「八方塞がり感」サウダーヂ えらさんの映画レビュー(感想・評価)
八方塞がり感
ソフト化されていない(監督がしていない)本作。まずはこの作品を観る機会(ワーカーズ2014映画祭)を作ってくれた日本大学藝術学部の学生さんにこの場を借りてお礼申し上げます。
評判通りなんというか強度の高い作品でした。今いる場所に希望を失い、自分が出て行こうとする者と他者を追い出そうとする者の対比が興味深い。その今いる場所というのがなんというか、強いとしか形容できない映像で描かれる実際の地方都市というのも考えさせられる。とにかく登場人物の八方塞がり感が素晴らしい。一番問題なさそうなのが地元で自分たちの世界が完結している、今で言うマイルドヤンキー達というのもありそうな感じで好きです。
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