ヘルプ 心がつなぐストーリーのレビュー・感想・評価
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キャスリン・ストケット原作の小説を映画化。
主演は、エマ・ストーン。
時代は、1960年代前半のアメリカ南部。
主人公の”スキーター”は大学を卒業し、故郷のミシシッピー州ジャクソンに戻ってきた。
地元の出版社に就職しコラムを任されたが、家事に関する知識がないので、実家のお手伝いさん(ヘルプ)のコンスタンティンの助言を求めようとしたが、実家に彼女の姿はなく・・・。
不審に思いながらも、友人の家のお手伝いさん、エイビリーンに話を聞く。
色々話してるうちに、お手伝いさん達の置かれた立場などに疑問を抱くようになる。
自分自身も、29年間従えてくれたコンスタンティンを育ての母だと、大切にしてきた。
それなのに、母親にコンスタンティンの行方を聞いても話を濁すばかり・・・。
そんな中、同級生でリーダー格のヒリー(ブライス・ダラス・ハワード)が黒人は汚い、黒人と同じトイレは使えないと 外に黒人専用のトイレを作るとこを提案。
それを見ていたスキーターは、お手伝いさんの苦労話を一冊の本にしたいとエイビリーンに頼むが、報復を恐れ、口を閉ざしたまま・・・。
ある嵐の日に、トイレに行きたくなった ミニー。
外のトイレには行けず、室内のトイレに(ある意味~わざとw)入ったことでヒリーの怒りを買い その場で解雇されてしまった。
そのことをきっかけに、エイビリーンは スキーターの取材に応じることを決める。
中でも、シーリア(ジェシカ・チャスティン)の存在が ヨカッタです!
もともと健気な役どころなんだけど、肌の色なんて関係なく 対等に接している彼女を見ていると、一筋の光が射しているようです。
エイビリーンの親友、ミニーが またいい味出してます。
解雇された後~ヒリーの所にチョコレートパイを持って行きますが
ヒリーに・・・・・・・・
あ、ここは秘密です。
ミニーは、意外とハッキリモノ言う性格のようで面白かったです。
ヒリーの母親役に リリー・スペイセクも出演してますょ。
146分と カナリ長尺ですけど全く長さを感じませんでした。
考えさせられる作品です
難しい歴史的な、社会的な問題についてをわかりやすく描かれており、重すぎずでもとても考えさせられる作品でした。
役者さんの演技がとても良いですね。
後半は涙なしでは見られません…本当に感動しました。
ラストは少し悲しいけど、でもスッキリしたラストでした。
オススメです!
男たちはいったいどこに?
60年代アメリカ。公民権運動が盛り上がっていても、南部の保守的な土地では人種に関する政策や世論は従来とあまり変わらない。
そんな中で、物書きを目指す若い白人女性が、白人家庭に雇われる黒人のメイドの視点から物語る本の出版にこぎつける。そして、本の取材を通して黒人メイドたちの間には少しずつ意識の変化が芽生えるという大筋。
映画で描かれているのは女性たちの社会。メイドと雇い主の主婦が中心に据えられ、その社会にいるはずの男たちの影はほとんど見えない。
まず、メイドをしながら自分の子供を育てている黒人女性らの夫が出てこない。オクタビア・スペンサーが、どうやら夫から家庭内暴力を受けているらしいことが語られるが、その姿は出てこない。
次に、白人の男性はというと、エマ・ストーンと一時交際をする若い男のみが、はっきりとその職業と名前を表されるが、その他の白人男性はほとんどストーリーに絡まない。チョコパイの悲劇のヒロイン、ブライス・ダラス・ハワードの夫にようやくセリフが与えられているが、それも黒人メイドととの面倒な関わりを避けるための言い訳が口から出るのみ。
そしてこの作品で、最も皮肉に満ちたシーンとも言えるのが、ニューヨークの出版社の女性が、エマ・ストーンからの電話を受けるとき、二人の男性に挟まれて酒食をともにしているところである。
ここにきてようやくこの映画は、男性に関して積極的に言及しているのだ。つまり、女は男の力を借りなければ本当のところ何もできない。颯爽と華やかな女たちは、それが東部のインテリであろうと、南部の上流階級の主婦であろうと、男たちの経済力、政治力がなければ何一つとして成しえない。
映画は様々な中心と周縁の対比を描いている。白人中心の社会における黒人差別、男性中心の社会における女性の従属、経済力が発言力につながる社会(油井の掘削現場で働く若者にはストーンに対する発言力もなかったし、彼女の育ての親が解雇されたのは母親に発言力がなかったことが理由として描かれている)。
周縁部におかれた者は、中心に対してきっぱりと従属することを拒否するとき、発言力を得ることができる。しかし、そのためには多くの犠牲や努力、そして何よりも勇気を必要とする。二人の主人公、スキーターとエイビリーンの生き方を通して映画はそのことを示唆している。
社会性とコミカルさの配合が絶妙
社会の変化
人種差別問題をコミカルに描いた良作
実は身時かにある話
60年代のメイド(と言っても秋葉原にいる女の子じゃなく)の話。
アメリカ南部の、しかも黒人の...
60年代「招かれざる客」とか、「夜の大捜査線」などの人種差別映画があった。
70年代は「ルーツ」ってTVドラマがヒットした。(もちろんその間に黒いジャガーとかの黒人が主人公の映画もあったけど…)
80年代はスピルバーグが「カラーパープル」を撮ったり…
自分の世代からすると黒人が大統領になるなんて昔から考えると夢のような話だった。
「人種差別問題」とかがテーマって言うと引いてしまうかもしれないけど、ここに出てくる登場人物は日本人の我々だって「こんな人いるよ」と思ってしまう人達ばかり…
アメリカだけが抱えてる問題じゃない。
差別はどこでも、いつの時代もあると思う。
これからも…
子供達はきっと黒人のメイドを母親以上の存在と思っている。日本で言えば「祖母」
的な存在。祖母は孫がかわいいから…
でも、メイドは血の繋がらない子供を自分の子供のように育てる…
さすがプロだと思う。
有効な時間の使い方だと思った。
この映画を見ていた時間は。
2回目!
自分の色を変えたヘルプ
素晴らしい作品でした。
泣ける場面も多いし笑いもあります。そして、この作品で昔はなにがあったかが学べます
昔は黒人ってだけで差別される時代があったとは思いもしませんでした。
黒人が使った教科書は黒人しか使わないとか白人と黒人のトイレが別とか、、、本当残酷です。黒人ってだけで病気を持ってるって思われるのも残酷におもう。
だかこの映画はそのような扱いに耐えて、白人に立ち向かった黒人のメイド(ヘルプ)の話です。
アカデミー賞を取ったのも納得です。
心温まる映画でした!
これを観てない人は名作を見逃してることでしょう。
おんなじ人だもの。そうでしょ?
黒人差別をテーマにした作品は沢山ありますが、女性しかも、家政婦という職に着目した作品。
残虐的なシーンはないし、心で感じるこの問題はとても大事な事だ思います。
そして、やっぱり人の心って素晴らしいと感じました。
勇気
強い立場である時こそ、
流されてはいけない。
傲慢になってはいけない。
良識を持たなければならない。
黒人と同じトイレを使うと病気になる。
そんな風に思ってるのに
大切な子どもの世話は任せっきり。
黒人メイドを母のように思っている子どもも
いつか差別のことを知り、
自分も差別をする側になってしまう。
子どもたちがメイドを慕う姿を見て、
差別の原因は大人にあると
つくづく考えさせられました。
周りに流されるのではなく、
自分の目で正しく判断しなければならない。
そして勇気を持って
良いものは良い、悪いものは悪いと言えなければならない。
差別や偏見はすぐになくなるものではないけれど、
この映画は多くの人が知ったり考えたりするきっかけになるんじゃないかと思います。
俺が悪いか?日本側配給会社が悪いか?
白人と黒人の女性達によるコメディー映画と思ってレンタルしたら・・
1920年代?南部アメリカの人種差別に関した映画だったヽ(^o^)丿
単一民族(正式には琉球やアイヌの方が居るが・・)で育つ日本人には、イマイチピンと来ないけど・・、でもテーマは壮大だと分かる。
そしてそんなテーマを重くならず描いてる(軽くもないが・・)。
脚本や進行がしっかりしてるな・・と思ったのは、昨日見た『●恋人たちのパレード』と同じで、原作が小説だからなのね・・。
星☆評価は・・
DVD100円基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎
モ1回見たい度 ◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇
観た後の行きたいお店】
アメリカンなダイナーヽ(^o^)丿
観た後の飲みたいお酒】
バーボンやワインをぐいぐい。
観た後の食べたい一品】
フライドチキンやポークチョップ。
望んだ映画では無かったけど・・
でも、なかなか興味深かった(*^^)v♪
結論】最後は、正しく優しき者が笑う世/であって欲しいなぁ(^ム^)
強いものに流されない
この映画を見て、スキーターの生き方がいいなあと思いました
地元の友達が結婚して、子供もいるなか
スキーターは大学を卒業し、出版社に就職します。
女子社会って共感や協調性を求められる気がします。
だから、強い人に流されがちです。
それでも、自分の意志を貫くスキーターの姿勢が
とてもかっこよかったです。
真実を本にした代償として、
友達とは疎遠になり、恋人とは破局したけれど、
きっとニューヨークで新しい出会いが待っているとおもいます!
なんだか元気がでる映画でした。
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