「あと一歩なにかが足りない?」スノーホワイト αさんの映画レビュー(感想・評価)
あと一歩なにかが足りない?
CM出身監督だけあり、映像は凝っていて、でも映像を見せることばかりに偏り過ぎず、ほどよいバランスではありました。アクションもなかなかあるし。思った以上にダークというか、暗い世界観ですね。
シャーリーズ・セロンの存在感はバッチリ。反面、タイトルにもなっているスノーホワイトと狩人(原題は「Snow White and the Huntsman」)が少し物足りないなあ…と感じた。もうちょっと彼ら自身の内面というか、湧き上がるなにかが見たかった。自分から動いているというより、物語にそって動かされている感じがした気がしました。
そう考えると、やっぱりこの作品の主役はシャーリーズ・セロン演じる女王のほうなんですかね…。
クリステン・スチュワートなら、スノーホワイトをもっと魅力的にできたはず…という期待があっただけに、そこがやや残念なところです。
毒りんごもあり、7人の小人もあり、大事な要素を抜かすことなく、あの有名な「白雪姫」をここまで作り変えたのは面白かったのですが、あと一歩なにかが足りない? 続編も決まったということで、どうなるのか楽しみです。
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