「つまらない。これはドラえもんではない。」映画ドラえもん のび太と奇跡の島 アニマルアドベンチャー SOさんの映画レビュー(感想・評価)
つまらない。これはドラえもんではない。
実現可能かどうかや現実的かどうかはともかく映画ドラえもんは全てSFであり、その舞台装置は科学に基づいてきた。『魔界大冒険』ですら、もしもボックスという未来の技術を用いた道具が話のスタート地点だった。
しかし、今作では映画の肝となるゴールデンヘラクレスが島の生物に与える影響・不思議なパワーの正体は何なのか(嘘でも何でもいいのに)一切の説明がない。まさに単なる魔法である。こういう点から、この作品を映画ドラえもんと認めることはできない。
そして話自体もかなりつまらなかった。一緒に鑑賞した3歳の息子に面白かったか聞いてみたが、普段はつられて面白かったと言うところ今作では完全に沈黙を貫いていた。3歳児にも通用しない程つまらなかったという証左だろう。
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