デンジャラス・ランのレビュー・感想・評価
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ブレンたん・グリーソン祭り〜
早速ネタバレですが、ブレンたんが黒幕でーす。ってほぼベラ・ファーミガとの二択で、ブレンたんの方が悪役っぽい顔だから意外性なし。もっとうまくひっぱれ。
最初「デンゼル・ワシントン?」だったが髭剃って髪切ったら「デンゼル・ワシントン!」だった。
「ああ面白かった、おしまい」で翌日に忘れても問題ない。
許せない1本にノミネート
最高のアクション映画と言いたい。
普通に面白い
面白かった。
デンゼル・ワシントンのかなりのファンでない限り、物足りないと思う。
舞台がアメリカやヨーロッパでなく、南アフリカだったり、キャストもデンゼル・ワシントン以外は地味で、本当のCIAの人のようだった。
映像はCGのところはほとんどなく、ハンドカメラで一緒に動きながら撮っているようなシーンが多く、迫力があった。
デンゼル・ワシントンの演じている主人公トビン・フロストは、CIAの元トップエージェントで、心理操作の天才、なおかつ組織を裏切って追われているという設定。
これはすごく悪いやつで、ジェイソン・ボーンか、ゴルゴ13並の能力があり、その悪さと実力を発揮してくれるのだろうと思って期待していた。
しかし、最後まで見たが、まったく実力を発揮しないばかりか、最後はいい人でしたみたいな感じになり、お涙ちょうだい的なことになってしまった。
全体的にも、スパイ物にしては現実的な設定や演出で、最初は面白かったのだけれども、最後まで見たら、中身はどこかで見たようなスパイ物でした。
これはたぶんデンゼル・ワシントンのキャラクターと演技力頼みで、それを生かすため、なんとなくリアルなスパイ物にした、ということだろうと思う。
これでは、デンゼル・ワシントンのかなりのファンでない限り物足りないはず。
アメリカではうけたのかもしれないけど、日本ではきついと思う。
なぜデンゼル出演したのか?
「極上の悪」??
「極上の悪」とか「お前は悪魔と逃げている」とか、
デンゼル・ワシントンの悪人ぶりに興味を持っていたのですが、
全然たいしたことない。
「32時間」というキーワードも映画の中では全くフィーチャーされず。
「デンジャラス・ラン」というタイトルも原題「Safe House」の方がよいのでは?
もう、映画宣伝は信じることができません。
展開的にも、主人公の知的な攻防があれば、もうちょっと楽しめただろうに。
やっぱりデンゼル・ワシントンは好きな役者だ
CIAの新米エージェント、マットが管理するCIAの“隠れ家”(=セーフ・ハウス)に、ある男が連行されて来る。
その男トビンは、CIAの元敏腕エージェントで今は国際指名手配犯。突如南アフリカの総領事館に出頭して来た。
だがトビンが連行されて来てすぐ、隠れ家が何者かに襲撃され、トビンとマットの逃走劇が始まる…。
ハリウッドらしい娯楽サスペンス・アクション。
昔は正義感のイメージが強かったデンゼル・ワシントンだが、「トレーニング・デイ」の悪役演技でオスカーを受賞して以来、すっかりワルなイメージも定着した。
本作でも凄みのある演技と共にワルな魅力が存分に活かされ、“ワル”デンゼル・ワシントンのアクションにハズレ無し。
ワルと言っても決して極悪ではない。
CIAのヤバイ秘密の口封じの為命を狙われ、傲慢な権力に抗う。
毒をもって毒を制す、だ。
また、頼りない新米エージェントがアクの強いベテランと相手する内タフになっていく構図は「トレーニング・デイ」や「アンストッパブル」を彷彿させ、今回もデンゼル先輩が一筋縄ではいかない世間のルールを身を持ってレッスンする。
ワルを演じても何処か人間味滲む、そんなデンゼルがやっぱり好きだ。
正直、特に目新しい話では無いが、ハラハラドキドキ王道エンターテイメントとして、無難に楽しめる。
汚れっちまった悲しみに
『トレーニングデイ』『アメリカン・ギャングスター』等、
最近ときどきド悪党なキャラを演るデンゼル・ワシントン。
本作もそんなデンジャー・ワシントン路線のサスペンスアクション。
まず見所は、手堅い出来のアナログなアクションかな。
本作のアクションシーンはカメラが激しく揺れる上、
画も被写体に対してかなり寄り気味なので、画面が見づらい。
しかしながら本作は、そうやってわざと観客の視界を狭める事で、
アクションシーンに生っぽさ——周囲の状況を把握する間も
ないほどの混乱や緊迫感——を与えているのだろう。
それと本作、ビビるくらいに銃声がでかい、重い。
やかましい!と言う方もおられるようだが、一発一発の重みを感じさせる方が
銃撃の恐怖が伝わってくるので個人的には好み。
また、アフリカという舞台設定も魅力的だ。
雑居ビル、プレハブの街、荒涼とした砂漠など、
見せ場が展開されるシチュエーションが独特で面白い。
ざらついた赤砂色の映像と相俟って、アフリカの熱く雑然とした空気が伝わってくるようだ。
物語的には『辺境の地』以上の意味は無いのだろうが、
アフリカを舞台に据えた事が本作に独特の“色気”を生んでいる。
ま、舞台がここで無ければ特徴に乏しい映画とも言えるのだけれど。
物語のキモである、主人公と謎のメモリの関係、
それを追うCIA内部の裏切り者の正体……
どちらの真相もあまりヒネリは無く、途中でこちらのド肝を抜く展開も無い。
勿体無いっすねえ、あれだけ実力派の役者さんが揃ってるのに、
誰もサスペンスに寄与してくれないんだもの。
だが逃避行を続ける内に、友情や連帯感とは少し異なる、
同種の人間に対する尊敬や同情のような感情で繋がれていく主人公コンビのドラマは泣ける。
デンゼル演じるフロストは長く過酷なスパイ活動で感情が麻痺してしまっている。
人を殺す時はおろか、隣の人間が突然殺された時も、
旧友が殺された時すらも、殆ど表情を動かさない。
今や自分の利益の為にしか動かない冷血漢。
だが彼自身、無情な生き物になってしまった自身を悔いている。
野心と情熱を持った若者に昔の自分を重ね、
お前は俺のように汚れてくれるな、俺と同じ後悔はするなと諭す。
師弟関係にも似ているが、それよりも——父と息子の関係のようでした。
アフリカのように熱く、ドライに見えてウェットな物語。
僕はこれ、結構好きです。
<2012/9/8鑑賞>
ライアン・レイノルズ 憶えとくズゥェ~
デンゼルの白い歯。
題材も内容も非常に古めかしいのに、映像だけは最新鋭!
みたいな作品で(もちろん誉めてます)
まぁ~揺れる揺れる、近い近い、飛んだ飛んだ、の三拍子^^;
今やこれで臨場感を出すのは当たり前になってきたけれど、
こういう類の作品にはどっちが重要になるんだろうな~なんて
いちいち考えながら観てしまった(ドラマとアクションの比率)
デンゼルをはじめ、豪華なキャストが揃った本作は、
最後まで楽しんで観られるサスペンス劇(ロマンスも入ってるし)
になっているので、後半のもたつくところまで緊張感は保てる。
しかしCIAってどれだけとんでもない組織だよ、って思う作品が
最近多くて仕方ない気がするんだけど…^^;
(今回もこんな隠れ家に税金どんだけ使ってんだって話)
汚職警官の闇金とどっちが高いかな?なんて番付に載りそう…。
なのでいくら凶悪犯と銘打ったところで、デンゼルが悪い奴じゃ
ないのは(顔から見ても)分かってしまうし、それでもってあの、
グリーン・ランタン^^;の彼、レイノルズ君があの気弱そうな顔で
どうしよう、どうしよう、なんて困りながら追いかけるもんだから、
観ているこっちの方が、どうしよう~!なんてドギマギしてしまう。
(でもいちばんどうしような立場だったのは、あの彼女よね)
ま、でもこれで演出的に掴みはOK!だったんでしょう。
推理的には、、、う~ん。これも割と普通で、内通者が誰なのか。
そのあたりも勘がイイヒトは(出演者少ないですから)分かるかも^^;
まぁそんなことより皆さんの(この豪華キャストの)演技を観てね!
ということなんだろうと理解できるつくり方。チャレンジしてます。
飽きはしません!どうなるんだろうとドキドキします!エェっ!と
驚く二人の運命はこの後いかに…!というわけで、
老けてもカッコいいS・シェパードと、同じく老けてるR・パトリック、
色っぽいV・ファーミガや、新進N・アルネゼデールが楽しめます。
(デンゼルの健康的な白い歯はあまりに魅力的、悪人に見えないの)
よくある話ながら、デンゼルはさすが!
原題は、「セーフ・ハウス」
CIAが世界中に持っている、重要情報保持者の身柄を確保し、尋問するための隠れ家のこと。
ストーリーはよくある話だけれど、この隠れ家に目を付けたところが、この作品の良いところ。
舞台は、南アフリカ。
そのCIAの隠れ家の退屈な管理「客室係」をしているのが、新米のマット。
世界中から指名手配されている危険人物が、デンゼル演じるトビン・フロスト。
そのトビンが≪客≫として泊まることになったことから、始まる逃走劇。
立場の違う二人が逃走するのだから、当然行動の食い違いが出てくる。
切れ者の諜報部員だったトビンと、新米の諜報部員マットでは、生き方が当然違う。
その対比が良い。
焦燥感とスピード感が、作品を盛り上げる。
武装集団の容赦ない攻め込みも良い。
ただ、デンゼルが普通に悪いヤツであるわけがなく、良いヤツに決まっているという思いが私の中にあるので、作品内容はイマイチかな。
でも、デンゼルの渋い演技に惜しみない拍手を。
面白いが、ライアン・レイノルズではデンゼル・ワシントンを蹴落とせない
どんな局面でも冷静沈着に行動し、相手を言葉巧みに誘導する元CIAのフロストをデンゼル・ワシントンが好演。善人も悪人も演じてきた彼ならではの怪しさがあり、観る者を翻弄する。
対するライアン・レイノルズ演じる新米のウェストンが、実践経験では劣るものの思いのほか頭がキレて、対等とはいかないまでもフロストにがむしゃらに食らいつく。この作品の面白さはそこに尽きる。
はじめはロクに何も出来ない経験不足の若造と高を括っていたフロストも、しだいにウェストンの洞察力と行動力に一目置くようになる。
これは、見ているこちらもまったく同じ目線でウェストンのことを見なおしていく。
もちろん、何を企んでいるのかフロストを観察する面白さもあるが、CIA内部に巣食う汚職だの隠蔽工作といった題材は多くの映画の素材になっているので、それだけでは今さらという感がある。
やはり本作での見どころは、一癖も二癖もあるフロストが若いウェストンに自分を超えるかも知れない才能を認めていくところにある。
これでライアン・レイノルズがもう少し個性のある役者だったら文句なしだった。好感が持てる役者ではあるが、主役よりサブ向きだ。本来であれば、デンゼル・ワシントンによる一枚看板を引っくり返すようなキャスティングでなければ面白くない。「アンストッパブル」(2010)のクリス・パインのようにだ。
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