劇場公開日 2012年8月25日

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るろうに剣心のレビュー・感想・評価

全188件中、141~160件目を表示

5.0心配ない、魅力溢れる剣心がちゃんといる

2012年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

萌える

大友 啓史監督ティーチインに
監督の大河ドラマ「龍馬伝」に痺れたオレは興奮した

肩書きとは似合わない「るろ剣」の実写化
「龍馬伝」も革新的だったが、漫画の雰囲気に馴染まない
周知の大ヒット漫画だけに、ファンの目もこの上なく厳しく
オファーする方も受ける方も、チャレンジングだ

「だからこそ撮ってみたくなった」と監督
「マゾでしょう」と自評されたが
いい作品が作れると確信し、その通りに作りあげる
そんな監督の不遜を感じた

中断したり読み直したり、自由に読める漫画
時間制約の中、表現を判り易く伝えたい映画
作りの違いと考えのギャップを埋めるべく
監督は原作者和月 伸宏と何度もイメージを合わせたそう

もともと長回しが多く、役者を追込むタイプと聞く
妥協なく革新的な物を産み出したい、根っからのクリエイター気質
結果、原作者からも絶賛を得たそうだ

時代劇テイストを残しつつ、漫画の空気感を切り取る
こだわったアクション、息もつけぬ疾さは見ごたえ十分
幕末オタクの映画好きには、余すことなく楽しめた
特にこの剣心は、多くの人に受け入れられるだろう

幕末に長州刺客 人斬り抜刀斎として名を馳すも
悔いて素性隠し、流浪に生きる緋村 剣心
背景となる幕末期のリアルな世界観
人斬りの過去、不殺を誓った今
彼の生き様と、贖罪の答え探しの物語だ

面白いのは「龍馬伝」との共通点

人斬り佐藤 健と言えば「龍馬伝」の以蔵
それまでの以蔵がいい意味で壊された
その以蔵が生き残ったイメージと重なる 剣心

岩崎 弥太郎=香川 照之が道を誤ったような 武田 観柳
後藤 象二郎=青木 崇高が熱く庶民になった 相楽 左之介
妖しく謎めいた女性/元=蒼井 優 のような 高荷 恵

そんなイメージから、監督もすんなり漫画の世界観に入れたそうだ
大河より既成概念にこだわらずも、無骨な作りは好みだ

さらに佐藤 健が役にハマる

カッコいいアクションをやりたいと役者生命かけたそうで
怪我を押した稽古が「すごい作品できちゃった」の自賛になる

疾走感溢れるアクションのキレは秀逸
目が追い付かぬも、紙一重の攻防は見ごたえ十分
生身にこだわり、荒唐無稽な技を多用せず
磨き上げたソリッドな殺陣には痺れた
視点の切替え激しく、やや判りにくいのは仕方ないか

ただ、過去の自戒がやや冗長的
剣心の奥行きには欠かせないが、流れが停滞した感あり

しかし、剣心の二面性がいい
のんびりした雰囲気に、可愛らしいさを見せつつ
裏に人斬りという殺気を併せ持つ
監督と作者で、佐藤 健の起用は一致したそうだが
彼以上は、確かに思い当たらない
この魅力的な剣心が描けただけで、成功も同然だ

また軸となる幕末の遺物、侍の悲哀が沁みた

「GANTZ」星人役が印象的な綾野 剛が、ソリッドな外印を
ロッカー吉川 晃司が、職人的な狂気を帯びた鵜堂 刃衛を
むしろ龍馬が似合う江口 洋介が、新撰組の斎藤 一を演じる
彼らのキャラが立って、ちゃんとドス黒いから主役が映える

蛇足だが、須藤 元気演じる戌亥番神が肉を勧められ
「ベジタリアンなんだよ」と言う
須藤がベジタリアンなのを知っていたので軽く笑えた

彼らは侍として死ぬこと=士道を覚悟していた
それが明治となり、時代の徒花となる
剣は終わり、平和は彼らを忌み嫌う
切替えて阿片で金稼ぐ観柳と、変われないで燻ぶる士族
そんな時代背景は、史実と離れず当時のリアルを見せる

剣心も、彼らと紙一重
不殺を誓いながら、刀を捨てきれない
しかし神谷活心流という“剣で活かす”信念を知り
剣に殺す以外の存在意義を見出すことで、救われる

剣は剣心自身のメタファーだ
廃刀令は自らを不用と断されたも同じ
刀を捨てずも逆刃刀なので不殺という屁理屈
その矛盾は、自身の迷いの証明だ

活心という、青臭さに解放される剣心
逆に「人斬りは死ぬまで人斬りだ」という刃衛
コントラストが、侍の悲哀を色濃く見せる

るろうの身から、守るものができた剣心はその分強くなる
青臭くも普遍的な生き様が気持ちいい

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雨と雪

5.0続編を期待します!

2012年9月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

普段こんなところあまり書かないのですが、これはすごく続編が見たいので投稿します!

るろうに剣心×龍馬伝のスタッフということで、どう考えても期待しすぎボルテージで見てまいりました。
結果的には、やっぱり期待しすぎでしたが(笑)それでも十分面白かったです。それってすごいことですよね。

とにかくまず剣心のアクションが、見応えありまくり!
あと、あまり漫画的でなく、実写映像ならではのストーリーの見せ方もよかった。
剣心というキャラクターの魅力が、漫画とは違う形でぐっときましたね。これなら、かなりの原作ファンでも嫌な気分にならずに帰れるんじゃないでしょうか。

2時間以上あるって気が付かないほど、え、もう終わっちゃうの?まだ足りないよ?ってなりましたよ。

☆の数を1つあけたのは、このメンバーでこのキャストなら、この際もっとシリアスに掘り下げた、ズドンとくる話でもよかったかなーってところがあったから。

次回作でそういうのやってくれたら、ちょっとすごいことになると思うんですよ、ホント。

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番神

4.0想像以上に爽快!!

2012年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

いやいや、想像以上の迫力に終始ドキドキ!
アニメを知っているだけに、
どぉ実写化するのか!?と心配でしたが、
アクションが勢いよく爽快!そして、かっこいい!
これはぜひ大画面の劇場で見るのをオススメします!

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にこにこ

5.0抜群の迫力と演者の魅力!俺参上!

2012年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

萌える

やっと見に行けました~。評判通り!! 素晴らしい作品ですね~

抜群の迫力と演者の魅力!! 絶賛しますよ~  原作の世界感を壊す事無く『映像も時代考証もアクションも』総てにおいて、抜群な出来だったんじゃ無いでしょうか!
ちょっと音楽に関しては… 残念だったけど… これを除けば、痛快な傑作に仕上がっていますよ!! 本年度ナンバーワンかな!

制作サイドの取り組む姿勢に、『意気込みと創意工夫』を感じ、唯々脱帽でしたね~

昨今の風潮に反して、TV局に頼らず、広告会社のご機嫌取りを外した「ワーナー提供」で、撮れば素晴らしい出来に成るもんですね~
『邦画作品も演者も邦画制作者の方々も』邦画の未来も、未だ未だ捨てた物じゃありませんね~~~ 佐藤健君の身体的ポテンシャルとコミカルな愛くるしさと、相反する内在的凄味も抜群でしたね! まさに「俺!参上!!」の時からのファンには”タマリマセン”でしたね~~~

大きなスクリーンと臨場感ある音響で、是非「劇場に見に行かれる事」をお薦めしますよ~~~

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木村

5.0爆破でもCGでもない速さというアクション

2012年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

萌える

爆破やCGなどを駆使して
完全に異次元にぶっ飛んでしまったアクション映画が多い中、
地に足がついていながらも
「速さ」を駆使して迫力をだしたアクションが素晴らしかった。
画面にひきつけられるとはこのこと。
かっこいいと素直に思うことができました。

また、役者陣も素晴らしかった。

ルックスでの起用とばかり思っていた佐藤健も
普段のおっとりしたキャラクターと
戦闘モードの迫力あるキャラクターを
メリハリよく演じ切っていました。
ぶっ飛んだ技とキャラをもつ主人公を
見る側がドン引くことなく魅せた彼に拍手です。

また、蒼井優もポスターや予告を見る限り、
あまり妖艶さがなく、正直どうなの・・と思っていたのですが
そこはさすが女優。静止画ではいただけなかったのに
映画の中で動き出したとたんに妖艶な女狐な役をこなしていてすごかったです。

香川さんも賛否両論あるみたいですが
360度余ることなくキモさ全開でよかったと思います。
本当に気持ち悪かった(笑)

コスプレ&アイドル映画ではなく
泥臭い画面にしあげていた映像も好印象。

音楽も迫力満点で素晴らしかった。
エンディング曲を含めて、映画館で聞くべき音楽でした。

原作は未読でしたが話自体は難しくなく、
すんなり物語の世界観に入り込むことができました。

見終わった後、一人で劇場に行ったことを後悔しました。
一人で見るのではなく
終わった後に
かっこよかったねーとか
続きやりそうじゃない??とかわいわい言いあいたい映画でした。

お友達をさそって劇場でみることをおすめします。

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千尋

3.5速くて綺麗な殺陣がイイ

2012年9月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

うん、確かに超カッチョイイかった(´∀`)
スピーディーな殺陣が印象的で
やっぱり佐藤健の剣心はハマってた⬅コレは予想してた

何より蒼井優が邪魔じゃなかった⬅いつも蒼井優が邪魔だと思う作品多かったから…コアンドルとか雷桜とか(´∀`)
ああいう役ならハマるんだぁ新発見(`∇´ゞ

アクションが良い意味で際立った作品だとおもう😃速くて、かっこよくて、綺麗✨
洋楽のド派手アクションより好きだなぁ✨

でもオイラ的にはそれまでだった(´∀`)
心に響くとか染みるとか勇気を貰うとか、そういうのは感じなかったなぁ。

良い映画だったけど、そこまでって感じかな❓😃
オイラは…ね(`・ω・´)

思ったほど原作の劣化版って感じじゃなかった(´∀`)👍

オススメですよ(」゜0゜)」

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てるすけ

3.5爽快!

2012年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

漫画の再現・・と考えていたので、あまり期待していなかったが、
思いの外、楽しく見ることができた。
アクションシーンなども迫力ある感じで描かれており、
ドキドキ感も得ることができた。

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leopard

5.0アメリカよ、これが日本映画だ!

2012年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

萌える

日本には私小説というジャンルの文学がある。

この映画を見て、先ず思った事はこの映画は、私小説だと感じた。

それはどういう事か。
剣心が戦っているのは、最初から最後まで、自分自身であるという事である。
という事である。

これがアメリカ映画なら、人を斬ることが出来ない『逆刃刀』を
途中で堪忍袋の緒が切れたとなって、最後は、剣心が、
斬って斬ってきりまくり、見るものみんなの溜飲を下げる事になるだろうけど、
剣心はそうはならない。

最後の最後まで、何にのも犠牲が出て、
自分の愛する人の命が危なくなっても
逆刃刀を捨てるのか、捨てないのかで悩みに悩む。

逆刃刀を捨て、以前の人斬り抜刀斎に戻り、敵を倒すべきか、
過去を捨て、人を斬らないと誓った自分を大事にするのか。

これが大義の為に人を殺した自分と
その自分を嫌悪する自分と、
すでに大義をはたした今、人を殺す事への疑問と、
でも、敵を殺さないと守るべきものを守れないジレンマ。
そういったものの中で剣心は迷う。

戦いながらも悩みに悩み、その悩み自体が物語りとなっている。

そして、見るものは、剣心のアクションシーンを見つつも、
剣心の葛藤を見る。

主人公が自分の心と対峙し、悩み、苦しむ。

これはまさに私小説であり、
だからこそ、単なるアクション活劇でなく、
マンガも、アニメも大大ヒットし、そして、この映画も大ヒットしている。

大人も、子供も楽しめる作品となっている。

そして、そのアクションシーンは、
ミサイルドンパチする場面はさすがに洋画に較べれないけど
格闘シーンは、バイオハザードの5倍は凄い。

嘘だと思うなら実際にスクリーンで見てほしい。

日本の殺陣師たちの力量は、すさまじいと感じました。

この映画と共に、『天地明察』も見ました。
両方とも時代劇です。

そして、るろうに剣心はアクション映画
天地明察は静かな映画。

そして、どちらも素晴らしい映画でした。

アメリカよ、これが日本映画だ。

決して、負けてはいない。。

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tina201235

5.0原作の魅力を十分引き出した秀作

2012年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

昔実家で子供たちが持っていたコミックを読んだことがあります。一度だけなので細かなストーリーは覚えていません。原作からの実写化は、過去の例から見れば賛否両論入り混じっているものだが、この作品に関して言えば絶賛されているようです。それだけ質の高い作品であろう。もう一度コミックを読みたくなった。

主要メンバーの内「龍馬伝」で出演した佐藤健(岡田以蔵)香川照之(岩崎弥太郎)青木宗高(後藤象二郎)蒼井優(お元)の起用は監督が同じで、気心が知れているからでしょうか?
動乱の幕末、京都で最強の暗殺者として恐れられていた「人切り抜刀斎」と言われたが緋村剣心(佐藤健)明治を迎え流浪人となった。しかも音信不通のままであった。
鳥羽伏見の戦いから10年後、いよいよ日本が世界と肩を並べるため富国強兵へと時代が進もうとしていた。最後の内戦の西南戦争が終結したが、世情が未だ不安定で新政府に対して不満を持つ元士族が“廃刀令”に反感を持っていたはずである。行き場を失った元士族が武田観柳(香川照之)の下で用心棒として雇われる。当然のことなのである。

あえて説明する必要もないが、剣心が武器とする刀は“逆刃刀(さかばとう)”である。“不殺の誓い(ころさずのちかい)”を立てて相手を殺さずに相手を倒すためである。この時代としては最も有効な武器である。原作でよく考えだしたものだと感心します。もしかしたら実在しているのかな?
それに対して斎藤一(江口洋介)は「なんだ、このふざけた刀は」と言っている。剣に生きる者としての不満を吐き出しているのであろう。

神谷薫役の武井咲さんは、今年になってから出演が多くなったような気がします。ただ神谷活心流の師範代としては、力強さが見られないのが残念である。ただの剣術好きのおてんば娘でしかない。恐らく殺陣(たて)を練習する時間が取れなかったのではないかと思いますが、もしそれを理由にするのであれば、素人役者。まあ本人はそこまで意識していないと思います。時代劇初挑戦にしては上々でしょう。続編に期待します。あればの話ですが。

るろう人としての剣心の「おろ」「拙者は」「~でござるよ」はおとぼけキャラと抜刀斎の剣客キャラとのメリハリのある使いこなしが楽しませてくれます。二重人格ではない自然に発しているのがいい。
抜刀斎の飛天御剣流はニセ抜刀斎の鵜堂刃衛(吉川晃司)の時だけだった。外印(綾野剛)との対決では飛天御剣流ではありませんでした。続編ではきっともっと披露してくれると思います。あればの話ですが。(二度め)
剣心役の佐藤健さんは、かなり殺陣を練習したと思われます。
“殺陣”とは難しい話はなしで、端的にいえばチャンバラである。でもこれは奥が深い。
型にはまった演技なのでもちろんアドリブは出来ない。と言うより厳禁である。
見た目は演技なので誰でもできると思いがちである。経費や安全面で竹光など本物ではない模擬刀を使用するが、それでも一瞬の間合いのずれやアクシデントでも大けがをする場合がある。演技とは言え真剣勝負を求められるのである。
そして、見た目の優雅さ、流れる動作、立ち居振る舞いは、まさに日本が誇る芸術である。

高荷恵(蒼井優)が剣心と薫の仲に割ってはいる言動をし、薫に対して嫉妬させる小悪魔的な一部分が垣間見える。それが小気味いい。順風満帆な男女間の仲で終わるより、ひと波乱あった方が観る方としては楽しい。そのことはきっかけでお互いが強い絆で結ばれるのだから。結果が分っていても楽しいものである。

冒頭での斎藤一(江口洋介)が「誠」の旗を放り投げる行為は解せない。なぜなら「誠」は新選組の象徴のであり、「誠」の隊旗のもと命をかけてきたのである。監督はそこを考えていたのだろうか?
あと鳥羽伏見の戦いで斎藤は巻きタバコを吸っていた。この時代はあったかな?時代考証は正しいのかな?明治になってからも巻きタバコを吸っていました。可能性が無いとは言えないが・・・それに対して恵はキセルでした。当時としてはこれが正統であると思います。
プチツッコミでした。

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pipo1015

4.5疾風怒涛!! 邦画エンタメの基準を底上げする大秀作活劇

2012年9月17日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

原作には目を通してたのでキャラは知ってるが、
細かな展開までは覚えてないという半端な立場の人間の意見です(笑)。

『ホワイトアウト』『K-20』『GANTZ』『ワイルド7』etc……
邦画ってドラマ面はさておき、アクション演出に関してはイマイチ……
最近のエンタメ邦画に対して僕が抱いている正直な印象である。

だが! 本作は遂にそのラインを超えた!
海外のアクション映画と比較しても遜色無いどころか、それ以上の迫力とスピード!
早、否、疾いッ!(←少年誌っぽい言い回し)

冒頭の壮絶な戦争シーンからラストの一騎討ちまで
ハリウッド映画はおろか香港映画にすら負けない猛速アクションのつるべ打ち。
しかもそれを刀での殺陣でやってのける。
明治という、日本と西洋の文化が入り雑じる時代が舞台である点も面白く、
風俗・美術は勿論、刀、銃、大砲、果てはガトリング銃まで飛び出すゴッタ煮感が楽しい。
邦画規格外でありながら邦画でしか作り得ない、唯一無二の大活劇になっている。

立役者は主演・佐藤健!
静と動のギャップの凄まじさ。時々目で追いきれなくなる程の疾さ。泥臭くも華麗な殺陣。
観客席からも何度か小さく感嘆の声が上がったほどだ。
CG処理だったらこの迫力は出せないよ。あの速度をよくぞ生身で!
アイドルだとナメてました本当すみませんでした。

そして仇役・吉川晃司。ゆらりとした雰囲気に妖気を感じましたよ。
警察署の襲撃ってそれ『ターミネーター』(笑)。
疾に対する剛の殺陣。しかし、背中で刀を持ち変えて太刀筋を隠す妙技も披露!
アイドルだとナメてました本当すみませんでした。

映画全体のハードな雰囲気に対してマンガ的要素が不整合を起こしている点は残念だが、
(台詞回し、展開の性急さ、無理やり登場させた原作キャラ……)
それら欠点が霞むほどアクションが見事!
根っこであるドラマとのバランスも良い。
“不殺”を誓った殺し屋の葛藤する姿と、
それを受け入れるヒロインの優しさ・健気さが胸に迫る。
武井咲が予想以上にイイね!
アイドルだとナメ(以下略)

やー、面白かった!
監督の功績は勿論ですが、超邦画級のアクションを演出した方もお忘れなく。
アクション監督は谷垣健治、谷垣健治ですよ。大事なことなので、2度言いましたよ。

今後のエンタメ邦画の基準を大きく底上げする大秀作。
続編? 出るなら必ず観ますとも!

<2012/8/25鑑賞>

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浮遊きびなご

1.0脂ぎった石油の痕跡が残念

2012年9月16日
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鑑賞方法:VOD

笑える

悲しい

単純

身体全体で役を自由に演じたと言っているが、

昭和時代のような遊びの迫力はない。
敷かれたレールで窮屈そうな卑屈さを感じる。

後後を考えて動く慎重さもないし
未来への希望も見えない

今だけをまんがみたいにマリオネットで操られている
固定された 思い込み・決めつけ世界の中へ埋没してる。

明治の炭のこなが散るパワフルさもない
石油のまみれたアブラギリの顔がばかみたいにテカテカ光る

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ばかたれ

3.0予想以上の力作

2012年9月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

殺陣のシーンがいい。ただし、これを時代劇と見なければの話だが。
原作を少し壊して、主人公が一人で敵と立ち向かっていく方が、もっと楽しめたかも。

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スープレックス

4.5いつしか心は抜刀斎

2012年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

今、のりに乗っている武井咲をヒロイン役に迎え、龍馬伝からの人選だったのでしょう、佐藤健が殺さずの誓いをたてた逆刃刀を自由自在に操ります。
佐藤健と武井咲のフレッシュコンビを、吉川晃司、蒼井優、香川照之が脇を固め、スピード感のある場面を見せてくれています。
昔からチャンバラフリークの私も、緋村剣心の刀さばきに、いつしか心は抜刀斉でした。
ただひとつ言うことがあるとすれば、「監督、折角の大きなスクリーンをもう少しダイナミックに使ってくだされ!」
テレビドラマの流れなのか、画面の収まり具合にダイナミズムが足りませんでした。次回の緋村剣心は、画面中を自由自在に飛び回り、逆刃刀を使いこなしてくだされ!

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やっくん

4.5最高です!!

2012年9月11日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

2回見にいきました♪

佐藤健くんが
剣心役にはまりすぎていて
驚きました。
すごくかっこいいですね♪

またアクションが
ものすごくて
アニメ以上に興奮しました!

続編あれば
ぜひぜひ
見に行きたいですね—!

映画、何見るか迷ったら
るろうに剣心(∇゜)!!!

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あっきん

4.0チャンバラ活劇

2012年9月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

小さいころおじいちゃんと見ていたチャンバラ映画を思い出した

原作はちゃんと見たことないですが、時代設定が好きな設定そして
「竜馬伝」の以蔵や弥太郎、憎まれ後藤やお元。。。まで
出てくるとあっては見ずにはいられない。

佐藤さんの抜刀斎、よかったです。「以蔵」の役柄そのままに
とても雰囲気があっていました。
キレた後は無双になる設定もいい。
なんと言っても、チャンバラアクション、最高でした。
ものすごくかっこいい。
現代の映像技術ってすごいな

幕末の武士の生き様は多々題材にされますが、そんなのをちょこっと
混ぜつつの「チャンバラ劇」最高でした。

おじいちゃんに見せてあげたかった。

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ripc02

5.0最強のアクション!

2012年9月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

 映画館大入りでした!

 アクションシーンが最初から凄いです!
 スカッとする映画です。

 2作目を期待しています。

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WILL

4.0大迫力

2012年9月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

原作はチラッとしか見てなかったのでストーリーは全くと言っていいほど知らずに劇場に行きました。まずは主役の佐藤健君は漫画の主人公のラインにすごく合ってるなと昔の記憶と照らし合わせながら、戦いのシーンでは目を奪われるほどの大迫力。映画館で見たい日本映画でした。

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何を見に行こう

4.0引っかかりはあるが

2012年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

何よりもそのアクションシーンのクォリティに脱帽。
CGアニメでしか見られないような早さとキレのいい動きに、スクリーンに近いと認知することすらかなわないほど。
期待はそれほどしていなかったが、これほどとは。
中だるみもほぼ無く、全体的にきゅっと詰まった感がある。

撮影期間4ヶ月は伊達じゃない、ですねぇ。

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モル

3.53部作で見たかった

2012年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

大友監督、原作どちらも大好きなので見に行きました。

漫画を実写化するという事は本当に大変な作業だと思います
何を犠牲にして、何を売りにするのか

アメコミと違い、漫画の表現が実際の人間とは大きくかけ離れているのでまずそこに大きな壁があります。
その点で言えば一部のキャラ(特に番神)を除いて絶妙な着地点だと思います。
個人的には剣心の口癖「オロッ」を言うのか興味深かったのですが、その辺も見事でした。

殺陣の演出に関しては、主人公剣心は神速の剣術が売りなので
目にも留まらぬ速さでなくてはいけないのに対し、観客の目には留まらなくてはならないという矛盾があるため。漫画での表現以上に難しいのではないでしょうか。
それに関しても、オープニングシーンや250vs2での演出は素晴らしいと思います。
CGやマトリックス的演出など一切使わず、スローもほとんど使わずでここまで見せるのはさすがです。

問題はやはり尺ではないでしょうか。2時間強という長さでも全然納まりきれません。
3部作、少なくともガンツのように2部作にすれば、もっと丁寧に各々作り込めたのにと思うと残念です。
裏を返せば3部作でも十分売れる力のある作品だと思うからです。

個人的には好きです。
一般的には見て損はないと言ったところだと思います。

3部作で見たかったという思いも込めまして、辛口の☆3.5とさせて頂きました。

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No.9

4.5エンタメ日本代表

2012年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

原作は未読ですが、それでもとても楽しめるエンターテインメントでした。

なんといってもスピーディーある殺戮シーンは必見です。佐藤健さんはじめそのほかの役者のスタントアクションはカッコよく、臨場感がありました。多少漫画っぽいところはありましたが、雰囲気作りは抜群で違和感がなかったです。

物語も意外と丁寧で、説得力もそれなりにあったので好感が持てました。あの喧嘩坊主が剣心に力を貸す点はちょっと説明不足な気がしましたが、町や村人のためなら行動を起こしそうなキャラクターだし、その辺は想像で補えます。

そしてキャスト陣が本当によかったと思います。「○○ござる」が妙に違和感のある剣心を演じた佐藤健さんはとてもハマっています。香川照之さんも意地悪で見ていてイライラする悪役を好演しています。そのほか武井咲さんに江口洋介さんなど全員やたら役にハマっています。

総合的によくできたエンタメだったと思います。日本漫画の実写化の中でもとてもよくできていたのではないでしょうか。

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ソロモン