ポテチのレビュー・感想・評価
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木村文乃が可愛くて
12年前の作品で、キャストは皆んな若くて爽やか。短編小説の映画化のせいか、さほどの起伏もなく、とりとめのないストーリーでさほどの起伏はなくないが、嫌味がない68分の小品。木村文乃が可愛いくて可愛くて見ていて飽きない。
東北の大観音像。なぜ?ポテチ?
今年の初めに仙台の大観音像を見に行った。それと水族館にも行ってきた。首都圏からだと常磐自動車道を使える。それがチバラギ県民には最適で、渋滞に遭わずに初詣も出来ると思う。混んでいる所へ行くよりも時間は有意義に使える筈だ。
この映画は仙台のバックアップをもう少し貰って観光映画にすれば良かったのにと感じた。
原作者は、馬橋村か小金村の人。僕には沢山の友達がいる。今後「幸谷駅にて」とか言った物語書いてくれないかなあ?
田中村の駅前のビルを取り壊すとか松戸村の伊◯丹が閉鎖されるとか、何故かチバラギ県は活況が無い。ダサイタマに大きく負けている。福田村も頑張っているけど、悪いイメージだからね。多分、あそこの事故の影響なんだろうなぁ。でも、風評被害だよ。この距離なら何処にいても一緒さ。不安視せずに天命を待つだけと感じるけどネェ。そう思わないとおたふくの豆は粘らないよ。
短いがあまり分からん
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浜田は空き巣で、犯行中にかかって来た自殺予告電話に反応。
こうして文乃を助け、恋人兼コンビとして犯行を重ねる。
そんなある日また犯行中に電話があり、反応する。
しかしそれはプロ野球選手の尾崎を陥れるワナだった。
浜田は同郷の尾崎の大ファンで、彼らを懲らしめる。
そして浜田は生まれた時に病院で尾崎と取り違えられたことが判明。
そして試合を見に行ったら二死満塁で代打尾崎。
浜田の仲間が監督を脅し、チャンスで出すようにしたのだった。
そして尾崎は本塁打。以上。
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全体的な印象としては短くて良いし、リズムも良く見やすかった。
でも浜田の尾崎に対する気持ちが今ひとつよう分からんかった。
取り違えられたことがないけど、そんな気持ちになるものなんかな?
で最後尾崎が本塁打するが、それで映画も終わる。
えっ?終わり?ってキョトンとした感じにはなった。
あり得ないことが起こってしまったら
あり得る話だけど、それがもし
本当に起こってしまったらなお話。
現代ではいいのか悪いのか、
DNA鑑定で全て明らかになってしまう。
親、兄弟と血が繋がっておらず、
他人だったとしても自分は
親、兄弟を愛すことができるか。
血の繋がり関係なく、
恥じない生き方をしていたいと
自分は思いました。
意外と深い。
淡々と進むので、個人的にはあまり好きなジャンルでは無いですが、、
短編ですが、内容は濃い作品でした。
役者さんも皆さん適役で、こちらも短編なのにしっかりした配役だなあと。
題名と絡めた内容も秀逸でした!
ほっこりする短編映画。
ほっこりする短編映画。濱田岳はまさに適役。原作も監督も学校の後輩なので少しバイアスがかかっているのかもしれないがよくできていると思う(オチは早々に読めてしまっていたがったが)。仙台を舞台にしているのに石田えり以外誰も訛っていないのには若干違和感を感じた。
あったかい気持ちをくれる映画
この短い時間でこれほどの満足感。良い映画だった。
古い映画のため、今見るとこんなところにこの役者出てたのっていう楽しい驚きもあった。
伊坂幸太郎らしく仙台を舞台に展開する。
何が良いって濱田岳がこの役にハマりすぎて、常時、くすくす笑ってしまう。そして、古い映画を今頃観たため、こんなところにこんな役者が出てた的なオマケの楽しさもあった。
ポテチの塩味とコンソメ味、そして赤ちゃん
原作も短編だけど、映画も短め。
濱田岳が今村にピッタリでしたね。若葉さんも。2人の出会いの会話、まさに伊坂ワールド。原作でも笑えたけれど、濱田岳と木村文乃の話し方がもうピッタリで良かったですね。
誰かと思ったらの松岡茉優、驚きました。
そして黒澤さん、伊坂作品の中でよく登場するけど、大森さんのイメージじゃあなかったなあ。私のイメージとは違ったけど、大森さんの黒澤さんもまずまずです。
やはりあの車内でのポテチの取り違えの場面はジーンとしました。今村にとっては単なる塩味コンソメ味ではないんだよね💦
親分はフライを取り損ねても場外ホームランをキャッチする。
映画タイトルとなった部分のシーンだけ切り取って書くと、塩味とコンソメ味のポテチを自分と彼女の分と、と男が買ってくる。買いに行く前に女が「私コンソメ味ね」って言っていたが、間違えて塩味のほうを渡してまい、男はコンソメ味を食い出す。女も気づかずに塩味をパリパリ。パリパリ..パリパリ(何故パッケージで気づかないのだ...気付くよ普通)
「これコンソメじゃない!?...まって..でも、これも美味しくて、こっちの塩味の方が良かったかも」といって、取り替えないでそのまま食べ続けると言い出す。嬉しそうに食べてる。
男はそれを見て何故か号泣する。
...涙の理由はネタバレになるので、するけれど、塩味のポテトチップスに自分を重ねてしまったということなんだな。
本当はコンソメ食べたかったのを知っている。塩味も、こっちもほんと美味しいと言って食べ続ける彼女に、自分の母ちゃんの姿を重ねてしまう。
真実を母ちゃんに告げた時に、母ちゃんが自分に向けて言いそうな台詞を彼女が言ってるから。
この母ちゃんがほんと良い母ちゃんで、映画を通して観てから、もっかいポテチのシーンだけを見直すと、なんともいえないような気持ちになってしまう。この女性キャラクター2名の存在は非常に大きい。話は単純なんだが。
ポテトチップスを食う場面をもう一回見直せるなら、飛び降り自殺しようとする若葉をキャッチしようとする中村親分(監督)の後ろを通り過ぎていく女性が竹内結子である事も確認してみよう。
尾崎ってダレ?っていうやり取りあるんだけど、ほんとこれ日常生活でもあって、大谷翔平やイチロー級だと誰でも知っているけれど、そのチーム内での名プレイヤーみたいなのはファンの間では知られてても、野球見ない人は全くといっていいほど知らない。
そしてホームランの凄さもわからない。
若葉のセリフがまさしく野球全くわからんやつの言う、それで、「ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ」
コレ。
どれだけ素晴らしいものであってもその価値を興味のない奴に説明する事はとてつもなく難しいということ。
ホームランを打つ為に日々練習する選手。
かっ飛ばすのをみたい観客。
打順やバッターボックスに入る選手を考える監督(考えてない)。裏で操る黒澤。
母ちゃんに尾崎のホームランを見せたい今村。
まさか自分の息子とは知らない母ちゃん。
全てを知る若葉。その時発せられる「そんなもんじゃねぇだろ」ホームランで誰か救われるのかのアンサーがこの台詞に込められる。
ホームランへの期待の高め方が凄い脚本。少しずつ思いを集めていくかのようなのよ。
もしかして野球見ない人にその価値を教える為に書いたんかい?というくらいエネルギーの高まりがある。
ここにくるまでに幾つものホームランへの言及があったし。
エンドロールに流れる斉藤和義の歌声。
映画の為の書き下ろしの曲で
「うれしそうなあなたを見ていたら僕は何も言えなかった」
これで良かったんだ。
原作知らない人や、このタイトルでどんな内容なの?みたいな人には、短くてあっという間に終わるハートフルコメディだからとにかく観ようよ。と言いたい。そして監督が好きな人は出てきただけで笑おう、出てきた瞬間に爆笑しました。
シュールな雰囲気の作品だが、そこそこおもしろかった。 なぜポテチと...
シュールな雰囲気の作品だが、そこそこおもしろかった。
なぜポテチというタイトルになったのか。
「コンソメを食べたかったけど、しお味と間違えてくれて、これはこれでよかった」という言葉に涙する主人公。
分かりにくいけど、そういうことか。
松岡茉優が11年前はあんなに可愛かったのが意外。
あと尾崎のホームランには感動した。
東北勢初! 仙台育英高校 夏の甲子園優勝 おめでとう
およそ10年ぶり久々に2度目の鑑賞
前回はDVD
今回はU-NEXT
仙台を舞台にした野球絡みの映画といえばこれ
68分というコンパクトさも嬉しい
原作未読
原作は『陽気なギャングが地球を回す』『アヒルと鴨のコインロッカー』『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』『アイネクライネナハトムジーク』の伊坂幸太郎
監督と脚本は『チーム・バチスタの栄光』『ゴールデンスランバー』『映画 怪物くん』『予告犯』『残穢 住んではいけない部屋』『殿、利息でござる!』『決算!忠臣蔵』の中村義洋
空き巣の親分中村としてもなぜか出演
仙台に住む空き巣今村はプロ野球選手尾崎のマンションに忍び込んだ
今村は尾崎の代打でストーカー行為に悩む若い女性を助けようとするのだが
元高校球児として10メートル下から飛び降りる若葉をキャッチしようと待ち構える中村親分の背後の通行人に竹内結子
これだけのために仙台にやってくる竹内結子
仙醍キングスは明らかに東北楽天ゴールデンイーグルスがモチーフになっている
クライマックスは尾崎が出場するプロ野球の試合がメインだが一軍公式戦の雰囲気はまるでゼロでどう見ても二軍戦
それもそのはずでロケ地は仙台市民球場で楽天生命パークとは全く別の球場
いまどき一軍公式戦で外野が芝生席の球場を使用されることは滅多にないと思う
昔は西武も神宮も外野席は芝生だったけど
外野席にもエキストラでぎっしりとはいかず予算の関係で無理だったのだろう
楽天の二軍が関東のチームを招いて宮城で試合をしたとき仙台ではなく石巻の球場でもこのくらいなら入る
今村と尾崎は生年月日と出身地が一緒
そういうこともあってか今村は尾崎のファン
だからといって幼馴染ではない
その点では自分も唯野未歩子には親近感が湧くのだが鳩山来留夫にはなぜかそれがない
いわゆる新生児取り違えモノ
それで思い出されるのが『そして父になる』だがそれに比べると随分とフワッとして軽い
初めは気づかなかったが松岡茉優が可愛い
そういえばこの作品にも出演していたんだね
タイトルはポテチだが映画のメインはポテトチップスではない
今村と若葉の車内でのやりとりでポテトチップスのコンソメ味と塩味が登場するが
その一連のシーンで泣きじゃくる芝居をする濱田岳は印象的
今回もなぜか感動はしなかった
空き巣の今村忠司に濱田岳
今村のカノジョ大西若葉に木村文乃
今村に慕われている空き巣の先輩・黒澤に大森南朋
今村の母・弓子に石田えり
尾崎を騙そうとした落合修輔に中林大樹
尾崎を騙そうとしたミユに松岡茉優
プロ野球チーム仙醍キングスに所属する控えのスラッガー尾崎選手に阿部亮平
仙醍キングスの堂島監督に桜金造
もう少し続き物語を観たくなる。
木村文乃さん、石田えりさん、松岡茉優さん、こよ女性キャスト陣を見ただけでも面白いコメディだと分かってしまう。
人間相関図やキャラ設定がめちゃ面白いかったので、
もう少し続きを観たいという物足りなさが残ってしまった。
あたしじゃんそれ。
相手を傷つけないように
行動する男の不思議な
魅力と
それに魅了される人達のはなし。
天気のいい日に縁側で
のんびりスイカを食べるような
感覚で見れました。
監督と出演者と原作者が
全部好き。
いくつかのメタファが、
始めわからなくて
??…、ポテチって何?
ストーリーの骨子が
出生に関する話で
2回みると、
ああそういうことかと、
前半から散らばるネタの
回収が凄いのがわかります❗️
間違えて渡した
ポテチに対しての車中の会話。
コンソメ食べたい気分だったけど
塩は塩で食べてみるといいもんだねって。
間違えてもらってかえってよかっかも。
ってなんだろうこの会話?
違っても、
本質の良さを表現する若葉に
なにかを感じて泣く今村…
最後まで我慢我慢😣
その人のために、
自分が出来ることをする
そんな人との繋がりがいい。
心地いい謎説きと
人と人と距離感がいいです。
ほぐれますよ。
カウチポテトしながら観よう!
〝カウチポテト〟って言葉、覚えてますか?
今や死語のようですが、ソファーに転がってるジャガイモ、みたいにダラダラとソファーに寝そべり、テレビとか映画を見てる、そんなイメージの過ごし方のことだったと記憶してます。たぶんポテトチップを食べながらダラダラすることも多いので、ポテチを食べながらダラダラ過ごす、とほぼ同義語だといってもそう間違いではないのでは。
カウチポテトしながら気楽に見てたけど、ラストで意外と涙目になってしまう。ちょっと切なくて優しい映画でした。
濱田岳さんの真面目にとぼけたキャラ。
木村文乃さんの惚れ惚れするほど綺麗なジーンズ姿。
実力派として開眼する前の松岡茉優さん。
それだけでも見た甲斐がありました。
伊坂幸太郎の集大成
絆を書かせたら右に出る者がいない作家のエッセンスのような作品です。
二人の数奇な運命を日常の生活からあぶり出しています。
実は、濱田岳は伊坂作品に多くで出ていますが、今回はオファーだけでなく、彼を想定して執筆されたそうです。
伊坂幸太郎の原作を超える事が出来なかった作品。だが、見応えはある。二十歳前の松岡茉優さんの姿が観れます。
原作を読んでいる方には”そのままじゃない”と言われそうな小品。
これは、”原作の完成度が高すぎるため仕方がないじゃないか”と言いたいところだが、監督が中村義洋さんという現在の邦画を牽引する方なので、もう少し中村色を盛り込んでも良かったのではと思った作品。
原作も短編だが、この作品も68分という短編なので原作を読んでから観るというのも一興かもしれない。
<2012年7月6日 劇場にて”あっという間に”鑑賞>
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