覚えているしよく見ている。彼が輝き、そして傷つき、ボロボロになって会いたくない時期もあって、そして、それでも彼を好きでいる。刷り込み?理由なんているのかな、理由なんてないような感情。お互い大事に思ってて信頼していて、たまに会う時間が貴重で、古いつきあい。そんな関係はまあまあ貴重で、まあまあ気持ちがわかる。多分、どちらかがちゃんとぶつからないと、大事に思ってるのはわかるけどその感情ってどっち?という曖昧さで終わることがほとんどじゃないかな。それはちょっと淋しいけどかなり正しいのかも?
過去と現在が交錯し、最初の出会いが振り返られる。いくつになってもまざまざと思い出せる記憶、辿れる場所があるって、いいよね。確かに切ないけど。
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