「彼から洩れるロシア語は幼い」ボーン・レガシー いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
彼から洩れるロシア語は幼い
映画自体の面白さよりも何よりも伝えたい!
一押しシーン
【ジェレミー・レナー、ロシア語で数字を数える】
このジェレミーがものすごい幼い顔をして数え始めるので、私は彼を抱きしめたくなりました。
・何をされるかもわからないけど受けるしかない検査・全身麻酔
・それへの諦め、されるがままの大人しさ
・食われるのを知っている牛の目。
あー、かわいそう。というよりもっともっと見てたい。
これを見るためにもう一度見に行ってもいいくらい。
アーロンはボーンよりもだいぶ人間味があってジョークも交わします。
幼い表情をするのも理由があって幼い。かわいい。
映画自体はシーンが慌ただしく連続してめぐるましく、カメラはぶれ、目が追い付かないアクション。
そして女と一緒になる初回作と同じ流れはいただけません。
暗殺者っておんなじ行動を取り易いのか、それともマニュアルみたいなものがあるのでしょうか。
組織から離れて最初に出会った女、共に逃げた女と恋に落ちる、鼻で笑えます。
面白くなかった訳じゃないのでこの評価。
アクション作品、ボーンシリーズ続編としては良かったです。
スパイ作品としては?ですけど、ボーンアイデンティティーもこれくらいのふんわりした始まり方だったので、これから良くなるでしょう。
ボーンは逃げ切れましたが、アーロンはボーンと違います。逃げ切れるかは分からないです。
次回作も楽しみ。
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