「二番目の逃亡者。」ボーン・レガシー ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
二番目の逃亡者。
もう主役がジェイソン・ボーンじゃないのにタイトルにボーン冠するのはおかしくね?てツッコミは野暮なんですかそうですか。
んーただまあレガシーってのは「遺産」とか「受け継いだ」って意味なんだそうで、そのボーン繋がりのスピンオフって分かってもらうには手っとり早いんでしょうかね。まいいか。
事の発端、ジェイソン・ボーンの逃亡から雪崩式に始まったCIA極秘のスーパーソルジャー計画もみ消し作戦。
証拠隠滅のターゲットにされちゃったもう一人のソルジャー、アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)の熱い逃亡劇!が今作の主軸ですね。
つまり、ボーンシリーズの正統的な続編と言っても差し支えない程にリンクしてるスピンオフなんですな。
なるほど「受け継いだ」訳だ。
ジェイソン・ボーンの存在を巧みにチラつかせ、前三部作ファンの琴線にもちゃんと触れながら、アーロン・クロスという第二の逃亡者の軌跡をしっかり描いてる。
今作のヒロイン、マルタ・シェアリング博士(レイチェル・ワイズ)のパニクりながらもアーロンに徐々に心開き、協力していく友情以上恋愛未満な関係もなかなか良い。
全体的に満足度は高かったですね。
如何せん2時間15分はちょいと長過ぎるけどw
続編も決定したみたいですけど、タイトルどうすんでしょうか?
ボーン・レガシーⅡですか?おかしくないですかね?
それだったらば、いっそのことボーンとの共闘を希望しますよ!
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