「被害妄想劇」KOTOKO odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
被害妄想劇
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暴力的な幻覚に襲われる琴子、被害者かと思えば自身もまた人を刺したり凶暴、まあ、暴力ファンタジーは塚本監督のお得意ジャンル、それにしても赤ん坊の頭をライフルで吹き飛ばすシーンは許しがたい。
兎に角、説明もないから何が何やら、最後は精神病院に長じた大二郎が面会に来て終わったが、そもそも結婚もしていないと言っていたのに大二郎は本当に琴子の子かもわからない。映画はCoccoの魅力に惹かれた塚本監督が例によって企画・製作・脚本・監督、しかもCoccoの恋人役で出演と完璧な塚本ワールド。奇抜で類のない映画であることは確かなので第68回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門(新進気鋭)で最高賞を受賞したのは分からないでもないが、凡人のおじさんには理解不能、お手上げでした。
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