「美の土台。」スノーホワイト ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
美の土台。
この作品、
もともと「美」の土台が違うだろ~的な女優二人を比べて、
かたや姫で、かたや魔女だぞ、という話なんだけど^^;
どう見たってC・セロンの方が勝ってますよ感が拭えない(爆)
美しさに加えて今や貫録まで備わってしまった彼女、
K・スチュワートなど一蹴してやる(とは言ってないでしょうが)
くらいの勇ましさで画面を征服しているところなんか魔女以上。
まぁ…若さではベラ(と呼ばせて下さい)の方が勝ってますけどね、
私はどうもこの子の血圧低そうな顔立ちと不健康そうな表情、
半開きの口、やたら早口で聞き取り辛い台詞回しなど(ゴメンね)
あまり得意ではないのだ。演技はまずまずだと思うんだけど…。
だからね、やたら暗い森の映像とか、塔の幽閉問題とか、
小汚いシーン(重ねてゴメンね)ばかりが続くこの作品の中で、
一輪の花のように健気に咲き誇る姫が「美しい!」と言わしめる
ポジションであって欲しかった気がするんですよねぇ…^^;
どう見てもその花がセロン寄りになっちゃうんだもの、マズイわ。
…まぁアレですね、この先
美の鍛練と継続には、ベラちゃんの類まれなる努力が必要だと、
そういう事始め的なお話だったと、そんな解釈もアリなのかと。。
完全に話が逸れてますけど、
戦う白雪姫っていう、ダークな展開としてはけっこう好きなので、
お話自体はまぁまぁだったかな~という感じですが、
小人や狩人にひきかえ、王子の立ち位置の微妙さがまた気になる^^;
そもそもキスしたって姫が甦らない(爆)ってことは、
アンタじゃないのよ、本命は!っていう(やっぱりね)あきらめ感と、
お前だろ、お前だろ?っていう期待感高まるソー(と呼ばせて下さい)
のキス…によって姫は目を覚ますんだけど、この二人の距離感も
最後までしっかりと微妙…。ソー(このヒト似合うわね、こういう役)
とベラだと、ちょっとオジサンと娘みたいな^^;釣り合いになるかな。
どうでもいいけど、斧よりムジョルニア持たせればいいのに~♪
っていう、心の中はアベンジャーズに飛んでってる自分に呆れる。
…結局どうなのよ?という感想になってますが^^;
なんかそういう、どっちつかずの勿体なさと微妙な着地のさせ方が、
最後まで否めない作品、心に残るのは、頑張った小人たちの演技と
セロンの美~衰え~老~のインパクトだけが残る作品ということか。
(姫がリンゴ嫌いだったらどうするんですかね?皮付きはイヤとか)